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ぼっち部で海へ(前編)

「夏と言えば海だよね!!いえーい!」


古里先輩が大きな声で叫んだ。そう、ぼっち部の俺達は今海に来ている。古里先輩の急な提案がまさか通るなんて……。そう思いながら俺はパラソルを立て、椅子を設置。そして飲み物持って準備OK。


「ふぅー」


「ちょっと久保君!?何ゆっくりくつろいでるの!?何もうやり切った感じだしてるの!?遊ぼうよ!!」


古里先輩が俺の手を引っ張ってくる。いや、だって暑いじゃん。

俺はぼっちの中にも2つの種類の人間がいると思う。1つは遊びたいけど遊ぶ人がいなくてはしゃげない人。もう1つは遊ぶ事自体を嫌う人だ。

俺はどちらかと言うと後者で、小学生からぼっちだった俺は外で遊びたい欲求を捨て、家で時間を潰す事が増えた。その結果、外で遊ぶこと自体だるくなったのだ。

だから、外に出ること自体俺にとっては地獄であるからパラソルを立てて、椅子に座って日陰でゆっくりするのだ。


「よいしょ、よいしょ。ふぅー、出来たー」


「ちょっと夢ちゃん!?なに久保君と一緒にゆっくりしようとしてるの!?遊ぼうよ!海だよ?海は夏にしか遊べないんだからはしゃごうよ!」


「え?私はいやですよー。基本動きたく無いです。今日は部活だったの来ましたが」


夢先輩はみんなと違って水着を来ていない。俺と一緒で何もしないようだ。


「えー!!つまんないー!!」


「そんな子供みたいにはしゃがないで下さいよ……」


俺は古里先輩にため息つきながら言った。子供か。


「じゃあ、スイカ割りしよ!スイカ割り!これなら見てるだけで良いからさ!」


「そうですね……。それなら……」


ここまで言われると俺も流石にちょっとやろうかなとなってしまう。スイカ割りはしたいと思ってたし。


「わーい!じゃあ先に久保君からね!やる気が無くなる前に!」


そう言って古里先輩は俺に目隠しをする為にハチマキで隠した。


「あ、そう言えばスイカ忘れたんだった」


「え?どうするんですか?スイカ無いのにスイカ割りするってなんで言ったんですか!」


「しょうがないじゃん!他に久保君にやる気を出させる方法無かったんだから!」


「じゃあジャンケンでスイカ役決めましょー」


「「ジャンケン!?」」


「まり先輩の責任問題でやって貰ってもいいんですよ?」


「ジャンケンでお願いします」


遅いな……。何か先輩達が喋ってるけど準備してるのかな?


「まだですかー?」


「も、もうちょっと待ってね!!」


「はーい」


俺は目隠しをされたまま、スイカ割りをするのを待つのだった。

どうもです!今回は前編と後編に2つに分けて書こうと思いました!なので、次回はこの話の続きからになります!という事で、今回のぼっちエピソード!


ぼっち党のこじーさん


夏休みに海やプールに出かけようとしても、誘われないし誘う勇気もないので結局お家で過ごしました。


次回もよろしくお願いします!

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