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ぼっち部で海へ(後編)

「よーし!準備OK!久保君、じゃあそこから10回転してねー」


「はーい。よし、1発で割ってやる」


俺はスイカ割りの気合十分だ。こう見えて俺はこういうの得意なんだよね。よくぐるぐるバットをしても目が回らないのだ。


「……10!」


俺は10回回って持ってきた木刀を持って真っ直ぐ進んだ。


「えっ!?ちょっとその木刀どこから持ってきたの!?」


「自前です!」


「ちょちょちょ、久保君、こっちのやつ使おう?ね?」


「俺はこれでやるんです!今まで使われなかったこの木刀の晴れ舞台なんです!」


俺はドヤ顔で言った。やっとこれを使う日が来るなんて……。この木刀は中学生の修学旅行の時に買ったものだが、使う日が無くてタンスの中に閉まって使わなかったのだ。夏と言えばスイカ割りだろと思って念の為に持ってきたのだ。俺はふらつかず真っ直ぐ歩いてスイカの位置を感じて思いっきり振りかぶった時に下から声がした。


「辞めてぇぇぇ!!久保君!!それやられたら死ぬ!僕死ぬから!」


「え?」


俺はハチマキを取って下を見たら砂に埋もれた片岡先輩がいた。


「片岡先輩何してるんですか……」


俺は片岡先輩をゴミを見るような目で見た。まさか片岡先輩叩かれたい欲でもあるのか……。


「いや、これはね……スイカが無かったから代わりにって」


誰そんな地獄見たいな役片岡先輩にさせたの誰だよ……。もう片岡先輩には同情しかない。


「いや、だってね。元々はこれでするつもりだったんだけど……」


そう言って古里先輩が細長い風船を見せてきた。だからあんなに止めてたのか……。


「じゃあ、改めてこれでいきましょーわーい」


誰にでも分かる棒読みで夢先輩が言った。夢先輩えげつねぇ……。


「はいはーい!私したいでーす!せっかく海に来たんだからしたいよね!」


いや、古里先輩それに乗っちゃうのかよ。流石に片岡先輩可哀想だよな……と思って片岡先輩を見てみたらなんか嬉しそうだったから何も言わないことにした。


スイカ割りで遊び片岡先輩がドMという事を知りげんなりし、その後ビーチバレーをして古里先輩のドジが発動してズッコケまくったり、なんだかんだ言って楽しい1日だった。

こんなに遊んだのはいつぶりだろうか。俺はこんなに外で遊ぶ事が楽しいと思ったのはいつぶりだろうか。俺はぼっち部に入って自分の今までの価値観が変わるのではないかとこの時思った。

どうもです!今回はかなりネタに走りましたw

片岡先輩への扱いがどんどん酷くなってる気がしますが私は気にしませんw


という事で、次回もよろしくお願いします!



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