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クロスアドラー  作者: 霧川雄二
前段
4/11

情報収集1

少し長めにできました。

素人なので、ボチボチ投稿していこうと思います。

転移魔法でシェノスは、玉座の丁度裏にある部屋に来ていた。そこに光るSFでよく見るようなホログラムを写す丸い球体があった。これこそが、世界級アイテム[シーカーコネクター]である。1日に2回のみある1つの事柄について質問を書き、送信するとその質問に答えてくれるものだ。ただし能力指数は2である。

つまりこれ以上の指数を持つアイテムを装備している者の事について質問した場合や、第五位相の創世級の物で何らかの対策をした場合は、[error]と表示される。[世界級アイテム自体が第四位相級であるため]


(さて全く未知の世界であるから、まずはこのアイテムを強化して使うべきだよなぁ)

シェノスの種族である[混沌の支配者(グランドカオス)]は、魔神の権能と女神の欠片を全て入手した上で超特殊ボスである魔神グレイラスと女神セリスカを単独で倒し、手に入る魔神の証と女神の証を内部装備枠を潰して固有スキル扱いにして始めて転生できる超レアな種族である。

(いやーあー、魔神の権能を10個全て手に入れるために5年間もPKし続けてよかったわ。その後のも女神の欠片全て手に入れるために 3年もPKし続けたもんなぁ。マジであれはつらかったわー。そのせいで片手剣の第1回チャンピオン戦に参加し損ねたもんなぁ〜)

 

 そしてグランドカオスの3つある超弩級スキルの1つである混沌の聖杯(カオスグレイル)は、あるアイテムの能力の位相レベルを最高位のGMIDが持つものと同レベルの高位権限である第六位相まで上げる事である。強化状態の[シーカーコネクター]を使えばこの異世界に未知の能力が無い限りは正しい情報が知ることが出来る。シェノスは早速情報捜査を開始した。

「これから質問をする。

 一つはこの世界に居る存在の中で最もレベルの高い

者のレベルはいくつだ?

 二つ目は、この世界の強さの常識について教えよ!」


(まぁー、最初は当然のもとして、2つ目はダメ元でしてみたが、結果はっと。)

 事実このアイテムはゲーム内では曖昧な質問はゲーム内のアイテムのバランス上無効になっていた。しかし、この質問をした理由は、無効となれば、アイテムにかかるこの世界の法則にそれ程ゲーム内とは違わないというものであり、仮に答えたらゲーム内とは大きく変わっているという証明になるからである。

 

  …告質問を受諾、…これより解答シークエンスへ移行

  第1の質問への解答:レベル380

第2の質問への解答は長くなる為下記にまとめました。

  まず、この世界での能力への認識は

   

    第1位相は一般人〜英雄級

    第2位相は英雄級〜使徒級

    第3位相は神の領域

    第4位相以上は存在しないとされている。

   英雄は平均レベル50

使徒の平均レベル70

神はレベル150以上

       となっており、

   魔法への認識

   一般人は最大で第3位階まれに第4位階

   英雄級は大体第5位階で高くて第6位階

   使徒級は第8位階である。

   第11位階までは存在するという認識である。

                  etc…

(まさか、2つ目に答えるとは思わなかった。しかし、この世界では俺たちはチートレベルだな。まぁいいアイテムの法則もこれで、変化していると分かった以上個体としても最大で380レベルしかなかったとはいえ強力なアイテムを所持しているかもしれないし、もし相手がGMプレイヤーだとしたら第5位相である超理魔法(システムマジック)を使えるかもしれない。クロスアドラーのシステム上NPCは通常第3位相までしか使えないし、全盛期の時にユニオンメンバーの能力をフル活用しても第4位相が限界だったからな。まずは情報を慎重に集めるのが先だな。)

 ちなみにシェノスのレベルは540でありビルドも対人戦や集団殲滅そして持久型防衛戦にトップクラスのアイテムの作成に欠かせない叡智の錬金術師(ザ・ワイズ)などに至るまでバランス型最強ビルドと超ガチビルドにしているため、ゲーム内ではほぼ負けなしだった。つまりただの戦いや、ギルド戦争や、世界対戦クラスであれば、負ける事はあり得ない。しかし、未知の状態が続けば、人生の半分以上を費やした思い出のあるユニオンへの甚大な損失に繋がるため情報を集める必要があった。

 「転移(テレポーテーション)アンサー、調べた事をこの紙にコピーした。この内容を全ての私の僕達に伝えてね。キノエルへは私が直接隠蔽工作の時に伝えるから不要だ。」

 「かしこまりました。ではその紙を模写させて、第3階級以上の者たちに渡すのはどうでしょう?」

 「了解した。ここにスペアがあるのでこれを渡しておこうかな。」

 「ではお預かりします。それとキノエルはもう外に出ていると思います。」

 「ならば私も今から隠蔽工作の為外へ出よう。世界間転移(ワールドテレポート)

  

 その頃キノエルはアングート天空界外にあるリングの上に立っていた。(アングート天空界は外から見ると土星の形をしている)

 「さて、シェノス様の神命に従い始めるとしましょう。スキル母なる偉大な大地(マーザークリエイト)

発動!世界魔法(ワールドマジック)創世の(イノベー)と」

 「ちょっと待て!」

 「シェノス様!」

 そして発動しようとした魔法は即座にキャンセルされる。

 「私が行おう。私の場合は発動のコストが少なくて済む。」

 「そんなっ!しかしMPは少なからず消費します。シェノス様の貴重なMPを使うべきでは!」

 「よい、私がやる。それに私が行えば、他の世界魔法(ワールドマジック)では余程の事がない限り壊されないはずでしょ。」

 そう言われれば何も言えなくなってしまう。しかし、キノエル本人は少しでもシェノスの役に立ちたいわけであてって…

 「ならば、改変後の雲の一方向への透明化機能と出来た土地の調整を任せる事とする。」

 「ありがとうございます!」

 

 そして、シェノスは魔法陣を展開する。

 「さて、世界魔法(ワールドマジック)創世の改変(イノベートリムーブ)

 すると、周囲に広がっていた雲がだんだん固まっていき均一に厚みを帯びる。

 「さて、これで基礎は終わった。後は任せるぞ。」

 「かしこまりました。シェノス様!」

 

 そしてシェノスは転移で城に戻っていった。

 

   


   


更新は不定期です。

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