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まず教室に入ったら言われることは大抵決まっている
「傑ーー!盟華さんといっしょだったろ!」
「いいなぁー!やっぱりお前は!付き合ってんのか!」
こういうやつだ
別に好きでやってるわけではない
やりたいなら好きにやるといい
盟華はここでは結構人気だ。
まぁ、スタイルいいからな
一割の男子の七割は盟華様様になっている。
僕はそれを無視して鞄を机に置く
「おはよう。相変わらずね」
僕を見ずに言う女は
藍川亜紀
一言でいうとツンデレだ。
僕はガン見しているとようやくこっちをみてくれた
「な、なによぉ見ないでよぉ・・・」
なんだこのツンデレ。
ツンデレは違うかもしれない。
こいつは僕の前では緊張してるのだ。
その理由はすぐに分かった
僕はそっと近づいてみる
「ひぃ!%$#$-$#$&@-+¥-」
え?なんて?すまん作者も聞き取れないほどの日本語だった
「い、いや!その!えと!あの!」
告白前の思春期ガールか
こいつ・・・おそらく僕のことが好きなのだろう
※あくまで見解です
そんなこと思ってると先生が入ってきた
その時のみんなの席のつく早さはおそらくギネスを狙える
「えー突然ですが転校生がきます」
『ざわざわざわざわざわざわ』
『ざわざわざわざわざわざわ』
『ざわざわざわざわざわざわ』
ざわざわうるさいな
転校生か。なんかお約束みたいな感じだ
すると茶髪のおかっぱ(?)の女の子がひょこっと現れた
「初めまして~玉栄鞠でーす」
・・・Σ(° Д ° ;)
鞠!?
「ん?あれ?すぐるん?」
まさか・・・あの夢は予知かなにかか
こいつは小学生で別れてしまった
幼馴染だ