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僕たちの英雄伝説  作者: 鬼龍院 天音
1年生編 第二章
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戦闘開始

「ここはどこだ。」


俺の目には一面緑の景色が広がっていた。


「ここは私のお気に入りの森だよ。

この森には私が創ったモンスターが大量にいる。」


「ラース。」


「さて、私の実験を始めよう。」


そう言うと同時にラースは指をパチンと鳴らした。

そして俺達のところに大量のモンスターが現れた。


「なるほど、それがお前のモンスターを呼び寄せるスキルか。」


「その通り、ここにいるモンスター達は全てAランク以上の強さを持っている。さて、何分生き残れるかな?」


とんでもない数だ。 しかも、全てAランク以上だと。

これはちょっとまずいかもな。


「舐められたものだわ。」


「うん?」


レミの一言に怪訝な顔をするラース。


「二人とも飛んで。」


俺とキラはレミの言った通りに上空に飛んだ。


「フリーズ!」


レミは氷の大魔法で目の前の全てのモンスターを氷漬けにした。 俺とキラを巻き込まないようにするために上空に逃げろと言ったのだろう。

レミの大魔法によってAランクモンスターが全滅した。


あれだけの数を一瞬で凍らせた。

レミさん、ドラゴンの戦いの時よりも確実に強くなっている。


「素晴らしい。」


「やはり、回避してたか。」


ラースもレミの声を訊いて俺とキラと同時に上空に逃げたのだろう。


「私のモンスターをこうも簡単に倒すとは流石だよ、レミ君。」


「これで打つ手がないだろ。 悪いがここで捕らえさせてもらう。」


アークがそう言うとラースは笑みを浮かべた。


「まさか、私の作品がこれだけだと思っているのかね?」


次の瞬間、再び大量のモンスターが現れた。


さっきよりも数が多い。 さっきの五倍近くはあるぞ。

軽く600体はいる。


「さて、どうする?」


「一気に倒す。」


600体。

かなりの数だが俺の魔力のエネルギー砲ならすぐに終わる。


「やってみるがいい。 私は向こうで待っているよ。」


ラースは森の奥へと進んでいった。


「直ぐに行ってやるよ!」


俺は両手に魔力を凝縮し始めた。


「待って、アーク。」


レミが俺を呼び止めた。


「ここは私がやる。 あなたはあの変態を捕まえて。」


「アーク、僕とレミさんがやるよ。 お前はラースを倒せ。

おそらく、ラースを気絶、または殺せばスキルの効果が切れる。 そうなれば、これ以上モンスターが出てくることは無いはずだ。」


「分かった。 一応、聞くけど二人で大丈夫か?」


「この程度の数、大したことないわ。」


レミは自信に満ちた顔ではっきりと応えた。


「じゃあ、頼んだぜ...相棒!」


一度は言ってみたかった言葉ランキング第二位、言えた!

よし!


「おい、僕を忘れるな。」


「忘れてないよキラ...二人とも頼んだよ。」


「任せろ!」


「任せておきなさい!」


俺はモンスター達の頭を踏み台にして進んだ。

モンスターの群れの奥にいるラースにのところに向かった。


「来たか、アーク君。」


「今すぐ、ぶっ倒してやるよ。 覚悟しろ。」


俺は戦闘態勢に入った。


さて、こいつはどんな戦闘をするおそらく簡単に倒せる相手ではない。 バラムと同等と考えておいた方がいいだろう。


「まさか、私と戦う気かね? 困ったね、私は戦闘が苦手なんだ。」


「嘘が下手だな。 お前は俺とレミの背後を簡単に取った。

しかも、それはスキルの力じゃなかった。 つまり、お前自身の戦闘能力だろ。」


「いや、違うよ。」


ラースは俺の発言を否定し、違うとはっきりと言った。


「これは私の制作の一つでね。 私は匂いを消し、音をも消す特別な魔法陣を創った。 それを実験室に張っていた。

だから、君はあの時、気配を感じ取れなかった。

魔法陣の効果ももうそろそろ消える頃かな。」


そうだったのか。 こいつは魔法陣の効果で気配を消したのか? だが、何の為にだ?


「おっと、効果が切れたようだ。」


「この匂いは!」


魔法陣の効果が切れた瞬間、鳥肌が立つくらいの禍々しいオーラがラースから滲み出た。

これはモンスター襲撃事件の時に現れたSSランクモンスターのドラゴンと一緒の匂いだ。


「なるほど、ドラゴンと同じ匂いがすれば怪しまれるからな。 特にレミと俺には。」


「レミくんと君は勘が鋭いからね。」


こいつ、俺が普通の人より五感が優れていることに気づいてそうだな。


「これで分かったかね。 私は戦闘が出来ないんだ。

人より魔力量が少ないし、体術も出来ない。」


「その割には余裕そうだな。」


こいつは焦りを一切見せてない。 何か打開策があるのか?


「だから、私の代わりにこの子達に戦ってもらう。」


ラースは指をパチンと鳴らした。


何か来る。 ラースの後ろから禍々しいオーラを放ったものがいる。


「紹介しよう。 私のお気に入りのモンスターだ。」


現れたのは4メートル近くある虎と10メートルある巨大な熊のモンスターだった。


「この二匹は両方、SSランクだ。 さて、君はどんな戦いを見せてくれるのかな? アーク君。」


「ガォォォォ!」


俺は虎の咆哮に反応し、戦闘態勢に入った。


「こい、迅龍剣!」


俺は自分のお気に入りの剣を呼んだ。 やって来た剣の柄を掴み、構えた。


「学園からかなり距離があるはずだ。 どうして、剣が来た。」


「俺の剣は特別だ。 俺が呼びかければどんなところでも来る。」


「ほほぉ〜興味深い。 その剣も研究する価値があるな。

なら、とっと君を殺し、その剣と龍剣を貰うとしよう。」


やはり、龍剣の存在に気づいていたか。

こいつらに龍剣が渡れば悪用されるに決まっている。

絶対に渡す訳にはいかない。


「そこの男を殺せ。」


ラースがモンスターに命令すると虎と熊型のモンスターはアークに襲いかかった。


「速攻で倒す。」

こんにちは天音です。

今日は戦闘前って感じですね。

次回から戦闘シーンが多くなってくるので是非楽しみにしていてください

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