ぼっち部の部活内容
「てことで!ぼっち部の活動を言います!」
「わー」
橘さんが小さい声で言いながら拍手をしていたから俺もそれにならって拍手をした。
ぼっちと言うのは人に迷惑をかけたくないから人に合わせるのである。自分が目立たないように……。しかし現実はそういかないのである。
これは俺が中学生の時の話だ。人に迷惑をかけたくないと思っていた俺は「みんながしたい物」に合わせていた。例えば野球をした人は手を挙げてという質問に対し、半分より多かったら手を挙げて半分より少なかったら手を挙げないと言うふうにしていた。しかしその中にあげてる人がいつも同じ女の子がいたようだ。そのため
「ねぇねぇ、キョド君っていつもさえちゃんと同じタイミングで手を挙げてるよ!!好きなんじゃないの?」
「えぇー!!やだよキョド君。だってキョドり方キモイもん」
好きと一言も言ってもないのに勝手に好き扱いされさらに振られた。本当に好きだったら死んでたぜほんと。泣きそうだったけどな。
気をつけてね……ほんと。
また辛い過去を思い出してしまった。
俺はこんな過去もあったな……と遠い目をしていたら古里先輩が
「こら!久保くん!ぼーっとしないの!ちゃんと聞いてたの?」
めっ!とチョークで俺を指しながら言った。いつもは怒られたら目を逸らすのだが古里先輩は怒ってる姿も可愛いから見つめてしまった。
「すみません。聞いてませんでした」
「反省したのならよし!ん?どうしたの?そんなにこっちみて……もしかして私の顔に何かついてる?」
「い、いいえ!何もついてませんよ!!」
見惚れてたなんて言えないよな……。
俺はまたキョドってしまった。
「そっか。じゃあもっかい言うね!ぼっち部の活動場所はここで、これをやる!っていうことは特に……ありません!!」
「え?無いんですか!?」
それは部活なのだろうか……。
「まぁ、ぼっち部には毎日やる行事はあるんだけど!!」
「そ、それは……」
ゴクリと息を飲み緊張が走る。ぼっち部にやらないといけないこととは……
「それは!!」
「そ、それは……」
「おかしを食べることぉーいぇーい」
布団で寝ていた夢先輩が急に起きて目を輝かせながら言った。
「ちょっと!夢ちゃん!!私の決めゼリフ!!なんでとったの!!」
「ふふふ、まり先輩。早いもの勝ちだよ」
夢先輩が勝ち誇った顔で言ってた。めちゃくちゃ可愛いな。
「んーもう!可愛いから許す!よしよしよし!」
「せんぱい……やめて」
「お菓子沢山上げるから!ね?今回は新入部員来たからパーティしちゃうよ!!」
「ほんと?ならいいよ。パーティしよしよ。わーい」
心の底から嬉しそうに夢先輩が嬉しそうにしていた。俺も橘さんも嬉しくなった。
どうもです!!
今回のぼっちエピソードは!この人です!
ぼっち党のこじーさん←また戻ってきた
課題研究と言ってグループで行動するのがあるんですが、そのグループの先生が
「今日することない人ー」
と聞いてきたのではいと手を挙げたら
「じゃあ始めるぞー」
と言い、私は仕事を振られず、やること無くただただ2時間。メンバーの人達の所をうろちょろしてました。その時に着いた名前が「お荷物」でした
あれは本当にキツかった……。
てことで、次回お会いしましょう!