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魔王の嫁は勇者様  作者: GN-Va
二章 日常と目族と
38/48

魔王、三つ目族の居住区を案内される

今回は短いです。

我が一つ目族の居住区を案内されてから一日たった。

そして我は今、レヴィに三つ目族の居住区を案内されていた。


「……こちらがこの三つ目族の集う場所です。」

「ふむ、見た目的に酒場といったところか?」

「はい、そういったところです。」

「そうか」


我が最初に案内された場所、それはこの三つ目族の集う場所だった。

この場所ではいろいろな情報やその者が体験したことを語ったりする場であった。

また、我が言ったように酒場としての機能もあるらしく食事をすることも可能だそうだ。


「ここのちょっとした料理がおいしいんですよ」

「ふむ、では少し入ってみるか」

「はい、分かりました」


レヴィはそう言って、その建物の中へと入って行った。

我はその後に続くように入って行った。


□□□


その建物の中は、見た目よりもでかく、我が見るに人が何人もいた。


「ほぉ……見た目とは違って中々広いな」

「はい、我ら三つ目族のある意味での憩いの場ですからね」

「そうか……さて、入ったのだ、そのちょっとした料理とやらを頼むとしようか」

「はい、ではあちらの席です。」

「ふむ?」


レヴィが示した席は、一人とて誰も寄り付いていない席を指していた。


「誰もいぬな」

「はい、あの席はこういった時用の席になりますので」

「なるほどな」


レヴィはそういい、我をその席へと案内した。

それから、レヴィはカウンターに行き、いろいろと注文していた。

我は、その光景を見ながら酒場をゆっくりと見回した。


「……ふむ、本当にいろいろとやっているな」


そして、我が周りを見回しながら待っていると、レヴィが戻ってきていた。


「魔王様、もう少し待ってくださいね」

「あぁ、それで……こういう席に座ったと言うことは何かあるのか?」

「……はい、実は」

「そこからは私が話そうか……」


レヴィの言葉をさえぎるように隣から、一人の三つ目族が現れた。


「……お前は?」

「私は、イェロ……しがない情報屋だ。」

「そうか……それで、我に何かあるのか?」

「……はい」


イェロはそう言って、一枚の紙を取り出した。


「……これは?」

「魔王様へと渡されたものです。」

「ふむ……なるほどな……」


イェロから渡された紙を確認しそれを服のポケットへ戻した。


「では、私はこれで……」


その紙を渡し終えたイェロはこの場から離れていった。

それから、我はその紙に書かれていたことに関して考えていた。


「……なるほどな」


そして、我が紙のことを考えていると、レヴィが頼んでいた料理がやってきていた。

そのため、一旦紙のことを端に置き、料理に集中することにした。


「……ほう、中々いい感じだな。」

「はい、こちらが私が言っていた料理です。」

「では、頂くとするか」


そして、我はその料理を食べた。

それは、確かにレヴィが言うようにおいしいものであった。


「ふむ、確かにいい感じの味だ……」


我はその料理を全て味わいながら食べ終わり、その場所から出て行った。


□□□


「それでは、他の場所も……」


レヴィがそう言おうとした瞬間にある音が聞こえた。

それも……族長が住む場所がある方向からだった。


「あ……あれは!?」

「……始まったのか。いや、始めてしまったのか」


我はイェロから渡された紙を見ながらその音をするほうへと我達は歩いていった。


□□□


「……う、嘘」

「……やはりか」


我達の前には本来あるはずだった建物が消えていた。

そう、族長の屋敷と屋敷を繋げる間の屋敷が消えていた。


「……さて、どう動く」


我は、その消えた屋敷を見ながら次にどうするかを考えていた。


少し強引ですがイベント発生させました。

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