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テスト前の行動

来週からテストが始まる。テスト。それは、誰もが点数を取ろうと頑張り、頑張り過ぎて点数を取ったら褒められる訳ではなく


「は?なんでテストなんかにガチってんの?」


など虐められる原因にもなる。それか


「ここ教えてー」


と分からないところを聞きに来て聞いて終わるのだ。そこから仲良くなることも無いのだ。教える、教えられる関係で終わる。点数は良くても学校生活ではあんまりいい事は無いのだ。

だが、俺は思う。ぼっちならその事を考える事が無い!!何故ならそんなこと言われる心配も、気を使う必要も無いのだ。てことは逆説的にぼっちは点数取れるしいい事ずくめだ!ぼっち最強!え?違う?

まぁ、同じクラスのやつに教えて貰えないのが1番きついけどな……。橘さん……に迷惑かける訳には行かないし……。そう言えば夢先輩って頭良かったよな……。教えてもらおう。俺はそう決めて部活に行った。


「夢先輩」


「ん?なーに?」


「俺に勉強教えて下さい!分からない所があるんですが……」


「え?なになに?分からないところ?私に任せてよ!!」


古里先輩が食い気味に聞いてきた。教えて貰えるなら誰でも良かったので古里先輩に分からないところを数学の教科書を出して聞いた。


「ここの所なんですが……」


「あーここね。うんうん。ここはー、あーと、えーと、これがこうで……あれぇー?」


「古里先輩?」


「ちょっと待ってね!?ここがこれで、あれであれで、それがあれで……あれぇー?」


古里先輩はあたふたしていた。これはもしかして……。


「古里先輩……」


「ひゃ、ひゃい!」


「分からないんですね?」


「はい。分かりません!ごめんなさい!」


古里先輩が怒られることを知った子供の様に震えていた。俺は笑顔で古里先輩に言った。


「ありがとうございます。古里先輩。俺の為に教えようとしてくれたんですよね。気持ちだけでも嬉しいです」


「久保君……」


古里先輩は分からない俺の為に自分から教えようと頑張ったのだ。俺が怒る理由にはならない。


「まり先輩が分からないという事でー私が教えましょうー。夢先輩にーお任せー。キュピーン」


夢先輩がキメ顔で言った。


「じゃあ久保君明日空いてる?」


「へ?あ、はい。土曜日はいつも暇ですけど……」


遊ぶ人もいないからな。


「じゃあ明日私の家に来て。指定した場所に来てくれれば良いから」


「へ?家!?」


「うん。そっちの方が教えやすいし。ダメ?」


「いや、ダメじゃないですけど……」


「じゃ、そういう事でよろしくー」


そう言って夢先輩は布団に潜って寝た。夢先輩の家。女の子の家……。何だかドキドキしてきた。


「そっか……。久保君土曜日空いてるんだ……」


橘さんの声は誰にも聞こえなかった。

どうもです!久しぶりのぼっちエピソードはなんと久しぶりに頂きましたぁぁ!!という事で、今回のぼっちエピソードはこちら!


九十九 疾風さん!


中学時代、話す友達がいなくて、しかも教室に戻ったら女子に椅子を奪われていたので、仕方なく一人で学校中を徘徊してて、時間潰してただけなのに変な目で見られてました。


という事で、次回も、ぼっちエピソードもお待ちしております!!

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