妹ってなんだかんだ辛辣だよね
よろしくお願いしますってLINEした後なにか話さないと行けないのかと思い、送ろうかな?送らないどこうかな?と考えたらいつの間にか朝の7時になっていた。
「ふぁぁー眠い……」
するとドアが開いて妹が入ってきた。
「お兄ちゃん起きて!!朝だ……よ?」
「おう、おはよう千佳」
「え?嘘でしょ!?あのお兄ちゃんがちゃんと起きれているなんて……千佳は嬉しいよ!」
妹の千佳は目に涙を浮かべていた。起きてただけで泣くのかよ。
「まぁ、寝てないんだけどな」
「寝てないの?あ、あれでしょ!また友達出来なかったから悲しくて寝れなかったんだね……。そんな時は千佳の所に来てもいいんだよ。私だけはお兄ちゃんの味方だから。」
「おい。ちゃっかりお兄ちゃんを友達できない人間のように言うんじゃない」
「そっか……。お兄ちゃん自分に友達がいない気づいて無いんだもんね……。悲しすぎてそう感じなかったんだね。ごめんねお兄ちゃん。気遣いが出来ない妹で」
「それ言う方が気遣い出来てないと思うんだけど……。違う、俺は昨日ちゃんと部活に入ってLINEも追加した」
「どうせお兄ちゃんが周りの人が交代してるのを見てその流れでして貰ったんでしょ」
おい。なんで俺の中学三年生の時のこと知ってんだよ。卒業式前にクラスみんなでLINE交代しようって話になって、1人でおろおろしてた所を見かねた女子が交代してくれた。卒業式の時に「卒業おめでとう!」と送ったけどいつまで待っても返信帰ってこなかったし、既読もつかなかった。
タイムラインを見てみると「クラスみんなで卒業旅行!」って言って俺以外のみんなが写真に映ってる画像が上げられていた。俺はクラスの人じゃ無かったんですかね……。
俺は友達じゃないと知った俺は涙を流しながらそっとその人のLINEを削除した。
「違うよ、ちゃんと交換したんだよ」
「えぇぇ!!嘘だぁぁ!!!」
その反応酷くない?分かるけども……。
「本当だよ。ほら」
俺は自分の携帯のLINEの友達の所を見せた。
「え?本当だったんだ……。お兄ちゃんの幻想じゃ無かったんだ……その人女の人?」
「え?そうだけど……」
「はぁ……お兄ちゃん。その人の優しさに救われたね」
「え?」
「だってその人きっとお兄ちゃんの残念さに気を使って追加してくれたんだよ」
「まじかぁ……」
俺は妹の言葉が中学生だった頃の記憶もあり、心にすっと入った。優しさだったんだ……俺本当に友達出来るのかな?
どうもです!
今回は妹の千佳ちゃんが初登場です!まだ可愛い所は出せてませんが今後出せたらいいなと思います!という事で今回のぼっちエピソード!
ぼっち党のこじーさん
カードゲームで遊んでる時、一緒にしてくれる友達いなくて1人で2つのデッキ使って遊んでました。1人ジャンケンよりきつかったです。