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第3話: 畑仕事と魔法という概念!!

 異世界転生してしまったという事実を呑み込む事は案外すぐ出来た。何故なら俺は、バイトが終わればゲームをやるかアニメを観るかくらいしかやってこなかったので異世界転生モノのアニメについては詳しい。

 とりあえず今は何もわからないので、話しかけてきたおっさんの後ろについていく事にした。


 「よし、始めるぞ~」


 ついていくこと約20分、たどり着いたのはなんと畑だった。異世界転生したのに行く場所が地味で正直がっかりしている。


 「俺は水をやるから、ルーは肥料をやってくれ」


 「え?どこにも肥料らしき物は見当たらないが?」


 「ハハッ、今日お前、起きてからずっとおかしいな。どうした?悪魔にでも取り憑かれたか?」


 そう言うとおっさんは何かブツブツと唱えだした。これ、もしかして魔法詠唱か!?耳をすませるとハッキリと聴こえた。


 「天に捧げし我の願い、今少しばかり水を恵みたまえ。ウォータースプラッシュ!!」


 男が唱えると手から少量の水が飛び出てきた。どうやらこれを何回も繰り返して畑の作物全体に水をかけるらしい。

 魔法があるのは分かったけど、かなり非効率だな・・・これじゃあホースで水をかけた方が速いじゃないか。こういうところで現代の知識を使えば無双できたのにな・・・俺は前世で何もしてこなかったから技術やノウハウが皆無だ。


 「おいおいルー、早く仕事しないと本当に夜ご飯抜きだぞ~」


 「本当に肥料の魔法の唱え方が分からないんだ。頼むので教えてください」


 「お前、冗談抜きで大丈夫か?まぁいいや、俺が唱えるからそれを真似してみろ」


 「地に捧げし我の願い、今少しばかり肥料を恵みたまえ。オーダー・ファーティライズ!」


 俺はおっさんの真似をしてみると、なんとおっさんのように手から少量の肥料が出てきた。これは面白い。帰ったらいろいろ他の魔法について聞いてみよう。

 そして、すっかり夕方になった。畑仕事が無事終わり、俺は再びおっさんの後ろについていき家に帰った。


 「今日はお前が変だったから疲れたよ。」


 そう言うとおっさんは夜ご飯?のパンを食べ、コーンスープを飲んでそのまま眠りについてしまった。

 まぁ仕方ない。と俺も疲れて自分のベッドらしきところで眠りについた。

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