表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アプリ坊主  作者: 蚊取TENGO
第四章
82/82

4-24 向川高校VS灯之台高校 8『あさっての咆哮』

咆哮とは猛獣などが吠えたける事。都川の上流でばばあが行なっているそれは、正に咆哮であった。川は割れ地は裂け乳は垂れ下がる。製鉄所の中のような熱気がひしひしと伝わってくる。あと、醤油工場のような香りは伝わってこない。





《うををぉーん!》

《ふしゅぅぅうう!》

《ひゃっひゃっひゃっ》

《…次はおまえさん達の番じゃの》



「(ジョン・ジョルノジョババ…!)」

「(ジョルノ・ジョヴァーナ…)」


マスクド仮面の股間から擬音と共に大量の汗がほとばしる。


『落ち着くのですか?』

『少しおちつつけけけk?』

『(ジョジョジョ)』


錯乱気味のポニーテール


《ウシャーッ!》


大会を制する為にマスクド達へとゆっくり近づく。ばばあはもはやラスボスの貫禄である。ハワイの事はもう忘れた。


「おおおお落ち着けったってよう」

「そそそうだ」

「アケミ、俺のTENGOをしゃぶれ」



『求愛ですか?』

『求愛行動ですか?』



「いや、ちげーよ」

「スポーツだって何回言ったらわかるんだよ」



『…ぽっ///』



反則には反則を。彼は股間に猫じゃらし風のTENGOをはめて、アケミにしゃぶらせた。


「…ほっ…ほっ」

「ほうっ!」


ポコチンポコチンと鳴り響き、青色のオーラがほとばしる


「こうなりゃヤケだ」

「くらえばばあ!」

「猫じゃらしタイフーン!!」


ポージングのままに地を滑り、股間を回転させばばあに突進するマスクド仮面


《ふひゃひゃひゃ…》

《そんなものに屈すると思うたか!》

《これで終わりぢゃ》

《奥義っ 乳オスプレイ!》


ばばあはたれさがった乳を頭上で2つ回転させ、まるでオスプレイのようにホバリングした。オスプレイとは定期的に墜落事故を起こしているヘリコプターのことだ。



「…なにっ…回転が二つッ!?」

「(グシャァァッ!)」

「ぐああああぁっつ!」

「っぐ…まだまだぁーっ!」


気合で立ち上がるマスクド


《ぐぬっ。我が奥義を食らって立ち上がるとは…》

《しかも股間の猫じゃらしはまだ動いておるわい》

《…うっく、いかんいかん…》


最終奥義を放ちつつも、次第に股間に惹かれて行く


「…ほうれ、ほうれほれ」

「…猫じゃらしですよ~」

「オスプレイはしまいましょうね~」


《ウッ…うっぐ》

《ヴニャッ》

《ヴニャヴニャニャッ!》


人類史上最強に不気味な猫化。ネコ耳モードDeath


「(怖ぇぇ)」

「そりゃそりゃ」

「(…う”っ!)」


《(ゴッ!)》


「(ボロン)」


猛獣の一撃。そのすさまじい閃光はマスクドの股間を直撃し、猫じゃらし型TENGOをはずしせしめた。


『(ビーッ!!)』

『反則によりばばあの勝利です』


端末から流れる反則を告げるボイス


「知るか!」

「もはやこの野郎!」

「くらえばばあ」

「生ねこじゃらし!!」


フルチンのままに股間を回すマスクド。野性味溢れる生のねこじゃらし。


《お、おほーっ!おほーっ!》

《ばくん!》


「ひぃ!」

「ふっ…ほおれ」


《ばくん!》


噛み付こうと必至のネコ耳妖怪。かろうじてかわすマスクド



『やめなさぁい!』


間に割って入るレフリー達。両者を羽交い絞めのままに捕縛するも、尚暴れる彼らに向かって別のレフリーから


「(プスッ)」


吹き矢が放たれる


《ほにゃぁぁっ!?》


「うぽっ!?…って」


『…ちゃんと…狙…ぇ』


吹き矢はばばあとマスクドとレフリーに命中し、彼らは眠りに就いた



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ