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ぼっちの思考

「お、おはよう久保君」


橘さんが何故か俺の部屋の前に来ていた。


「なんで橘さんがここにいるの?」


俺はめちゃくちゃびっくりして布団から飛び上がった。だって女の子だよ?なんで俺の家に上がってるの?


俺は小学校の時から女の子が上がってくると言えば妹の千佳の友達くらいだった。俺はその子達からは


「千佳のお兄ちゃんってなんかあれだよね。友達いなさそうだよねー」


って言われてたらしい。おい、なんでそんなの見て分かるの?エスパー?俺千佳の友達と話したことないよね?千佳に聞くと


「女の子ってそういう所鋭いからお兄ちゃんも気をつけた方がいいよー。あ、お兄ちゃんに構ってくれる女子が私しかいなかったね。ごめん。気をつけなくてもいいや、お兄ちゃんはそのままでいいんだよ……」


と哀れみの目を俺に向けながら言っていた。いくらなんでもお兄ちゃんにそれはあんまりじゃないですかね?え?事実じゃんって?それを言われたらぐぅのねも出ないな。まぁ、そんな俺の悲しい情報はさて置き、こんな俺だから目の前に橘さんがいるのは夢じゃないかと思うのは当たり前なのではないだろうか。この先の展開気になるから夢だったとしてもまだ冷めないで!

そう心の中で叫んでいると橘さんが凄くキョドりながら言った。


「あ、いや、あのね?いやー私暇だから久保君が暇だったら暇潰ししようかなーって?ね?」


え、俺ってそんなコンビニ感覚なの?


「久保君って友達いないからいつでも暇でしょ?」


的な感じ?いや、暇だけどさ。きっぱり言われると悲しいよね。まだ言われてないけど。


「ま、まぁ暇だけど」


「だ、だよね!良かった!」


え、久保君って暇人なんだね。当たってて良かったー的な?もう俺泣きそうです。千佳がお兄ちゃん可哀想って言ってるし……。


「じゃあ久保君今から出掛けるから着替えて!」


「う、うん。……橘さん?」


「ん?何?」


「着替えるから部屋から出てくれない?」


「あ、そ、そうだったね!う、うん!今出るね?」


大丈夫なのだろうか……。そう心配せずにはいられなかった。

2週間ぶりの投稿です!

笑って頂けたなら幸いです!次回もよろしくお願いします(〃・д・) -д-))ペコリン

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