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俺の高校生活が変わる瞬間


「いたぁぁい!!ちょっとなんでここに段差があるのよ!あ、こんにちわ!私は古里真莉って言います。あなたの名前は?」


床に倒れながら俺の方を見て言ってきた古里真莉さんは生徒会長として入学式で挨拶をしたんだが可愛い過ぎるとクラスでもう評判だ。

ピンク髪のポニーテールの美少女だ。確かに可愛い。


「あ、お、おおおお俺の名前はく、くく久保千紘っていいますすすす」


おいおいおい。俺は挨拶すらも出来ないのかよ。せっかくこんな可愛い人達と仲良くなれるチャンスなのに!


「あははは!!面白いね!!すすすすって!すすすすって!あははは!!お腹痛い!」


終わった……。

こういう生徒会長とか地位の高い人は大抵リア充でネタにするのだ。


「久保君ってさ〜話し方キモくない〜?キョドってるよね〜」


「うんうん!キョドってる!今度からキョド君って呼ぼう!」


中学1年生の時にクラス委員長がクラスの女子と話していたのを聞いた。この流れから同じ学年の人全員にキョド君って呼ばれるようになった。何?チョ〇ボールのキャラクター?

と言うふうにクラスの委員長ですらこんなに広がるのだから、生徒会長のこの人がネタにしたらまず学年どころか先輩、もしかしたら先生にまで言われる可能性がある。終わったな……。もうここに居るのもあれだしさっさと帰ってお布団に入って枕濡らそう。


「じゃ、あの、俺はここで失礼しますね」


ばいばい……俺の高校生活。ばいばい……久保千紘。お前の名前はもう呼ばれる事ないだろう。そしてその場を去ろうとドアに向かって歩きだしたら古里先輩に足を掴まれた。まだ床に寝転がってたのかよ。


「ちょっと!どこ行くの!?」


「え?どこって……まずなんで呼ばれたんですか?」


「あれ?聞いてないの?」


「はい。何も聞かずにここに連れてこられましたけど……。」


「ちょっと夢ちゃん!?起きて!何も言わずに連れてくるってどう言うこと!?」


古里先輩が床から起き上がり、布団で寝てる俺を連れてきた女の子に話し掛けた。


「ふぇ?だって先輩とりあえず1人で寂しそうにしてる人連れてきてっていったじゃないですかーむにゃむにゃ。もうこれでいいれしょー。疲れましたよー。」


「いいけど!なんで1人って分かったの?聞いたの?」


いや、あなた寂しいですか?って普通きかないだろ。俺なら見栄張って寂しくないですって言っちゃう。


「そんなの私の勘ですよー。ほら?私は教室ではいつも1人じゃないですかぁー。だから分かるんですよー。1人の人が。話しかけるのは疲れましたよー。だから……寝させてください……。くぅ……くぅ……。」


まじか。勘で分かるんだ……。でも、ぼっちって人間観察得意だから(それしかやることない)そういう意味では分かるな。だって1人だもん。


「夢ちゃんんんん!!!そんなこと勝手に決めて連れてきたらダメでしょ!!たまたま1人だったらどうするの!失礼でしょ!!確かに友達いなさそうな感じだけど!話し方とか!」


いや、古里先輩の方が失礼なんですが!でも事実だから何も言えねぇ……。


「じゃあ聞いたらどうれすぅー?久保君は入る部活決まったのかってぇーむにゃむにゃ」


すると古里先輩は俺の方を振り向き、笑顔で聞いてきた。


「そうだね!久保千紘君だったかな?」


「はい。そうですが……」


「君、ぼっち部に興味ない?」


その言葉が俺の高校生活を変えた一言だった。

皆さんどうもです!!

1日空いてしまいましたが読んで頂き、ありがとうございます!ということで今回はぼっちエピソード!

ぼっち党のこじーさん

中学校の時陸上部に所属していて、自主練習をしてました。近くにランニングコースを走ってました。距離は往復約20キロ。1人で走ってました。途中で雨が振り、濡れながら誰とも話さず、1人で……走ってました……。もう部活辞めようかと思いました。←自業自得

時間は往復で4時間でした……。なんだったんだろう。あの時間……。

ではまた次回で!

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