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友達になろう

俺は走って教室を出ていった橘さんが気になって俺は探しに行った。橘さんがどこに行ったのかも分からないが、とりあえず探さないとという気持ちがあった。俺は廊下に出て、探していたら歩いている古里先輩に会った。


「古里先輩、橘さん見てませんか?」


「あー。橘さんなら屋上にいたよ?」


「屋上か。ありがとうございます!」


そう言って俺は階段を登った。屋上には、橘さんが景色を見て立っていた。


「橘さん……こんな所にいたんだ」


「久保君!?なんでここに!?」


「さっき急に教室を出ていった事が気になったから……」


「あ、そう……だよね……」


「ごめん!俺が気に触ることでもいったからだよね……」


「ち、違うの!私が勝手に逃げたのが悪いんだよ!」


「じゃ、じゃあなんで逃げたの?」


俺はじゃあなんで逃げたのか気になったから聞いた。



「じゃ、じゃあなんで逃げたの?」


私はそう聞かれてなんて言うか戸惑った。逃げたのは好きって言う勇気が無かったから。言いたかったけど言えなかったから。これを言うと関係が変わるかもしれない。もっと仲良くなってからにしたい。そう思っている自分がいる。でも、古里先輩は教えてくれた。伝えたい気持ちが大事だって。言いたい気持ちをそのまま言えばいいって。

友達と言ってくれた。本人の前で友達と言いきるのはちょっと恥ずかしくて言いづらいことを古里先輩は言いたいという気持ちを実演してくれた。私なら「友達」という言葉を使うのが恥ずかしいのに。

そしてこの時、私は久保君が夏休み前に言っていた事を思い出した。


「俺は彼女が欲しいとか、そんなんじゃなくて、そこまで仲良くなる人がいないと思うんです。だから、欲しいとかじゃなくて、出来ない。が正しいですね」


これは私が久保君に好きな人がいるの?と聞いた時の反応だ。「欲しい」じゃなくて「出来ない」久保君はそう思ってる。私は久保君に言いたい。


「出来ないんじゃないよ。私がいるから。私が久保君の事を好きだから」


でも、そう思ってないのなら気付かせてあげたい。久保君はそんな自分を責めるほど酷い人じゃないと。私は久保君に助けられたのだと。そう気付かせるためには、ここで好きと言ってもきっと伝わらないだろう。だから、私はこの言葉を言うことにした。


「じゃあ、私が思った事を今ここで伝えるね?」


久保君は真面目な顔になって私の言葉を待っている。それに対して私は笑顔でこう言った。


「久保君、私と友達になってください!1から!」

どうもです!今回も真面目に書きました!

次回からはひねくれた久保君が見れます!!


次回もよろしくお願いします(〃・д・) -д-))ペコリン

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