ある夏の雪
処女作です。
拙い文で読みにくいと思いますがどうかお許し下さい。
ある夏の話です。
その日彼女は何かすごい大きな音で目を覚ましました。
既に起きていた母に聞いてみると、近くにある大きな発電所で何かが爆発したとの事でした。
その発電所は最近故障が多いと聞いていたので、彼女は軽く相槌を打った後は忘れてしまいました。
その日の午後、真夏だと言うのに外がまるで冬のように冷えたかと思うと雪が降ってきました。
彼女はとても驚きました。
なぜなら彼女の住む場所は年中暖かな場所で雪など冬でも滅多に降らなかったからです。
母にそれを伝えると、
母はとても気味が悪そうに雪じゃないと思うから絶対に外に出ないであれにも触らないようにしなさい。
といいました。
彼女は最初のうちは母の言い付けを守っていたのですがずっと見ているうちに外に出てそれを触って見たくなってきました。
そして母が台所に入った空きに玄関を出て、その雪のような物に触ってしまいました。
たしかにそれは雪ではありませんでした。
もっとこう灰のような物でした。
彼女はそれが何か分からず少しの間灰を被りながら考えていましたが、結局何か分からなかったので被っていた灰を落とし家の中に戻りました。
その後彼女は元気に過ごしていましたが年の暮れ急に重い病を発症し次の夏が来る前にその命を落としました。