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伝えたい気持ち

「またやっちゃった……」


私は久保君に好きだと伝えたようとして辞めて、屋上まで走って、今屋上で座ってる。私は勇気を出すと決めたのに、出せなかった。せっかく席が隣になって、一緒にご飯を食べようとしたのに出来なかった。


「私はダメダメだ……」


「何がダメダメなの?」


「あっ、いえ、なんでもな……古里先輩?なんでここにいるんですか?」


「橘さんが走っていくのを見て追いかけて来ちゃった!何かお悩みかな?」


「いえ、悩みと言うかなんと言うか」


これは自分で何とかしないといけないものだ。こればかりは先輩に聞いて迷惑かける訳にもいかないし……。


「私に任せなさい!だって私はぼっち部の部長だよ?部員が悩んでいるなら助けないと!ね?だから私に話してみて?」


「先輩って、相談する私が言うのもなんですが損する性格してますね」


まだあって数ヶ月しか経ってない私の為にわざわざ追いかけてきて、相談まで乗るなんて、古里先輩は損しかして無い。


「どういうこと!?むー」


古里先輩が不服そうに頬を膨らませた。可愛いなと思ってしまった。


「ところで、何を悩んでいるのかな?」


「ある人に、気持ちを伝えたくたいんですが大事な時に勇気が出なくて……どうにかしたいんですが……」


「だからさっきダメダメって言ってたんだね。でも、私は勇気が無いことは駄目なことだとは思わないよ」


「え?」


「気持ちを伝えたい。でも、言ったらいつもの日常が変わってしまいそう。と考えているから言う勇気が出ないと思うんだよ。誰だって今の状況のままがいいって思う人もいるし、これで変わってしまってもっと気まずくなったら嫌だと思う人もいる。だから、その勇気を無理に持つ必要は無いんだよ。けれど、その気持ちが橘さんにとって本当の気持ちで、どうしても伝えないといけないのなら伝えたらいいんじゃないかな?勇気がどうのこうのじゃなくて、言いたいという気持ちで」


「古里先輩……」


「よし!これで私のお悩み相談はここまで!じゃあ私は生徒会の仕事があるからここで」


「生徒会の仕事があるのに来てくれたんですか?」


「勿論!私は部長でもあるけど、橘さんの友達だからね!」


「ありがとうございます!古里先輩私、元気が出ました!」


「ほんと?なら良かった。また何かあったら言ってね?」


そう言って古里先輩は屋上から居なくなった。


「言いたい気持ちか……。」


古里先輩が言った言葉がとても心に残った。

どうもです!今回は橘さんの部長としていい所を見せられたのではと思います!時々出る部長の真面目さと、いつもちょっぴり天然な所を見せていけたらと思いますので、そこも見ていただけたら嬉しいです!


次回もよろしくお願いします(〃・д・) -д-))ペコリン

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