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アプリ坊主  作者: 蚊取TENGO
第四章
80/82

4-22 向川高校VS灯之台高校 6『マスクド仮面』

昨今では仮面をつけていれば大体変態(偏見)と言う図式が成り立っているが、本来はそうではない。顔を隠すことから察するに、その素性や身分を隠すことを主目的としているのであろう。

そして今ここにまた一人の変態が現れた。



「ふははは!!」

「そこまでだ!」



じじいとばばあが仲良くレバーをどうにかしている最中、特攻服を着た謎の仮面男が現れた。頭からはどこかしらで見覚えのあるリーゼントがにょっきりとつき出している



{…何奴…ぢゃ}

{名を…名乗…れ…}



白目を?いていたじじいが息絶え絶えに問う



「我が名はマスクド仮面…」

「って……ナニコレ」


『絶好のタイミングですか?』

『撮れ高バッチリですか?』

『二重に被っているのは上だけですか?』



リーゼントの隣の特攻服の女性も又、仮面を着けていた。



《じゃますんなガキども!》

《わしゃあハワイで一生を過ごすんじゃあ!》



「だまればばあ!」

「…人の試合邪魔しやがって(号泣)」

「いいから早くじじいを病院へ連れていくのだ!」



『漏れていますか?』

『本音が漏れていますか?』



こういう場面では大体高い所からなんか叫ぶ人達



《なんだとクソガキが!》

《今から貴様のTENGOを吸い尽くしてくれようか!!》



「えっ…?ひっ…!」

「…やめていただきたい」

「割とマジで」



『せっかくだし吸ってもらいますか?』


縮こまる仮面男


《クケケーッ!!》

《(ガコッ!)》

《(ポコチンポコチン)》

《(ポコジュワワワワ!)》


後ろ回し蹴りでダブルアップに成功


「よ…よしてあげて…」

「よしてあげてよぅ」



『おじいさんのライフはもうゼロですか?』


オロオロしだす2人


《クカカーッ!》

《ガキどもよく観ておけ》


じじいを空中に放りなげ、連続で頭突きをくらわすばばあ


「う、うわーっ!」

「なんだ、なんなんだあの技はーっ!(棒)」


『パクリですか』

『丸パクリですか?』


《…パクリではないッ!》

《よく観たまえ》


キャラが崩壊しだすばばあ(2度目)


「ゲぇーッ!?」

「あのばばあ、ちゃっかりレバーに当ててやがる!!」



空中高く舞い上がったばばあはそのまま関節技をキめて地上に着地した


{…ぼひゅっ…}

{…がくっ}


〔(カンカンカン―ー!)〕

〔決着ゥー!〕


気絶したじじいの端末から自動音声が流れる


「…えっ…」

「決着…?ナニコレ」


『なにがどう決着ですか?』

『人生的にですか?』


わけのわからぬマスクドと金髪ポニーテール


〔ァ…ハァハァ〕

〔…あー、アプリ坊主連盟です〕

〔なにをKOしちゃってるんですか〕

〔ばばあは少し自重して下さい〕


ハァハァと息を切らす連盟委員。どうやら走ってきたらしい


〔場外乱闘も結構ですがこれはあくまでも〕

〔高校生の大会です。少し慎重になってみては…〕

〔これ以上の狼藉は、ハワイ没収になりますよ?〕

〔大体あなたがたは大会に何の関係……がっ!!〕


連盟委員がパイプ椅子で殴られ気絶した



《うしゃしゃしゃしゃーーっ!》

《次はどいつじゃぁぁぁ!!》



手に負えない



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