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古里先輩と昼休み

「久保君いる〜?」


昨日の夢先輩に引き続き、今日は昼休みに古里先輩が俺を訪ねてきた。なんだ、なんだ。最近俺の所に人が来るな……。


「いますよー。なんですか?古里先輩」


古里先輩が俺を訪ねた事を知り、クラスの人達が


「なんであいつが古里先輩と?」


「あの陰キャの久保と?」


とざわついている。おい、分からなくはないが陰キャって言うな。合ってるから余計腹立つんだよ。そんなざわつきを無視するかのように、古里先輩が俺に向かって誤解を招く事を言った。


「ねぇねぇ、今から私とどこか行かない?」


凄くいい笑顔で言った事により、クラスがさらにざわついた。


「ちょ、ちょ、古里先輩!」


「ん?なに?時間無かった?」


「いや、俺はいつも暇だから時間はあるんですけど……」


「じゃあなに!?私と出かけるのがそんな嫌だったの!?」


古里先輩が急に泣きそうな顔になって、クラスの人達の


「おい、久保のやつ古里先輩を泣かしたぞ」


「久保君最低」


ざわついた声を聞いて俺は慌てて古里先輩と一緒に廊下に出た。


「どうしたんですか?急に」


「えへへ、久保君と一緒にご飯でもどうかなーって!」


「ご飯ですか?それなら大丈夫ですよ」


「本当に!?わーい!」


さっきの泣きそうな顔は嘘みたいに子供みたいな笑顔になった。その後教室に行って、弁当を持ってクラスを出た。クラスからの視線は痛かったけどな。


「じゃ、いこ?」


古里先輩は俺の手を取って走った。


「また久保君と一緒にお昼ご飯食べれなかった……」


橘さんがぼそぼそ呟いたが、その声は誰にも聞こえなかった。


体育祭の時に古里先輩と一緒に食べた所に来た。


「ここは体育祭で一緒に食べた所ですね」


「あ、覚えててくれたんだ!」


古里先輩はそれを知った事でさらに上機嫌になった。座った古里先輩に俺はある質問をした。


「なんで古里先輩とか、夢先輩とか俺と昼休みどこか行こうって誘うんですか?」


「え?夢ちゃんが昨日久保君を誘ってたの?昨日教室行ったけどいないなと思ったらそういうことだったんだね」


「あれ?俺てっきり俺が可哀想で話しかけてくれてるのかなって部員で話し合って来たんだと思ってたんですが」


「えぇ!?そんな事しないよー。私はただ、久保君とお話しながら昼ご飯一緒に食べたいなと思って呼んだんだよ?」


古里先輩は少し恥ずかしそうにそう言った。俺はありがとうございます。と言って一緒に昼休みを古里先輩とすごした。

お久しぶりですっ。前回とまた時間が空いてしまいました(土下座)次回からはもう少し早く書けるように頑張ります。


次回もよろしくお願いします(〃・д・) -д-))ペコリン

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