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LINE友達


お菓子パーティーが終わり、そろそろ下校の時間になった。


「あ!そうだ!二人共、携帯出して!」


「「は、はい」」


俺と橘さんは不思議そうに古里先輩に携帯を渡した。ふふーんと元気よく鼻歌を歌って、何かを打ち込んでいた。


「はい!出来たよ!」


そう言って携帯を俺達に返した。画面を見ると


古里真莉からLINEが追加されました。

グループぼっち部に招待されました。


と表示されていた。おぉ!遂に俺にもLINE友達が……。俺は涙が出そうになった。

だって俺のLINEの友達母親と妹とゲームの公式ぐらいだよ。母と妹は友達じゃないし公式は何送ってもなんにも返信来ないし。これ友達じゃねぇよ。

これ、返信来るのかな?返信まだかな?とか思っちゃったじゃねぇか。おはようございますって送った後に帰ってきたのがゲームのアイテムのプレゼント企画だったから俺はこいつ友達じゃねぇなと悟った。

その時になんでおはようございますって送ってしまったのかと後悔した。その時は辛くて夜は8時間しか寝れなかったぜ……。


しかし目の前に表示された古里真莉って人のLINEは確実にこの人だ。実在している人間だ。

この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

では無いのだ。これは嬉しいだろ!しかも超絶美少女だぞ!俺は泣くのを我慢しながら橘さんの方を見たら橘さんは涙をこぼしていた。泣いちゃったかー。分かるけども……。


「うぅ……」


「ど、どうしたの!?橘さん!わ、わ、私何かしちゃったかな!?」


古里先輩がめちゃくちゃ慌ててる。見てて微笑ましいな。なんかめちゃくちゃ手を縦にぶんぶんさせてるし。


「い、いえ。嬉しくて……LINE友達とか、いなかったので」


「私も嬉しいよ!橘さんと久保くんいれて4人目だよ!!ふふん!」


先輩、それ絶対LINEの友達ぼっち部の人しかいないじゃん……。めちゃくちゃドヤ顔してるよ……。なんか俺も泣きたくなったよ。


「え?どうしたの?久保くんまで泣いちゃって!何?交換出来て嬉しいの?やだなぁ!そんな事言ってくれるなんて私もうれしくなっちゃうよ!」


「先輩……そんな悲しい事堂々と言わないで下さい……」


「へ?何が?」


「いや、いいんです……先輩はそのままでいてください……。」


「う、うん。そうするね?」


古里先輩は俺が言いたかった事に気付かずに微妙な返事をした。

いや、これは言う方もきついし……。言わない方がいい事ってあるもんね!


ぼっち部の部活も終わり、俺は家に帰ろうと部屋を出た時に服の裾を掴まれた。え?っと思って後ろを向くと橘さんが震えていた。


「た、橘さん大丈夫?震えてるけど……古里先輩に何かされた?」


首を横に大きく振るだけで話さない。


「えっとね?……あのー、その……」


「ん?」


「私とも、LINE交換しませんか?」


「え?」


「あ、いやだって、私友達少ないし!久保君とは同じクラスだし……このタイミングしかないかなって……ダメ……かな?」


首を横に傾けて聞いてきた。やばい可愛い。俺はこの答えは1つしか持っていない。


「も、もちろんいいよ」


「ほんと!やった!ありがとう!勇気出して良かったぁ……」


俺はこの時とてもドキドキした。この気持ちに俺がはっきりと気付くのはまだまだ先だった……。


ちくわんこ!←1作目見たらわかるやつ

はい、どうもです!今回ぼっちエピソードは!はい、ぼっち党のこじーさんです!何回も送って下さりありがとうございます!いやー助かってます!という事で今回も私です(泣き)


高校の時、鍵係だった私は体育の時いつも最後に出なければなりませんでした。授業を始める前は運動場を走らないと行けないのですが、いつもいつも……1人で走らないと行けませんでした。最後に走る私を見守るクラスメイト……キツかったです

という事で次回もよろしくお願いします!!

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