1.7 - 彼女の本心
「よく見ろよ、ナナちゃん。」
魔術師ライムは黒炎を繰って想像の物を実体化になって、剣を形づくった。
「わあああ!すごい!先生かっこいい!!!」
「だろう?ナナちゃんは学びたい?」
「ん !学びたい!!!」
「じゃあ、まずは呼吸をして学び……」
夕暮れの空に吹く涼しい風がして、少し腐れる匂いが混じるけど、竜太は静かさに一休みしてる。
ナナニアは呼吸の調整をしてゆっくり起きて隣に座ってうとうと眠ってる竜太が遠いところの岩竜が重ねを見える。
「あたし…なんと…古代竜が倒せた…見えたんか、先生。」
少し悲しいし感動がするし、目じりの涙を拭いて竜太を起きさせてあげる。
「ほーら、早く起きて!おじさんは外で待ってるから一緒に行こう!」
「むむむ…えっ!?起きたか!??調子はどうだか???!」
いきなりの緊張の反応はナナニアに笑わせて、細い手はその乱れ髪を撫でて心配を晴らす。
「ふふ、安心しよう。そうだ、岩竜の血を取っていって待ってくれる?」
「あぁ、どうぞ。」
ナナニアはさっそく岩竜の遺骸で少しの血を瓶に入れていってその間に子供っぽい元気な彼女が楽しんでることを見て余計の心配は要らないと思う。少し時間をかかったってナナニアは竜太のところに戻って両手や服も汚れた。
「はい、これ、あげる。」
ナナニアからもらった謎の赤い鉱物、表面にはまだ少しの血が付いてるけどすごい透き通ってとても上等なものみたい。
「これは?」
「古竜の心臓の結晶、世界で一番珍しい物の中の一つ、付属品に作ったら古竜の加護をもらうだけではなく、いろんな魔法をつけられるんだぞ!」
「へぇえ?!!!そんな貴重なものをもらっていいの?!!!オレは何もしなかったのに!」
「だって竜太は罰金を課さなきゃだろう?それを売ったら絶対払えるよ!ニヒヒ~!」
ニヤニヤの笑顔をして入り口の方へ向いて駆けて、その気持ちがまだわかってない竜太は普通に怒って彼女の後ろについていく。
二人がワイラーに戻ってすぐギルドに行く。もう夕方なのでみんなが疲れた職場から来てもりもりで食事をしてる。竜太とナナニアの戻りは全然気付かれてない。
「これで払ったらたら足りるだろう?」
竜太はドーン!って結晶をカプヴィーナの前に置いて、その軽蔑の視線に入ったら驚かせた。食堂のみんなが一時静かにして同じ方向を見る。
「どこで見つかったのこの結晶!???噂と思ったのに!!!」
「オレたちは先のクエストでもらった。だから早く教えて、足りるんですか?」
「これは足りるんや足りないんの問題ではない!この結晶の価値が知ってるんの?」
竜太は正直に頭を振って、カプヴィーナは数字を紙に書いて見せて、276の後ろはゼロが六個ある。この価値を言いたいけど急にカプヴィーナに黙らされた。罰金を全数課するんは問題ないではなく、立派なマンションよりもっと立派なマンションを建っても余裕綽々だ。
「まあ…売ったのは惜しいだけどいただきます!!!」
竜太は冒険者の証を精密装置に差し込んでクエストの報酬と結晶を売ってもらったお金を受けて、抜いて見ると今の貯金は二億七千百万アルティックで瞬間に成り金になっちゃった。
何を買うかなぁと思う時証が奪われて、ナナニアはその証でギルドのみんなに奢って興奮させた。
「えっ?!おい!それはオレのお金だ!!!」
今夜は平日よりもっとにぎやかみたい、みんなが酔っ払いまでビールを飲み続けて、ただローブを被るとある一人はパーティーに興味がないらしい静かにギルドに出た。
夜までおじさんたちが全員泥酔しちゃって、ただ竜太とナナニアは酒飲まないから普通にお喋りをする。
「やああ、今日は楽しかったなあ。」
「うん、生きて戻ってよかったね。」
「そうだな。ところで、ナナニアの体調はどう?休んでいこうか。」
「うう、平気平気。しばらく旅館を探して泊まって、明日ハウスを買っていこう!」
ワイラーにはいつもお部屋が見つけられるとある噂で、旅館がたくさん提供されるので誰かが来たら必ずお休みの場所が探せる。二人は裏路地にある一軒の旅館を選んで、店主の親切のようなお婆さんに丁寧に迎え入れられる。次の日は住み込む場所を買うつもりから今夜は一泊だけする。お婆さんにもらった鍵で錠を開けたら意外に部屋はとても広そう。
「うわわわ!すごくきれい!!!ベッドいただくよ!!!」
ナナニアは素早いベッドに飛び掛かってごろごろしてる。
「ベッドを汚すな!早くお風呂に入れよ!」
「へーーー、なんでだよ!もしかして……ふふ、竜太はえっちだね、何を考えてるかな~」
ニヤニヤと笑って彼女はわざと布団を被って身体を隠す。
「べべべ…別に……!あなたは入らないならじゃオレは先に行く……」
振り向いた瞬間ナナニアは後ろから飛び掛かってきて必死に抱きついて肩に咬む。
「痛い痛い痛い……放せ!!!どうして!!?」
「竜太のバカ!せこい!もう知らない!」
彼女はふんっ!って風呂の部屋に入ってパーンとドアを閉めて、女の子と仲良くする経験値はまだレベル1の竜太たぶんその気持ちがわかってない。
真夜中までナナニアはずっと窓で夜空を見て、風に髪がひらひら揺れるし、頬杖をついて浮かない顔をするし、何の悩みに気をとられるらしい。トイレに行くつもりの竜太は気づいて寝れない?と訊ねたけど考え深いかもしれなくて返事はしてない。肩に軽く叩いてあげるまで反応をする。
「寝てないか。どうしたの?」
「ん、何でもない。起きさせた?」
「ええ、ただトイレに行くつもりだ。」
「ん、行ってらっしゃい。」
行って済んだけど彼女はまだぼんやりして外を見る。この時いきなりに呼ばれて側にかがませられて、ぬいぐるみみたいに柔らかい腕に抱きしめられる。
「竜太、好きな人がいるん?」
「ええ!??なぜ急に!!?」
「お前と初めて遇った時、なんか優しくて、悪者ではないとおもったって、あたしより弱いのに、お前から安心感がもらえて、信じられる人であるんだ。」
「誉めてないようだけど信じてくれてありがと……」
ナナニアはもっと抱いて相手のほっぺが胸に接触しても気にしなくて、気づかないとすやすや寝ちゃって寝言を言いながらにこにこ笑う。お姫様抱っこをしてベッドに置いて布団をかけたら隣に横になって寝る。
「おやすみなさい、ナナニア。」