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リア充は爆発しないで欲しい。ただ消えて欲しい

「ねぇ久保君」


「なんでしょう片岡先輩」


「なんで僕達って部活で周りに女の子いるのに彼女出来ないんだろうね……ただでさえ男しかいないサッカー部には沢山彼女持ちがいるのに」


なんでこう言う話になったのかと言うと、約20分前に遡る。


「おはようございますーってあれ?片岡先輩だけですか?」


俺と片岡先輩は今部室で2人だけで、女子の3人はいない。この時間だと古里先輩と夢先輩入るはずなんだけど……と思って机を見ると置き手紙が置いてあった。


久保君とカムイ君へ

今日は女子3人で出掛けて来ます!男子の2人はお留守番よろしくね!お土産買ってくるから!あ、2時間したら適当に帰っていいよー。この機会に2人の距離も縮めてね!それじゃ!楽しんで!


ぼっち部部長!古里真莉


いや、これ楽しんで来るの古里先輩達でしょ……。後普通に部活サボりじゃん……。

そう思って椅子に座り、片岡先輩と二人きりになった時に、片岡先輩から話しかけられたのだ。


「僕は!彼女が欲しい!!リア充は爆発すればいい!!そう思わないかい?久保君!」


片岡先輩は大きな声でそう言った。だが俺はリア充が爆発することに関してはそう思わない。なぜなら、


「確かに、俺も彼女が欲しいですし、リア充は無くなって欲しいと思います。けど爆発だけは嫌です」


「なんで!?爆発した方がいいじゃん!」


「爆発した時の事を考えてみてください。男女が爆発することが決まった時、その2人はきっとこうなります」



「駄目だ!かすみ!俺はお前を死なせる訳にはいかない!ここから逃げるんだ!」


「そうた!駄目よ!そうたも一緒じゃなきゃ私は嫌なの!」


「かすみ……」


「な、何?」


「愛してるよ」


その時爆発音が鳴り響き、そうたはかすみを残して死んだ。


「そうたぁぁぁ!!私も……ぐすっ……愛してるよ……いつまでも……」


「……と、こうやって感動ストーリー持ってこられるとかえって嫌なので俺は嫌いです」


「ドラマ!?しかもそうたとかすみって誰!?」


「そうたはそうた。かすみはかすみ。それ以上でも、それ以下でもありません」


「いや、気になるよ!ストーリーより気になるよ!」


そんな話をして、今日の部活を終えた。

本当にリア充爆発するな。でも、リア充はいて欲しくない。普通にリア充が消えればいいと思う。マジで。

どうもです!今回は皆さんが思う「リア充爆発しろ!」という思いを改めて考えてた時に、爆発したらこんなドラマが起こるんじゃないかとふと思い書きました。

非リアの皆さん。「爆発しろ」と言ってはなりません。

こんなドラマになると対応に困りますから。


という事で、次回もよろしくお願いします!

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