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※虹

 アン・フォールに存在する、人に仇なすモノの温床。

 その中に潜む怪物だけでなく、濃度によっては人の体を汚染し、死に至らしめる危険性を持っている。

 しかし虹の毒を体内に含みながら生き残ることのできるヒトはいる。そうなったヒトは「虹孕み」と呼ばれ、虹の毒に対する高い耐性を持つようになる。だが同時に虹に生きる怪物と虹そのものを招き寄せる性質を得てしまう。

 この虹を何が何のために生みだしたのかはまるでわかってはいない。

 分かっているのは、虹を切り開くことで新たなる航路が生まれ、中にある旧文明の遺産を手に入れられる、ということである。


※虹の怪物

 あらゆる生物を汚染する虹の中で生まれ育つ異形の怪物たち。

 彼らは人類とその被造物を破壊することを本能レベルで行う人類の敵である。

 この怪物たちは眼球の数によっておおよその戦闘力レベルを図ることができる。

 二ツ目、三ツ目程度であれば大きな脅威とはならない。

 問題となるのは四ツ目以上の怪物である。ここからは脅威としてのレベルが大きく上がる。

 三ツ目級の怪物ですら、小型艇一機ではよほどの熟練者でもなければ対処することができず、大型の飛空艇すら破壊するほどの戦闘力を持つ。

 現在確認されている最大の脅威は七ツ目の「オーリス」と呼ばれる怪物である。これは強力な洗脳能力を有するだけでなく、単体で一国の防衛戦力を蹴散らし力づくで滅亡に追い込んだという記録が残っている。


※神

 アン・フォールで「神」という言葉が指し示すのは、例外なく異界から干渉する侵略者である。

 強大な虹の怪物を眷族として従え、アン・フォールの侵略の尖兵として人類へ差し向けている。

 その数は一柱だけではないが、詳細な数は不明である。

 アン・フォールに生きる人類にとっては、倒すべき敵である。

 以下に代表的な神を一柱紹介する。


・ゼウオ=バヅゥラム

 最も精力的に活動する神。単に神といえばこのゼウオ=バヅゥラムを指すこともある。

 配下の所持する偶像などでは黒い歪な人型で現される。

 顔を大きく縦に裂く口と、その左右に多数の眼球が寄り集まった目。そしてねじれた二本の角を備えた頭。太く節くれだった腕の重みに任せたような前のめりの姿勢。丸まった背中は甲虫の前羽のように開き、その下は荒れ狂った波のように渦巻いている。

 アン・フォールへの完全な顕現をその無数の目で狙っている。

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