表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/94

夏休みの予定

テストも無事に終わり、夏休みが近づいてきた。

俺達の高校は夏休みにも土日以外は部活があるのだ。だが、俺達は部活で何をしてるのかと言うと特にしている事が無い。本を読んだり、寝たり、宿題をして部活が終わるまでだらだらと過ごしているだけだ。


「はい!皆聞いてー」


突然古里先輩がぼっち部の皆に向かって言った。


「夏休み、もちろん部活はあるんだけど来れない日がある人ー」


「「……」」


ぼっち部の皆、誰も反応しなかった。理由は分かる通り、誰も出掛ける予定が無いのだ。ぼっちは家でゆっくりするのだ。理由は一緒に遊びに行く友達もいなければ、人とも出逢いたくない。そしたら必然的に家から出ないのだ。エネルギーも使わなくて良いし、気を使わなくてもいい、本当に楽だ。


「え?誰も予定無いの?ほら!夏休みだよ!彼氏彼女作るのに大チャンスじゃん!な、ないの!?」


確かに夏休みは花火大会など、彼女を作るには絶好のチャンスだ。俺は彼女を作ることが出来たら幸せ者だと思うが、正直俺は本当にいるのか迷っている。彼氏彼女とは、自分の時間を潰して、付き合っている人と過ごすのだ。更に友達以上の関係であり、手を繋いだりするのだ。俺は1人でいるのが好きだから人といるのはあんまり好きじゃない。話が進まないし。

……あ、まず友達作る所から既に無理でした。てへぺろ。


「じゃあ逆にまり先輩はどうなのー?」


夢先輩が古里先輩に逆に質問した。確かに、3年生だから好きな人が1人くらいいてもおかしくない。

俺は期待して古里先輩の方を見ると、顔がめちゃくちゃ赤くなっていた。


「え、え?私!?わ、わ、わわ私はい、いないよー?」


これ絶対いるな……。古里先輩嘘つくの下手だなー。


「そ、そうだ、夢ちゃんはいないの?好きな人!」


古里先輩が急に夢先輩に質問を返した。逃げたな……。でも、夢先輩の好きな人も気になるし……。そう思って夢先輩を見ると、天井を向いてた。


「ん、あー。私は……うん。橘さんはどうなの?」


言葉を濁して今度は橘さんへパスした。先輩達酷いな。橘さんの方を見ると足がガタガタ震えていた。大丈夫か?


「わ、わ、わ、わ、私は……」


橘さんは顔を真っ赤にして俺の方を見た。え?まじ?俺の事好きなの?俺はドキドキしながら橘さんの言葉を待った。


「久保君は好きな人いるの?」


俺に投げてきたかー。俺見てたのは俺に助けを求めるためかよ……。期待しちゃったじゃねぇか!皆俺の方見てるし……。


「俺は彼女が欲しいとか、そんなんじゃなくて、そこまで仲良くなる人がいないと思うんです。だから、欲しいとかじゃなくて、出来ない。が正しいですね」


俺は欲しい気持ちはある。でも小学校、中学校でこんな腐った考え方をしてる奴に出来る訳が無いと悟っているのだ。


因みに俺の後ろの方で俺に聞いて来ないのかな?と待ってた片岡先輩はスルーした。皆聞かなかったし、いいのかなって思った。片岡先輩は涙目だった。

少し日にちがが空いてしまいましたが、新たに更新する事が出来ました!少し用事があったので出来なかったのですが、また更新頑張って行こうと思います!!ということで、久しぶりのぼっちエピソード!


ぼっち党のこじーさん!


1ヶ月。遊びに行かず、何処にも出かけず、ただ半日寝て過ごしました。「遊ぼう」という連絡は1度もありませんでした(泣)


ということで、次回もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ