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高田夢とぼっち部

放課後になり、俺は1人でぼっち部の教室へ行った。そう、1人でだ。大事な事なので2回いいました。クラスに居る橘さんと一緒に来てない。クラスで未だに馴染めていない俺が一緒に行こうものなら


「えー!桜さんキョド君と一緒にいるー!好きなのかな?あのキョド君を?」


「えぇぇ!桜さんキョド君見たいな人が好きだったんだーへぇー」


という話になった中学生2年生の時。その時は隣の席で消しゴム落としたら拾って


「はい、これ落としたよ?」


って笑顔で言ってくれる優しい人だった。俺はそんな優しい桜さんが好きだった。けど、この話題になって一切口聞いて貰えなかった。その時俺は泣きそうになった。その代わり家に帰ってちゃんと泣きました。

まぁ、そんな感じでクラスで浮いてるやつと話すとそれだけで変な噂が経つのだ。俺は人に迷惑かけない主義なのでそんな事をせずに1人で向かった。


「こんにちわー」


ドアを開けたらそこには夢先輩だけいた。


「あ、く、久保君こににちわ!」


「こににちわ?」


「はぅ!また噛んじゃった……」


何?この可愛い生き物。でも夢先輩って古里先輩と話す時ゆったりしてたよな。


「夢先輩、夢先輩」


「は、はい!なんでしょうか!?」


「夢先輩って、古里先輩と話す時と俺と話す時違いますよね?どうしてなんですか?」


「え?だ、だって男の人と話す事ないから!」


「え?でも片岡先輩とは……」


「あ、カムイ先輩は……ね?あんな感じでしょ?」


「なるほど……。察しました」


うん、片岡先輩あんな感じだからなぁ……。

なんか分かってしまった。


「でも俺は、ゆったり話す夢先輩の話し方好きなんですけどね」


「ふぇ?」


「あ、変な意味じゃないですよ?落ち着くって言うか……なんか伝えるの難しいですね」


俺は照れくさそうに言った。気持ちを伝えるのって難しいな。伝える場面とかほとんど無かったけど。学校じゃ友達いなかったし。


「じゃ、この感じでいくねー。ふふっ、この感じが好きって言ってくれたの久保君で2人目だよー」


「2人目ですか?」


「そう、1人目は私の恩人のまり先輩」


「恩人……ですか?」


「そう、まり先輩先輩は1人教室で部活を選ばず怒られて寝てた私にぼっち部に入れてくれた。私は部活に入る事は嫌だったし、他の部活に勧誘されても行く気は無かった。仮に無理やり入らされたとしても、そのまま行かずにサボるつもりだった。でも、ぼっち部は楽しかった。まり先輩が部活の楽しさ、人と話す事の楽しさを教えてくれた。だから私はこうやって今も部活にいる。久保君もいつか分かるよ。ぼっちだった私達に、ぼっちの生徒会長が楽しませてくれる。ふふっなんかおかしいよね。ふぁぁー。なんか話しちゃったら疲れちゃった……じゃあ私は寝るね」


夢先輩がいつの間に用意したのか布団に潜った。するとドアが開き


「こんにちわ!あれ?夢ちゃんいつもより寝るの早くない?どうしたの?」


「ちょっと久保君と話してたんですよー」


「え?ほんと!?何話してたの?」


「教えません」


「いいじゃん!教えてよーねぇ!久保君!」


「えー夢先輩言っていいんですか?」


「んー。内緒」


「えぇ!!教えてよー!!二人共!」


夢先輩はふふっと笑って布団に潜った。

どうもです!今回は久保君をぼっち部に連れてきた夢先輩との絡みがないと気づきこの話にしました!夢先輩個人的に推してます!可愛いと思って頂ければ嬉しいです。という事で今回のぼっちエピソード!

ぼっち党のこじーさん


もう、1人でサイクリングしても悲しくなくならなくなりました。この気持ちはなんだろう……


という事で次回もよろしくお願いします!

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