第9話『出発』
うぇーい久しぶりに書いたぜぇ
寝れねぇ
寝れる訳がねぇ
なんか良くわからんがドキドキしてる
そりゃ記憶が無くて女との関わりが記憶されてないからな
結果寝れないで朝を迎えてしまった
グラング「ねみぃ…」
バレねぇように逃げねぇとな
グラング「ソーっと」
アイリ「んぇ?」
なっ!!!気配は完全に殺していたのに
アイリ「ふぇ?」
目があっちまった
グラング「よっ…よう」
アイリ「ふぁ!ななな」
アイリ「あたしを襲う気で匿っていた訳!」
グラング「ちょっ‥誤解だ!」
アイリ手には投てき用のナイフが握られていた
この後起こることは一瞬で予想がついた
瞬きをした瞬間慣れていないであろうナイフの投てきが俺を襲った
グラング「ぶねっ!」
「アイリ落ち着け!」
アイリ「落ち着け?!襲われそうなのに?!」
寝起きでも暗殺者を返り討ちにする程度余裕なのに
グラング「頼む信じてくれ!体目的で匿った訳じゃねぇんだよ!」
アイリ「本当に?」
グラング「本当だ」
まさか17の女子に殺されかけるとは思わなかった
なんとか説得してアイリの誤解はとけた
まるで眠れていないし死にかけたが出発の時間だ
グラング「んじゃ街の外に行くぞ」
アイリ「……」
さっきからアイリずっと喋んねぇな
それより何より眠いな
「グラング様こちらです」
馬車を手配しといて正解だった
移動中寝れるし
グラング「馬車の走らせんのは頼むぜ」
「承知です」
グラング「アイリぃ俺は悪くないからな俺はベッド貸したからな」
馬車に乗り込んだ俺はアイリにそんなことを言って頭を下げていた
アイリ「え!ちょっ、頭上げて!」
下げた頭が上げられねぇ
アイリ「ん〜!もう!撫でるよ!」
は?
グラング「なんつー脅しだよ!」
わけわからないなこいつ
アイリ「言ったからね!」
あっ、俺頭上げ忘れてた
アイリ「喰らえ!撫で撫で〜」
なんか懐かしいけどそれより恥ずかしい!
グラング「ふぁ!なん!な、え、おまえ」
ダメだ思考がぐちゃぐちゃだ
グラング「お…!俺は寝るからな!」
フードを被り俺は眠りについた
馬車に揺られて気持ち良く眠れた
で
嫌な予感がする
頭に枕的な物が当たっているんだが
アイリ「あっ、起きた?」
アイリの顔が視界いっぱいに映っていた
あと起きた?じゃねぇ
グラング「お前な!撫でられるのも無理なのに膝枕って精神的に俺を殺す気か!?」
俺は一瞬で体を起こす
アイリ「いや、一応言っておくけどグラングから倒れて来たんだよ」
なんか俺がやべぇ奴みたいじゃねぇかよ
グラング「いやあの、な、無意識、だからな」
俺は今日何回弁解するんだ
アイリ「わかってるから怒んないんだよ」
グラング「あ、別に嫌われたくない訳じゃねぇからな」
何言ってんだ俺は
こんな言い訳だらけのスタートで旅がはじまった
またストップするかもだけどみてくれると嬉しいです