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ワクチン接種記録


 ■まったく心の準備がなかった1日目


 某日午前中。患者でごった返す外来ピーク時。門前ナースから電話がくる。


「さっそくキャンセル出たんで~、今日どうですかぁ~?」


 うっそーん! 早くね? そんなすぐに来る? 

 しかも今日? めっちゃど平日じゃん! 明日も明後日も仕事だけど?

 え? 具合悪くなってもヘルプ絶対来ない週だけど? マジかよ。大丈夫かよおい。もう明日から地獄確定じゃん。


 返答はもちろん……。


「イトウ、行きます」(返答所要時間3秒)


 ……打ちました。



 午後診療開始前に接種。そのまま午後の業務に突入。

 接種自体は毎度安定の無痛。


 また1か月後にインフルエンザのワクチン打つ予定だけど、絶対にインフルエンザのワクチンの方が痛い。


 あーやだなあ、もう注射って言葉がすでに嫌。針刺すのって嫌ーい。

 昔は献血好きでよく血抜きに行ってたけど、年とってから怖くなっちゃったなあ。


 なんであんなぶっとい針をしょっちゅう刺しに行けたんだろ、マゾかよ。




 特変ないまま本日の外来終了。


 特筆すべきことは特にないけれど、強いていうならいつもの冷めたコーヒーがなぜかめちゃくちゃ旨くてびっくりした。

 脱水症状が出ていただけなのかもしれない。



 ここに記載するべきことではないので割愛するが、同僚からのフレンドリーファイヤーが直撃し、このあといろいろと処理する案件が発生してしまい残業することとなる。



 だがしかし体調には異常なし。

 生食打たれたんじゃね? ってくらい何も起きない。



 水分補給用の飲み物を購入し帰宅。



 今日は家族もそれぞれ事件があったらしく食事をしながら各々の報告タイムとなった。



 入浴タイムの21:00


 あ、そういえばワクチン打ったんだった……。


 接種したことを忘れるくらい特変なし。




 22:30


 アクエリアスと水を半々で割ったのをちびちび飲みながら、フレンドリーファイヤーをかましてくれた職員への対策を考える。


 いつも思う。

 自分の内面の問題を会社や他人のせいにしたって、自分の問題からは逃げられないのになって。


 たしかに気持ちは分かる。

 自分の弱さと真正面から向き合うのってめちゃくちゃ勇気がいるし怖いって。


 直視したくなくて、認めたくなくて、自分以外の何かのせいにして、逃げたくなる気も分かる。


 だけどさ。


 逃げたって終わらない。

 どこまで逃げたって自分が変わらなければ、また同じ壁にぶつかるのに。


 ま、本人が気がつかなくちゃ周りがいくら言ったって聞いてなんかくれないんだけどね。



・・・


 ついでなんでちょっと横道に逸れて独り言をつぶやいてみる。


 カウンセラーの研修を受けると、ある程度顔を合わせて会話をしてるような間柄なら、その人の抱えている問題が視えるようになる。


 その人が幼少期に親とどういう関係にあって、どう成長して、いま周りとどういう人間関係を構築しているか、その生き方が今の問題にどのような障害となって表出しているか、そういうものが視えてしまう。


 たぶんこれくらいのことであれば、研修を受ければ誰でも習得できると思う。難しいことではない。


 本当に難しいのは、問題を抱えている本人が自分の問題と向き合う必要性に気づくまでだ。

 気づいていない人は、カウンセラーに用事なんかない。


 カウンセラーの役割は伴走者だと教わった。

 先導してはいけないし、誘導してもいけない。

 そもそも本人が問題に気づいて納得して行動しなければ解決にはならない。


 カウンセラーは民間資格だから、自称カウンセラーが山ほどいる。誰だって名乗れる。怪しいのがたくさんいる。


 知識があっても倫理のないカウンセラーはただの詐欺師だと思った方がいい。


 相手の心の準備のない状態でズカズカと人の心に踏み込んで暴いていくのは、心の虐待行為だと私は思っている。


 これをやってしまうと人を殺してしまいかねない。

 ときどきこれを悪用して洗脳している人たちの事件を目にすることがある。

 伴走者じゃないカウンセラーは信用しない方がいい。


 カウンセラーを利用する場合、信頼関係を作るのは大事だが心酔し過ぎない方がいい。

 たまには他の人はなんて言うんだろうとセカンドオピニオンを利用する方が利口だと私は思う。



 たまに質の悪い人がいるので、ちょっと注意喚起してみました。

 決して字数が少ないからカサ増ししたんじゃないです。


・・・



 さて寝よ。

 ちょっと腕が張ってきたぞ。



 あ、熱測るの忘れてた。

 36.9℃。うん、特変なし。




 ■もちろん不調な2日目


 フレンドリーファイヤーが発生したため、フォロー必須で必然的に私に欠勤という選択肢は皆無となる。


 起床時に体を起こすと頭痛。


 熱は37.0℃。


 歴代の接種記録を確認すると午後から体調悪化の可能性大とみた。


 勤務開始。


 症状は関節痛と頭痛。

 痛み止め飲めば仕事は可能。

 ただしあんまり頭動かすと危険。もちろんガンガンする。


 でも幸いなことに本日は半ドンDay。

 仕事の後片付けして、全員が退勤したのを確認し、上司へ人事関連の情報共有を完了した後退勤。




 帰宅してゴロゴロ。

 頭痛いので横になっている。

 立っているよりは横になってる方が多少頭痛が楽になる。これは前回接種のときと同様。


 18:00 36.9℃

 今回は熱なし頭痛のみってところ。

 残念ながら鎮痛剤は飲んでも効果は50%程度で痛みは絶えずある状態。



 20;00 夕食


 ほぼ副反応症状は消失。

 4回目接種よりは軽度で済んだ模様。



 3日目 異常なし


 4日目・5日目に持続的頭痛が発生したが、6日目以降は問題なし。




 以上、XBB株ワクチン接種記録でした。



 ラストは雑記です。

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