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僕たちの英雄伝説  作者: 鬼龍院 天音
1年生編 第二章
21/40

チーム決め

昨日は新しくキラというイケメンが仲間になった。

そして俺はレミとキラと別れた後、飯を食べ風呂に入って寝た。


そして夜が明け、朝になった。

いつも通り太陽がクソ眩しいと思いながら学園に向かった。

教室に着くといつも通りの男四人組が待っていた。


「おはようアーク。」


あいさつをしてきたのは太陽の光にも負けないぐらい元気なカイトだった。


「おはようカイト。」


「お前、朝ギリギリすぎないか?」


「昨日は色々あったんだよ。」


「大変だったんだな。

昨日はトレーニングに来なかったし。」


「すまない、ジン。

昨日は忙しくて行けなかった。」


まあ、その色々の内容は言えないのだがな。


「おはようアーク。

今日の訓練は前から言われてたチームを決める日だよ。

楽しみだね。」


ローズベルトは少し笑みを浮かべながら挨拶をしてきた。


「そうだな。」


そういえば今日はチームを決める日か。

みんなどうするんだろ。


「俺はロイドとジンと組む予定だぜ。

一応五人までOKだしみんなでチームを組まないか?」


カイトはみんなでチームを組みたいと俺とローズベルトに提案してきた。


「まだ、チームの決め方は言われてない。

全員が一緒のチームになれるかは分からないぞ。」


ジンの言う通りだ。

こういう場合ってだいたい先生が決めているんだよな。


「じゃあ、なれたらなろうな!」


「もちろん!」


「僕ももちろん入るよ。」


ロイドとローズベルトはカイトの提案に元気よく応答した。


◇◇◇


授業を終え、訓練の時間になった。


俺達はトウヤ先生にいつもの訓練場に呼び出された。


「全員集まったな。

それじゃあまず、移動するぞ。」


移動?

今日は別の場所で訓練するのか?


「全員こっちにこい。」


トウヤ先生がそう言うと同時に生徒達はトウヤ先生の周りに集まった。


「それじゃあ行くぞ。」


トウヤ先生が指を鳴らした瞬間、周りが白く輝き始めた。


「なんだこれ。」


「これは転移魔法か。」


そして次の瞬間、生徒達の目には一面緑の背景が映し出されていた。


「森?」


「今日はこの森で訓練をする。

久しぶりのモンスターと戦う実践訓練だ。」


久しぶりにモンスターと戦うのか。

というかここどこの森だ。


「ここはノースシティの森だ。

学園の隣にある森とセンターシティにある森は今、立ち入り禁止だからな。

次に学園から近いここにした。

転移魔法陣は昨日、急いでノースシティに創りに行った。」


トウヤ先生も大変だな。


「そして、今日は前から言ってた通りチームを決めてもらう。

3〜5人チームで頼む。

3人以下6人以上はなしにしてくれ。

五分間時間をやるから適当に決めとけ。

ちなみにしばらくこのチームで訓練をしてもらうからな。」


チームは自由に作っていい感じか。

ちょうど5人で作れるな。


「おーいアーク。

一緒のチームになろうぜ。」


「あぁ、もちろんいいぜカイト。」


今回も楽にチームを組めそうだ。


俺達は前回の実践訓練と同じチームを作った。


「みんなだいたい決まってきているな。」


「みんな話し合っているな。」


「あぁ、一人だけを除いてな。」


そう一人だけ未だに会話に参加していない者がいた。


「やっぱみんなガラードくんを誘われないね。」


まあ、誘いづらいからな。 俺も誘える勇気がない。


「可哀想だよな。」


「流石にボッチはきつい。」


「というかまず、先生が許可しないだろ。」


俺らのグループはもう5人だ。

これ以上増やすことは出来ない。


「なぁ〜俺、ガラードとチームを組んでみたい。」


カイトの発言に俺を含め四人が驚いた。


「でも、もう五人だから誘えなくないか?」


「そうなんだよ...だから、ごめん。 このチーム解散しよ。

自分からチームになろうと言ったのに本当にすまない。」


俺達のチームはまさかの結成した直後に解散になろうとしていた。


カイトは頭を下げて謝った。 俺達はさらに驚いた。


「カイト、頭を上げて。」


「別にカイトが決めたことだから俺は別にいいぞ。

なぁ、ジン。」


「俺も構わない。 だが、問題はどう分けるかだ。

アークはどう考えている?」


「カイトとロイドは絶対に組ませた方がいいと思う。

この二人のタッグ攻撃はほんとすごいからな。

でも、勝手に暴れるからそれをまとめる為にやっぱジンもいるべきかな。」


「でも、そしたらローズベルトとアークの二人になってしまうぜ。」


問題はそこなんだよな。もうみんなチームを決め始めている。 今更新しく一人を入れるのは難しい。


そう俺がチームをどうやって分けるか悩んでいた時。


「話は聞かせてもらったよ。」


俺達の話をこっそり聞いていた者が現れた。


「お前は忍者か何かか?」


「アーク、僕とチームを組まないか。」


キラは俺とチームを組むことを提案した。


「キラ、お前さっきまで他の人とチームを組もうとしていたじゃないか。」


「やっぱ親友と組んだ方が楽しいかなと思ってね。」


あれ、俺らって親友という程の仲だっけ?


「確か、お前はキラだったな。

アークとお前は仲が良かったのか。」


「そうなんだよ〜最近仲良くなったんだ。

君の名前はジン君だったね。

よろしく。」


「よろしく。」


「俺はロイド!よろしくな! そしてこっちがローズベルト。」


「よろしくね。 キラ君。」


ロイドがローズベルトを紹介すると同時にローズベルトはキラにあいさつをした。


「こちらこそよろしく二人とも。」


「キラ君はいつからアークと仲がいいの?」


ローズベルトはキラに質問した。


「昨日からだよ。」


「そうなんだ。」


なんだろう、この二人が会話していると違和感がある。

イケメン同士だからか?

なんか俺の頭の中ではイケメンのライバル同士だと勝手に妄想していた。


「とりあえず、アークとローズベルトとキラの三人がチームを組んで俺とバカ二人がチームを組む感じでいいのか?」


「それでいいぞ。」


カイト以外の四人の声が重なった。


「で、さっきからあのバカがいないけど、どこに行った?」


「ジン、カイトならさっきガラードのところに行ったぞ。」


流石カイト。 行動が速いな!


「おーいみんな。」


カイトが手を振って帰ってきた。

左手で暴れているガラードの左手首を掴んだ状態で。


この時全員が思った。


(なんかすごい絵面。)


◇◇◇


「おーいガラード。」


カイトはガラードの方に向かいながら手を振り、周りの生徒に聞こえる声で彼の名前を呼んだ。


「誰だテメェ!」


ガラードは怒鳴り口調でカイトよりも何倍も大きい声で言った。


「いや、酷いな。 一応同じクラスだぞ。」


「弱すぎて気づかねぇよ!」


「誰が雑魚だ!」


(なんなんだこいつは。)


(いや〜やっぱガラード面白いわ。)


「なぁ、ガラード。俺とチーム組もうぜ。

仲間はロイドとジンとローズベルトとアークだ。

ロイドは役に立つか分からないけどジンはお前も知っている通り初めての訓練で二位だった奴だ。

絶対に役に立つし、ローズベルトは雷魔法がすごいんだぜ。

アークに関してはあのSSランクモンスターと渡り合った最強だぞ。お前も入ればいいチームになる。だから、チームを組もうぜ。」


「断る! 誰が弱いチームに入るか!」


「まじか、入ってくれるのか! よし行くぞ!」


カイトはガラードの左手首を掴み引っ張ってアーク達のところに戻った。


「てめぇ、入ると言ってねぇぞ!

離しやがれ!」


「お前は弱いチームには入りたくないんだろ。その心配はないぞ。だって俺らのチームは最強だから!」


「離せぇぇ!この野郎ぉぉぉぉ!」


暴れ出すガラード。


「おい、暴れるなよ。 今、紹介してやるからよ。」


カイトは暴れるガラードを何とか抑えつつ、アーク、ジン、ロイド、ローズベルトの元にガラードを引っ張りながら向かった。


(クソォ、なんなんだこいつは!)


「おーいみんな。」


カイトは仲間のみんなに手を振った。


「よーし着いたぞ。」


そしてカイトはガラードを連れて戻ってきった。


「ガラード紹介するぞ。」


「オレンジ色の髪をしているのがロイド。」


「ブラックブルーの髪をしているのがジン。」


「眩しいぐらい輝いているゴールドの髪をしているのがローズベルト。」


「そしてブラック色の髪をしているのがアークだ。」


「後、もう一人は...誰だ?」


カイトの目の前にはローズベルトと同等の知らないイケメンが立っていた。


「はじめまして、カイト君、ガラード君。

僕はキラ、よろしくね。」


「おう、よろしく。

で、俺が居ない間、何があった?」


「説明してやるからちゃんと訊いていろよ。」


ジンはカイトが不在だった時に起きた出来事を話した。


「なるほど。つまり、俺とロイドとジンとガラードでチームを組んで、アークとローズベルトとキラでチームを組むっていうことか。」


「その通りだ。」


「カイト、まさか六人でチームを組むつもりだった?」


「そうだぜ、ローズベルト。

トウヤ先生に土下座してお願いするつもりだったぜ。」


こいつすげぇな。ガラードを連れてくることにもトウヤ先生に土下座することも躊躇わないとか。


「じゃあ、これでチームは決まりだな。」


「何が決まりだよ、この野郎!」


ガラードは怒鳴り声で反発した。


「俺は勝手にその雑魚に連れてこられたんだぞ!

誰がチームになるか。」


「まあ、落ち着きたまえ、ガラード君よ。

もうこれは決定事項じゃい。」


カイトはおじいちゃん口調でそう言った。


「てめぇ、本気で殺すぞ。」


やべぇなカイトのやつ。あの暴君に一歩も引いてない。


「ガラード、俺はお前のことが気に入っているんだ。

だから、チームを組んでくれ。」


「気に入っているから俺と組みたいだァ?

なんで俺の事を気に入っているんだよ!」


「はっ?知るかよそんなの。」


「いや、知らんのかい!」


俺はカイトに鋭いツッコミをした。


「気に入った理由なんて忘れた。

でも、お前が一人なのも可哀想だし何よりもお前をチームに入れたらなんか分からないけど盛り上がる気がするからよ。

てことで決まりだ!」


「勝手に決めてんじゃねぇよ!」


「うるせぇ! とりあえずやるぞ。」


本当にこれで大丈夫なんか?


◇◇◇


アークはどこにいるのかしら?

一緒にチームを組みたいのだけど。

アークと一緒なら色々話せるし情報交換もしやすくなる。


レミはアークを探した。そして見つけた。

だが、アークはもう既にチームを組んでいた。


そうか、アークにはチームを組む相手がいたのか。


レミは少し残念に思った。


なんで私、残念に思っているの?

よく分からない感情がレミの中で駆け巡る。


「レミ、チーム組みましょう。

どうせ、あなた組む相手いないでしょう?」


ミラはレミに声をかけたがレミは黙っていた。


「どうしたの?」


ミラは少し心配しながらレミの肩を軽く叩いた。


「わっ、ミラ。 どうしたの?」


レミはやっとミラに気づいた。


「レミ、大丈夫?」


「大丈夫よ。 少し考え事をしていただけよ。」


ミラは少し不思議に思いながらも何も聞かないことにした。


「ミラさん、レミさん。」


「あ、ユイちゃん。」


「あのチームに...」


「入れてあげるよ。」


ミラはユイが言い切る前に言った。


「ありがとうございます。」


「いいっていいって。私達もユイちゃんは元から入れる予定だったし。それでユイちゃん後ろにいる女の子は誰かな?」


ミラはユイの後ろにしゃがんで隠れている女の子に声をかけた。


「この子はユメ。 私の幼なじみです。」


「幼なじみ。いいわね。それに可愛い。」


ユメはユイよりは身長が高いが145センチメートルはいかないぐらいの身長だ。


「ユメ、この人達がレミさんとミラさんです。」


「はははは、はじめまして。私はユメと申します。

よろろろしくお願いします。」


慌てた口調だ。緊張しているのかな?


「ユメはちょっと恥ずかしがり屋さんなので多分緊張しているんだと思います。」


ユメはユイの小さい頃からの幼なじみであり、恥ずかしがり屋で少し臆病な性格である。


なんか私に似ているわね。

まあ、私の場合は恥ずかしがり屋というよりコミュニケーションが苦手なだけか。

私は誰にでも警戒してるし。

でも、この子はなんか気軽に話せそうだね。


「レミさん、ミラさんユメを...チームに入れてもいいですか?」


少し、躊躇うような言い方でユイはお願いした。


「もちろんいいよ。レミもいいよね。」


「私もいいよ。ユイちゃんのお友達だし。」


レミとミラは一切迷うことも無くチームに入る許可をした。


「よし、決まりだね。チームはこの四人でいいかな?」


「いいですよ。」


「じゃあ、これからよろしくね。」


「よろろ、しくお願いします。」


「ユメちゃんそんなに緊張しなくていいよ。」


ミラは笑顔でユメの頭を撫でた。


「ユメ、ミラさんもレミさんも優しい人だから安心して話して大丈夫だよ。」


「ユイちゃんの言う通りだよ。

レミは氷の女王だけど多分優しいから。」


ミラはいつも通り余計な一言を言った。


「ミラ、叩くわよ?」


レミは恐ろしい表情でミラを睨みつけた。


「落ち着いてレミ。今のは悪ふざけだがら。」


全くミラったら。


「あのレミさん。」


ユイはレミに不思議そうに話しかけた。


「今はしてないんですけどさっきまでレミさんの心がドキドキしていたのは何でですか?」


え? どういうこと。


「なんだろう、例えるなら恋する乙女みたいな感じです。」


「ブフォ!」


「ミラ、今なんで笑ったの。」


レミは少し威圧するように聞いた。


「レミ、あんたもしかして恋している?」


「はぁぁぁ?!」


ミラの予想外の発言に驚くレミ。


「あなた、何を言ってるの?!

私がここここ恋なんかしてるわけないじゃん!」


「いや、あなた前からおかしかったよ。

アークに手紙渡してたし。

あっ、もしかしてあなたの好きな人ってまさかアー...」


「そんなわけないでしょう!」


ミラがある男の名前を言い切る前にレミは否定した。


「あぁ、私余計なこと言ってしまったかも。」


ユイは自分が不味いことを言ってしまったと思い、焦り始めた。


この後、ミラが残りの時間でレミをからかい続けたのであった。


◇◇◇


チーム決めが終わった。

チームは5つに分けられた。


チーム1 アーク ローズベルト キラ

チーム2 ジン カイト ロイド ガラード

チーム3 レミ ミラ ユイ ユメ

チーム4 タルトール フィル キルト ユーリ リン

チーム5 ヨウム リオ メグミ ミーナ


「決まったかお前ら。じゃあ、訓練を始めるから準備しとけ。」


生徒全員が戦う準備をした。


「なぁ、ジン。」


「どうしたアーク?」


「あの俺の気の所為かもしれないけど、なんか人数減ってないか?

俺らのクラスって全員で二十四人じゃなかったけ?」


「お前、知らないかったのか。

あのドラゴンに腕をぶっ飛ばされた女は学園を去ったんだ。

そして一緒に居た三人も学園を去った。

おそらく四人ともドラゴンのことがトラウマになったんだろ。」


まあ、腕をぶっ飛ばされた人もそれを見ていた人もトラウマになるよな。

やめたくなる理由も分かる。


「そうだったのか。」


「ちなみに腕をぶっ飛ばされた女はサナ先生の魔法で治せたらしい。

斬られた部位が残っていれば結合することが出来るらしいぞ。」


まじかよ、サナ先生やばいな!

切断された腕も直せるのか。

これは回復系の固有スキルを持っているのは確実だな。


「サナ先生すごいな。」


「お前ら、準備は出来たか?

始めるぞ。

それと言い忘れていた。

今回もポイント戦をする。

トップを目指せるよ頑張れ。」


生徒全員はスタートの位置に立った。


「それじゃあ、始めるぞ。

訓練、開始!」

こんにちは鬼龍院天音です。

本来だったら明日から学校でしたが夏休みが延びたため学校が無くなりました。

すごく、嬉しいですけど休校する程コロナが増えていると思うと少し怖いです。

皆さんもコロナに気をつけてくださいね。

私も気をつけながら続きを書いていくようにします。

そして、最後に一言。

カレーライス食いたい。

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