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無能力が普通だった世界  作者: ティアロ
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プロローグ

 何万分かの一の確率で何か特殊な「異能」を生まれたときから持てる世界だった。


 当然。


 人類はその仕組みを暴こうと、例え子供だろうが悪虐の限りを尽くす。

 この世界で化学がかなり発展しているのはその所為だろう。

 なのに。

 何も分かっていない。

 仮説を立てるごとに端の方さえ掴めなくなる。


 怖い。


 個人で、それこそ世界を滅ぼすまでには行かなくても、自分の立てた玉座が明日には粗大ゴミとして収集されるんじゃないか。

 権力者たちは異能力者を批判した。

 迫害した。



 しかしそれはある年ピタリと止むことになる。

 1963年。

 異能力者が集団で各国の主要都市を襲撃したのだ。

 各国は軍事力で対抗。

 しかしながらいくつかの都市は異能力者の手によって陥落。

 戦いが長期化することはなかったが、経済面にも大きな打撃があった。



 結局お互い負けを認めることはなかったが、国連は異能力者の基本的人権を尊重し、社会の一員として正式に認める条約を作り、戦いは終了。



 その後異能力者を上手く事業に取り入れることで上手くいった企業が急増。

 異能力者は「人間らしく生きる権利」を手に入れたのだった。

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