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勘違い夢先輩

「ねぇ、久保君いる?」


「夢先輩じゃないですか。どうしたんですか?昼休みに」


夢先輩が教室にわざわざ来てくれた。なんの用だろう?


「ちょっと来て」


「え?ちょっと、夢先輩?」


夢先輩に手を引かれて屋上まで来た。


「ちょ、夢先輩どうしたん……」


「久保君!」


「は、はい!」


夢先輩かいつもの眠そうな目では無く、真面目な顔で俺の顔を見てきた。


「ひ、昼……」


「昼?えぇ、確かに昼ですね?お昼寝でもしたいから俺をタイマー替わりにしたいって事ですか?」


「そうじゃないけど……」


「そうじゃないんですか?あれ?夢先輩顔が真っ赤ですよ?熱でもあるんですか?」


俺はいつも妹にしてるように夢先輩の額におでこをくっ付けて温度を測った。


「にゃ、にゃ、にゃにをしてるの!?」


夢先輩がめちゃくちゃ顔を真っ赤にして俺から離れた。


「夢先輩おでこめちゃくちゃ熱いですよ!?熱でもでもあるんじゃ!?顔も真っ赤ですし!」


「誰のせいだと思ってるの!?」


誰のせい?熱あるのはどう考えも夢先輩の生活態度のせいだよな……。寝てばっかりだけどそのせいで熱が出たのかもしれない。


「夢先輩のせいですよ!」


「へ?私!?なんで!?なんで私のおでこくっ付けて来たの?」


なんでと言われても……。こんな俺に勉強教えてくれて、話しかけてくれて、部活の先輩でもあるし……。俺にとって大切な人の1人だし……。


「それは先輩が俺にとって大切だからですよ!」


「ふぇっ?た、大切?私が……。久保君そんなこと思っててくれてたんだ……ふふふ」


「夢先輩?あれ?夢せんぱーーーーい?聞こえてないや……。熱のせいで頭おかしくなったのかな?」


「久保君、一緒にお昼寝しない?」


「結局昼寝ですか?でも、夢先輩熱ありますよね?」


「熱?まぁ、うん。そうだね」


「やっぱり熱あるんですね!?保健室行った方がいいですって!!」


「大丈夫、大丈夫。その熱は君への気持ちの熱だから」


夢先輩がぼそぼそと言っててなんて言ってるのか聞こえなかった。でも、熱でキツそうな感じではなく、凄く嬉しそうな顔をしていた。

不意に俺はその嬉しそうな顔にドキッとしてしまった。

前回は橘さんの回!という事で今回は夢先輩の回を書きました!作者本人的には夢先輩先輩を推してるのでめちゃくちゃキュンキュンしてます←自分で

見てる方もキュンキュンして下さったら嬉しいです!

嬉しいです!!←大事な事なので2回言いました。


次回もよろしくお願いします(〃・д・) -д-))ペコリン

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