休息.弐
イラスト&設定回です。今回は羚羊です。絵描きは今回も匡乃下キヨマサさん
イラストは不要というかたは読み飛ばしてくださっても構いませんが、いい出来なので折角だから見てやってください。
・羚羊
主人公、柳原伊澄の護衛役としてつけられた戰鬥木偶と呼ばれる人形です。
武器は蛇骨槍という多節槍です。ふりまわして鞭のようにも使えますが、柄の紐を引くと節が固定されて槍になります。
感情を殆ど表しませんが、無いわけではありません。
オブラートに包まないタイプなのでズバズバと物申しますが悪気はありません。
ラフですが別角度の表情。掲載許可は頂いてます。
〇木偶
道術によってつくられた意思を持つ人形です。いわゆるロボット三原則的なものはありません。
道術核とよばれる胸部の心臓部と、太極核と呼ばれる頭部の頭脳で構成されています。太極核が破壊されない限り完全に死ぬことはありません。
木偶は日常用に作られたものがかなり普及しています。オーダーメイドで傀儡師と呼ばれる道術使いが製造します。
作り手の命令には絶対服従するので、製造後に製造した道士が主を伝えて、その人に仕える、という形が一般的です。
性能にもよりますが、かなり高価なので先祖代々修理して引き継がれることが多く、200年近く稼働している木偶もいます。
羚羊はその中でも戦闘用に作られた特殊仕様です。
人間を超えた身体能力を持つ上に傷の痛みにひるむことがないため、並の人間では太刀打ちできない強さを持っています。一方で木偶は思考がシンプルな傾向があるため、搦め手には弱く単独では策に嵌ってあっさりと倒されることもあります。