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神の箱庭  作者: ユージン
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精霊王

 その日、昼前の住処の真上に太陽が来るころに起きると太陽目指して飛び出した。近づけばわかる、昨日調べた空のぎりぎりの軌跡に光の球体が浮かび移動しているのが見えた。


(俺より小さく感じるな、実際上空から照らしているだけだしこの大きさでも十分か、それなりに暑いが、太陽に近づきすぎて天罰が下るようなことはなさそうだな、もう少し近づいてみるか)


 そのとき光のほうから話しかけてきた。


「何か用ですか、竜王よ」


「Guuu-(お前は誰だ)」(って話せねー、如何しようか)


『念話を使って話せばいいでしょう、竜王よ神と話すときに使ったこと方法です。』


(神と話したとき?あの時は魂だけだったしな~。念話ね~、ん?使えそうなきがする、相手も念話が使えることが前提だが)


『お前は誰だ、それに竜王とは何だ』


『私は精霊王です、神が創り世界に送り出した三王、精霊王、魔王、竜王のうちの一人です。あなたはドラゴンを生み出し世界に強者として存在することが義務付けられたドラゴンの王、すなわち竜王です。』


『なるほど、あなたが精霊王か、竜王についてもわかった、何の用かだったな、この箱庭の世界の太陽がどんなものか気になって確かめにきた。いずれ精霊王と魔王には会いに行って話しをしようと思っていたところだここであえてよかったよ。』


『魔王の居場所はわかりますか?西の地割れから行ける地底に国と魔物を創っているはずです。そうそう、あなたが創った6体のドラゴン参考にさせてもらいました。手足として精霊を創ったのはいいのですが大した力を持たないため、数で補っていたのですが、あなたの眷属を参考に属性を与えて創ったらその属性のものしか干渉できないとはいえそこそこ使えるようになりました。』


『見ていたのか。まあ、かまわないが、精霊より先にドラゴンのほうが属性を持つとわな思っても見なかった。』


『ええ、世界を維持する上で生き物を不用意に傷つけないようここから世界を見通せる力が与えられていますから。地底でも、眷属の精霊の目を通して確かめられます。例えば、地上は人間の国が4つにエルフの里が1つ、ドワーフの里が1つ、3種族が一緒に住む国が1つ、これに、いまドラゴンの住む中央山脈と、魔王の地底国が加えられていく予定ですね。』


 その後、世界についてや、精霊の役割、ドラゴンの役割、そしてこれからの予定などを話あった。ともに空を移動しながらであり、日が沈む時間が近くなった。


『いろいろ話はためになった。世界がまわっていないこの世界なら、あんたが太陽から月に変身して西から東に移動していることも納得がいくな、そうか太陽は東から、月は西から昇るのか。・・・そうだ、お礼に精霊の役に立つ精霊王の配下のドラゴンを創ろうか、属性は全属性でまあ各属性ほど特化してないが十分だろう、自由に動けないあんたの使いにしてくれ。』


『悪いですね。ありがたくいただきます。時々そちらにやって繁殖はさせますね。』


『気にしないでくれ、後で無属性と魔属性のドラゴンも創るつもりだからついでさ、今日は住みかに帰って早速創るよ。魔王に会うのは明日以降だな、創った魔竜に先触れをさせるかな。じゃあな。』


 飛んで帰って3体のドラゴンを創った。全属性を雄、魔と無属性を雌にした。今日得た情報を整理しながら今日のところは眠りについた。


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