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第7話: タツマキ村でいざ!スライム狩り!!

 タツマキ村に着いた。外に人はほとんど見かけなかった。おそらくスライムが大量発生しているからだろう。ウェルムからそこまで遠くないのでモンスターと戦闘にはならずに着くことが出来た。

 スライムらしき生物が村よりもうちょっと進んだところに見える。おそらくあれがスライムだろう。緊張する。でも、ビビってばかりじゃ死んでも死にきれねぇよな。そう思ってても体は素直なものでほとんど動かない。どうしようもないのは分かってる。だけどやる時やらねぇで何のために生きてんだよ。俺!!!!!!!!


 「行くぞぉぉぉぉぉぉぉおらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 勢いに任せて体を思いのままに動かしスライムの方へ向かっていく。そして、スライム達に向かい手を向け叫ぶ。


 「天に捧げし我の願い、今少しばかり炎を恵みたまえ。ショートフレイム!!!」

 そう、料理をする過程で父に教えて貰った唯一の攻撃魔法、ショートフレイム。この技があればスライムなら倒せるかもしれない・・・!!

 なにっ!?全く効いていないだと!?でもよく考えればスライムはほぼ水のようなもの。火が効かないのは当然か・・・クソっ、結局剣で倒せってか。どっかの主人公みたいに剣をブンブン振り回せるほど体は軽くないし、剣技なんて1つも知らない。どうすりゃいいんだよ!?


 「えぇぃやぁぁ!!!ドプッ!!!!」


 「プシューーーーーーーーー」

 思いっきり力に任せてスライムを刺すと、なんと想像以上にスライムは弱く、倒すことが出来た。なんかさっきまでめちゃくちゃビビってたのが馬鹿らしくなってきたわ。トホホ・・・

 10体くらい倒した時、何かが見えた。これは・・・なんだ?レベルアップ2?もしかしてこれ、レベルアップしたらステータスが見えるのか!?これは面白い。なんとこの世界はゲームのようなシステムだったのだ。

 さらに、スライムを引き続き倒そうと思ってステータスバーをoffにすると、今度はスライムのステータスバーが見えるようになっていた。

 まさか、これって一定数倒した種族のステータスバーが見えるのか!?しかも倒した数が表示されてる・・・!!どんどん楽しくなってきたじゃねぇか・・・!!

 俺は体力が尽きるまでスライムを狩り続け、ウェルムへ戻り、宿屋で泊まった。その時狩ったスライムは、500匹どころか気づけば700匹狩っていた。レベルは4。これだけ狩って4は精神的にくるものがあった。

 そして朝だ。ウェルムの朝は早い。人がとても多く、皆がいろんな時間に活動している。

 俺は冒険者ギルドに行き、受付のお姉さんのところへ向かった。


 「あっ!ルーさんじゃないですか!!もう500匹倒したんですか?」


 「あ・・・はい。楽しくて700匹倒しちゃいました」

 ちょっと苦笑いをしながら俺は言った。


 「すごいですね!!初心者さんは3日ほどかかるのにまさか1日でクエスト達成だなんて!」

 照れながら俺は笑った。


 「クエスト達成の証明はステータスバー反転で行えます!ステータスバーの上の反と描かれたマークに触れてください!」

 お姉さんの指示通りすると、相手にステータスバーが見えるようになった。


 「本当に700匹も倒したんですね!才能があるかもしれませんね!これが報酬の800Gですどうぞ!」

 トホホ・・・これだけ働いてたったの800円・・・前世の10倍辛くて泣けるよ・・・


 「それじゃあまたのお越しをお待ちしております!」

 それから俺は1週間、初心者用クエストをこなしまくった。おかげでレベルが8になり、

攻撃魔法【ウィンドカッター】

強化魔法【ビルドアップ】の習得を成功した。

 そして今度は一般的なクエストを受けられるようになったのだった。






名前: ルー・グランディス レベル: 8

所持魔法

【ウォータースプラッシュ】 

【オーダー・ファーティライズ】

【ショートフレイム】

【ウィンドカッター】

【ビルドアップ】



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