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エピローグ

 五月一日、空港でルイスとジャンヌは二人だけで直人達の到着を待つ。待ち合わせの時間五分前、まだ誰の姿も見えない。ルイスは残念そうに表情を曇らせた。


「やはり・・・・誰も来ませんね、無理もない、何せ敵の数はこちらの三倍、わざわざ死にに行くようなものです」


 それに対しジャンヌはルイスを見据え、力強い声で応える。


「安心しろ、神の加護がある私に敗北はない、例え一人になろうと私は最後まで戦う覚悟だ、しかし、たかだか三倍程度の敵に背を向けるとは武士もたいしたことは無いな」

「たいしたことが無くて悪かったな・・・・・」


 背後から聞こえる声、二人が振り返るとそこには直人と誾千代、晶と義経、半蔵と飛鶴、忍と幸村、水樹と政宗の十人の姿があった。


「みなさん、きてくれたんですね」

うれしそうに駆け寄るルイスに直人が言う。

「約束を破るほど俺は白状じゃないよ」


 それに続き義経が。


「悪質なスレイヴをまとめ倒すいい機会ですしね」


 それに政宗が続く。


「パルラケルスという錬金術師が俺に部下になれと言ってきた。奴は俺の手で殺さないと気がすまないからな」


 最後に水樹が言う。


「安心して直人君、現代人(ロード)は殺さないって約束してくれたから」

みんなの言葉を聞くとルイスは直人の手を握り、頭を下げる。

「みなさん・・・・・心から感謝いたします」


 そう言ってルイスは涙を流した。

 するとジャンヌが気付いたように言う。


「しかし良く半蔵のロードにOKさせたな」


 当然の疑問に直人が応える。


「ああ、実は・・・・」




 政宗との戦いから数日が経った頃、直人はなんとか飛鶴を見つけ、半蔵と一緒に事情を話し、誾千代の身体能力を見せることでなんとか信じさせたが飛鶴はそんな面倒事に関わりたくないとあっさり断ったうえに忍者の半蔵に向かって顔も見せないような奴は嫌いだと言い、それに対し忍者のはずの半蔵はあっさりと覆面を脱ぎ去り素顔を見せ、それで全ては決まった。


 美形だった。半蔵はそれこそテレビのアイドルもしのぐほどの美形で白い歯とさわやかな笑顔が特徴の超美青年だったのだ。その途端、飛鶴は。


「トリプルAキター、ああもうあんたの主になれるならイギリスでもどこでもいくから早くその腕輪よこしなさい、つけてあげるから!!」


 と叫びあっさりと参加者(ロード)になった。

 ちなみに飛鶴の評価では直人の顔はBプラスらしい。




「っていうわけだ」


 その言葉にジャンヌは顔を引きつらせ


「そんな理由で来るとは、それも大和魂か?本当に日本人は理解できん」

と言い、直人が飛鶴は特別だと訂正する。

「それでは飛行機までご案内いたします」


 そう言ってルイスが皆を先導すると直人は誾千代達に言う。


「みんな、絶対に勝つぞ!」


 それに誾千代達は力強く応え、十人の武士達は騎士達の待つイギリスへと向かう。




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 人気があったら本格投稿したいです。



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