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『今までも、これからも。』  作者: 藤乃 澄乃
第3章 大切な人
20/110

5年後の日常(2)

 彼女とはあれからも、同年代のカップルが経験するような出来事がいろいろとあったが、そんなに大きな問題もなく楽しい想い出に包まれて、今でも結構仲良くやっている。

 彼女と付き合いだして、今年の夏で6年も経とうとしている。

 年数だけでいえば結婚なんてことを考えるには、充分な時間をともに歩んでいると思う。

 だけど、ふたりとも今年社会人になったばかりだし、まだ22歳ということもあり、まだまだ結婚に踏み切るには早すぎる。


 親友と彼女ちゃんが結婚したことによって、周りが勝手に次は僕と彼女の番だと盛り上がっているだけにすぎない。

 結婚のことについて、彼女と直接考えや想いを言い合ったわけではないが、以前とは違い、お互い何も話さなくても、どんなことを想い何を考えているかは少しは感じ取れるようになっているはず。

 これは僕ひとりの思い込みでないといいのだが。


 長年付き合っていると、相手のことももっと尊重したいと思うようになってきた。

 そして僕たちは僕たちなりのペースでゆっくりと、人生について考えてゆきたい。


 もっといろんな経験をして大人になりたいし、いろんなことに挑戦して多くを学びたい。それは今しかできないことのように思う。

 だから、そんなに急いで結婚をしなくても、ふたりのタイミングでいつかできたらな。そんな風に思っている。





 人生には、多少の波や嵐が吹き荒れることもあるけれど、それは誰にだってあること。色んな出来事も、後々振り返れば、いい思い出になっているかも……なってるかな? なっているよ! きっと。

 だから、気にしない、気にしない。


 嫌な思いをしたことのある人の方が、相手の痛みが解る人間になれると思うし、優しく思いやりの心が育つと思う。自分の人生の出来事で、どんなことでも、自分にとってマイナスになることはない! と信じ、今日も頑張る。


 鞄に弁当箱を詰め込んで、会社に向かう。

 今日も平穏な1日……になってほしい。



お読み下さりありがとうございました。


5年後のオレの考え……みたいな。

ここを踏まえて次話以降を読んでいただければ、と思います。

次話「5年後の日常(3)」もよろしくお願いします!

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