4-24 向川高校VS灯之台高校 8『あさっての咆哮』
咆哮とは猛獣などが吠えたける事。都川の上流でばばあが行なっているそれは、正に咆哮であった。川は割れ地は裂け乳は垂れ下がる。製鉄所の中のような熱気がひしひしと伝わってくる。あと、醤油工場のような香りは伝わってこない。
《うををぉーん!》
《ふしゅぅぅうう!》
《ひゃっひゃっひゃっ》
《…次はおまえさん達の番じゃの》
「(ジョン・ジョルノジョババ…!)」
「(ジョルノ・ジョヴァーナ…)」
マスクド仮面の股間から擬音と共に大量の汗がほとばしる。
『落ち着くのですか?』
『少しおちつつけけけk?』
『(ジョジョジョ)』
錯乱気味のポニーテール
《ウシャーッ!》
大会を制する為にマスクド達へとゆっくり近づく。ばばあはもはやラスボスの貫禄である。ハワイの事はもう忘れた。
「おおおお落ち着けったってよう」
「そそそうだ」
「アケミ、俺のTENGOをしゃぶれ」
『求愛ですか?』
『求愛行動ですか?』
「いや、ちげーよ」
「スポーツだって何回言ったらわかるんだよ」
『…ぽっ///』
反則には反則を。彼は股間に猫じゃらし風のTENGOをはめて、アケミにしゃぶらせた。
「…ほっ…ほっ」
「ほうっ!」
ポコチンポコチンと鳴り響き、青色のオーラがほとばしる
「こうなりゃヤケだ」
「くらえばばあ!」
「猫じゃらしタイフーン!!」
ポージングのままに地を滑り、股間を回転させばばあに突進するマスクド仮面
《ふひゃひゃひゃ…》
《そんなものに屈すると思うたか!》
《これで終わりぢゃ》
《奥義っ 乳オスプレイ!》
ばばあはたれさがった乳を頭上で2つ回転させ、まるでオスプレイのようにホバリングした。オスプレイとは定期的に墜落事故を起こしているヘリコプターのことだ。
「…なにっ…回転が二つッ!?」
「(グシャァァッ!)」
「ぐああああぁっつ!」
「っぐ…まだまだぁーっ!」
気合で立ち上がるマスクド
《ぐぬっ。我が奥義を食らって立ち上がるとは…》
《しかも股間の猫じゃらしはまだ動いておるわい》
《…うっく、いかんいかん…》
最終奥義を放ちつつも、次第に股間に惹かれて行く
「…ほうれ、ほうれほれ」
「…猫じゃらしですよ~」
「オスプレイはしまいましょうね~」
《ウッ…うっぐ》
《ヴニャッ》
《ヴニャヴニャニャッ!》
人類史上最強に不気味な猫化。ネコ耳モードDeath
「(怖ぇぇ)」
「そりゃそりゃ」
「(…う”っ!)」
《(ゴッ!)》
「(ボロン)」
猛獣の一撃。そのすさまじい閃光はマスクドの股間を直撃し、猫じゃらし型TENGOをはずしせしめた。
『(ビーッ!!)』
『反則によりばばあの勝利です』
端末から流れる反則を告げるボイス
「知るか!」
「もはやこの野郎!」
「くらえばばあ」
「生ねこじゃらし!!」
フルチンのままに股間を回すマスクド。野性味溢れる生のねこじゃらし。
《お、おほーっ!おほーっ!》
《ばくん!》
「ひぃ!」
「ふっ…ほおれ」
《ばくん!》
噛み付こうと必至のネコ耳妖怪。かろうじてかわすマスクド
『やめなさぁい!』
間に割って入るレフリー達。両者を羽交い絞めのままに捕縛するも、尚暴れる彼らに向かって別のレフリーから
「(プスッ)」
吹き矢が放たれる
《ほにゃぁぁっ!?》
「うぽっ!?…って」
『…ちゃんと…狙…ぇ』
吹き矢はばばあとマスクドとレフリーに命中し、彼らは眠りに就いた




