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期待と現実

「え、人と話す時緊張するの?俺なんかむしろ話しかけに行くけどね!」


とかなんとか言ってる陽キャはクラスに一人位は居ただろう。俺の所もいた。しかし、人にはそれぞれ考え方や感じた方が違う。例えば何時もは勉強出来るのに、いざ本場になったら緊張して出来なくなる人。ネットでは話せるけど、いざリアルでとなると話せなくなる人。人それぞれだ。資格の勉強でも何時もは出来るのに、本場になって失敗した奴がいるとする。そしたら、合格した奴らはここぞとばかりに馬鹿にするのだ。


「え、あんな事も出来ないの?」


「え、意外。○○君なら出来ると思ったのに」


勝手に期待して、勝手に人の評価を下げるのだ。そして最終的にはそれを引きずって何度も馬鹿にし続ける。自分は出来た。あいつは出来なかった。たったそれだけで人を馬鹿にし続ける。ほんとに不愉快である。

話を戻そう。ぼっちな俺は人と話す時緊張する。しかし、ぼっちが話しかけないからって話しかけて欲しくないわけじゃない。むしろ話しかけて欲しい。だから俺は今こうやって教室で誰か話しかけてくれないか待っている。


「おーい、探したよ〜もう!」


俺はその声がする方をばっ!っと見ると、女の子がこちらに手を振っていた。え、まじで!?遂に俺にもモテ期が!そう思い俺も手を振り返すと、その人はこちらに向かって歩いてきた。あれ?これ抱きついてきて一気に付き合ってください的な!?と思っていたら、俺の横を普通に過ぎ去り、俺の後ろにいた女子の所まで行った。

俺は恥ずかしくなり手を直ぐに引っ込めて、何事も無かったように過ごした。周りを見るが誰一人俺を見ていなかった。もし見られていたら周りから


「え、お前もしかして自分に手を振られたと思ってたの!?自意識過剰おつ〜」


「まじ引くわー」


って言われて、俺の心はズタボロになり、一人ぼっちに違いない。あ、元からぼっちでした。自分で自分でノリツッコミ出来るのがぼっちの楽しみ方である。俺は誰に説明しているんだ。


「ぼっちで良かった……」


俺はぼそっと誰にも聞こえないように言った。この時ぼっちに感謝した。


「今の久保君可愛い……」


実は教室で俺を橘さんが見ていた事を教室で橘さん以外誰も知らない。

今回はぼっちあるある的な感じで書きました!

話しかけてくれたと思ったら違ったとか恥ずかしいですよね。私もありました(遠い目)

次回も楽しんで頂けたら嬉しいです!

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