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僕たちの英雄伝説  作者: 鬼龍院 天音
プロローグ 200年前の話
1/40

英雄伝

これは今から200年前に起こった実際の話であり、後に英雄伝として書物に残され、人類の中で最も有名な歴史の物語だ。

200年前、神が現れこう告げた。


「我は人間を皆殺しにし、世界を浄化する!」


あまりの唐突な出来事に人間達は理解出来なかった。

夢だと思い込む者もいた。


人類は困惑する雰囲気の中、神と名乗る何者かを見ていた。


その刹那、神は光を放った。

その光は人間の頭を貫き一瞬で人を殺した。

頭から勢いよく血が吹き出る。

その血は赤黒く、人間達を絶望に縁に叩きつける悪夢の始まりの血だ。

それを見た周りの人間は嘆き叫んだ。

恐怖と死、この2つの感情が人類を狂わせた。

人類は絶望した。

多くの人類は世界の終わりだと思った。

周りは死体だらけ、どこを見ても死体と赤黒い血が広がっていた。


神様からの裁きだ。


多くの人類は本物の神様だと思った。

本当に神様が人間を皆殺しにしようとしていると理解したのだ。

一瞬で何万人...いや、もしかしたら何億人かもしれない。

数えきれないほどの人類が死んだ。

そして神が告げた。


「今日は余興にすぎない!明日また浄化を行う!楽しみにしてるがよい! ハッハッハッハッハ」


神は大きな声で笑っていた。中にはこの笑っている神が悪魔に見えたものもいた。


人類は全てを諦めた。今日生き残った人間は自ら死ぬことを選んだ者もいれば、愛する者と最後の夜を過ごした者もいた。

この世の終わり、怒り、悲しみ、絶望、恐怖、いろんな感情が混み上がる。

もう何が何だか分からない。


神の光を喰らって生きていた者達がいた。

痛みが彼らをさらなる絶望に叩きつけた。

顔の原型をとどめてない人、血が止まらない人。

泣き叫ぶ人、そして子供の泣き声。

目の前で大切な人が死んでいく。

その状況を見て嗚咽する者。


死にたい...


楽になりたい...


人類のほとんどが死ぬことを覚悟していた。


だが諦めず抗う者がいた。

そう彼らが後に十英雄と称えられる者たちである。


彼らは戦いに行った。

人類を本当の意味で救うために。


死んだ人間、仲間の仇、もうこれ以上誰も死なせないという決意。

みんなの思いを背負って戦ってやる!


そして彼らは神と戦った。


無論勝ち目は無かった。

神が圧倒的な力で追い詰めた。

容赦なく襲いかかる光が彼らの体を貫く。

血を流しながらも彼らは抗った。

自分達が出せる全力を振り絞り、戦い続けた。

だがそんなことは無意味だ。


勝てない。


負ける。


彼らはもうボロボロだ。

神の勝利は目前だ。


しかし、一人の少年が決死の覚悟で神に攻撃しようとするも結果はただ、触れれただけだった。

そのときだった、一人の少年が神と似たようなオーラを放った。


このオーラの正体は魔力である。


神は真っ青な顔になった。


「馬鹿な人間ごときが魔力に目覚めただと!

我の体から溢れている魔力に触れたからか?

そうだとしても人間ごときの体で魔力に耐えられるわけがない。」


神は冷静さを失っていた。

頭を抱える神、混乱状態だ。

そして彼らもこの状況についていけず、少々混乱していた。


だがそんなことはどうでもいい。

神が隙を見せた。


チャンスは今しかないのだ。


彼らは攻撃を再び始めた。

彼らの攻撃が神に衝撃を与えた。

それと同時に神は冷静さを取り戻した。

再び神の攻撃、だがすぐに終わった。


彼らは全て避けることに成功した。

そしてお互いが攻撃を止めた。


そして神は告げた。


「人類の浄化には仲間が必要なようだ。

我々は人間を浄化するために全力を尽くそう。

待っているがよい!」


そう言い残して神は一度空に帰った。

人類は歓喜した。

神に勝てるかもしれないと、


喜び、希望。


負の感情が消え去った。


しかし、戦った彼らはこのままでは絶対に勝てないと確信してた。

だから皆の協力が必要だと思い、魔力を手に入れた英雄が皆に魔力を分け与えた。


自分達だけではなく、みんなで戦うことを考えた。


そして伝えた。


「今のままでは神には到底勝つことが出来ない。

神は仲間を引き連れて、また、俺達を殺しに来る。

だからこの手に入れた力を利用してみんなで戦うんだ。」


力強い言葉で一人の少年は言った。


「神は敵だ!殺せ!」


この一言が彼を英雄と呼んだ。


人類全員が拳を上げた。


「うぉぉぉぉぉおぉぉぉおぉぉぉぉぉぉお」


殺された仲間のために、愛するものために、全てを賭けて戦う。

決意の叫びがこの世界に響き渡った。


そして神との戦いが始まった。

多くの人が戦いに参加した。

人類と神の配下との戦いは、ほぼ互角であった。 中には頭一つ飛び抜けて強い人類も居た。

だがそれは神の配下も同じである。

特に手強かったのは幹部である。

幹部は神に匹敵する程の強さであった。

この死闘は多くの人類が失われ、大地、海が半分近く消滅した。だが神の勢力を大きく潰すことに成功した。

その中でも、やはり神と戦った十人の少年達、十英雄は他の人類とは比べ物にならないくらい活躍した。

厄介な幹部も十英雄達がほとんど撃破した。


そして百年後、ついに十英雄と神との最後の戦いがはじまった。


両者一歩も譲らない死闘が続いた。


そして最初に魔力を手に入れた英雄が神に渾身の一撃を喰らわせた。


そして、とうとう神を撃破した。


人類は勝利した。

そう確信した瞬間だ、神は意味深な発言をした。


「ハッハッハッハッハ、我は人類の浄化を絶対に諦めない!待っているがよい人類よ!我は復活する!そして今度こそ貴様らを救ってやるぞ!ハッハッハッハッハ!」


神は死んだ、不気味な笑い声を上げて。

そして、英雄達も力尽きてしまった。



この物語は全ての始まりである。


こんにちは鬼龍院天音です!

趣味で自分の考えた物語を書いているものです!

表現の仕方がとても下手くそですが、

僕の物語少しでも面白いと思ったら、ブックマーク、評価をお願いします!

皆さんに面白いと思ってもらえる物語を書いていきたいと思います!

そして自分も書いてて楽しいと思えるような物語を作っていきたいです!

どうかこれからよろしくお願いします!

ちなみに今回の話は本編の200年前の話です!

英雄伝はこの物語の鍵になってきます!

是非英雄伝にも注目して本編を読んでもらいたいです!

今回は自分の中では0話という感じです!

最初物語を書いている時はこの話ぶっ飛びすぎてないかと不安もあり何人か友達にも確認してもらいましたw

これからも頑張って書いていきたいと思ってます!

どうかよろしくお願いします!

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