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可哀想な女の子

ゴールデンウィーク明けの教室は、久しぶりに会った人もいるのか、ざわざわとしていた。


「私ぼっちだからさぁ、友達いないから遊ぶ人いなかったんだよねぇ。私、可哀想じゃない?」


クラスの女子の1人がクラスの男に悲しそうな顔をしながら言っていた。俺はこうやって


「私ぼっちなんです〜。だから、可哀想だよね?ね?私を心配して〜」


という感じで、自分可哀想アピールするやつが俺は嫌いだ。

何?なんなの?ぼっちになってるのはお前が原因なんじゃねぇか。

それをさも、私は悪くないですよアピール。そして、女じゃなくて男の方に言って、周りの女子が酷いの〜アピールがもうウザイ。

ぼっちと言うのは、自分で気付いているのだ。可哀想なんかじゃない。自分のせい、もしくは諦めているのだ。俺だって最初に期待はもちろんあった。でも、それを人のせいにしようとは思わない。あの女子は人と喋れない訳じゃないから、人の悪口とか言ってたんだろ。そんなの自業自得としか言えない。俺なんか虐められてる人を助けただけで虐められてぼっちになったんだぞ。

そう考えたら俺やばくね?自分の凄さに改めて感じたわ。感じた所で何も無いけど。


俺は溜息を付きながらその光景を見ていた。気にかける男も男だ。なんなの?女の子なら誰にでも助けるの?それがかっこいいと思ってるの?異性だからなの?じゃあ、俺が女の子の所に行って、


「俺、ぼっちなんだよね〜。可哀想じゃない?」


とか言ってみろ。ただの頭おかしいやつじゃないか。元からって?うるせぇよ。


「ああいうのってなんか見てるこっちも嫌だよね」


橘さんが俺の席の横に来て、ぼそっと話してくれた。


「う、うん。そうだね。俺も見てて気持ちいいものじゃないし」


「あ、そうなんだ!初めて気があったかもね!」


橘さんはふふっと俺の方を見て笑った。やばい。今の可愛さでイライラ全部飛んだ。


結論、女の子は笑うと可愛い。他のことなんてどうでもいいや。だけど自分可哀想アピールするお前。お前だけは許さない。

今回はほんとにいた人の話です!!

どうだったでしょうか。こんな人。私は……無理でしたwイライラが止まりませんw

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