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そろそろ洋服にも慣れよう!

ワイワイと孫呉のメンバーと俺、そして琴音は今、マイクロバスに乗って街へ出かけていた。理由はそろそろ、孫呉のメンバーの洋服を準備するためだ。いつまでもあんな露出の高い服を着ていては不審に思われる…。それに…みんなに自分に似合って、お気に入りの服が見つかればと思っての買い出しだ。


「いいか、みんな。今回は服屋を特別に貸し切らせてもらってる。値段は比較的安めの店だけど色々な種類あるからいっぱい悩んで数着決めてくれ。」


「「はーい」」


「いかんせん。女性服に俺は疎いから、分からないことは琴音に聞いてくれ。基本的なことなら俺も分かるから、服のサイズ等は俺や琴音に聞いてくれ。あとは試着して決めよう。」


「しかし…こんな大きな街の服屋を貸し切るなんて…玄助は大胆ねー。」


「いや、今回の貸し切りは親父の提案だ。しかも今回の買い物の料金も親父が持ってくれるから値段に遠慮は要らない。好きなのを買ってくれ。」


「わー…お義父さん太っ腹だねー。」


「それだけ親父も気合入ってるってことだな…」


「お兄ちゃんはなんでついてきたの?」


「そりゃ、みんなの世話役だし…」


「今回は服だけじゃなくて皆の下着も買うんだよ?お兄ちゃんが居て大丈夫なの?」


「そこは琴音、お前に任せる。」


「私?」


「ああ、俺は当然ながら詳しくないからな。」


「了解!」


ビシっと敬礼する琴音。


「さて…店に到着したみたいだし…服買うぞー!」


「「おう!」」


そうして一般的なファッションビルに入る。5階建てで1~3階がレディース、4~5階がメンズだ。


「んじゃ、そうだな…俺は誰に付こうか…」


「玄助…私と思春をお願い出来るかしら?」


「おお、蓮華と思春か。いいぞ。」


「変なモノを選ぶなよ?」


「ちゃんとしたの選ぶっての…。んで…どういうのが着たい?」


「こちらの一般的な服装が良いわね…派手でも無く、地味でも無く…」


「んー…意外と難しいな…んー…じゃあ…そうだな…」


そうして蓮華と思春をコーデしていく…


「ホントに色々あるのね…」


「これでも一般的なお店なんだけどね…」


「そう言えば…服はお前の店では取り扱ってなかったな…」


「あー…うん。どういうのが流行るか分からないし…俺はあんまりオシャレとかしないから…」


「蓮華様、此奴に任せたのはダメだったのでは?」


「でも、俺の好みと2人に似合いそうなモノは考えてるから…えーっとコレとか。」


「これは…下履きね…動きやすそうだわ。」


「こちらは丈の短いモノか…」


「うんうん。2人は似合うと思うんだよねー。どうかな?」


「私は良いと思うわ。思春はどうかしら?」


「玄助が選ぶにしては良いかと。」


「思春は俺のことがそんなに信用ならないのか…」


「貴様は何でも似合うとか綺麗だとか言うではないか。」


「そりゃ似合ってるからね。本音だよ。」


「思春?ダメよ?せっかく玄助が選んでくれたのよ?」


「しかし…。」


「そうか…思春はダメだったか…」


「ええい。そんな顔をするな。私はコレにする。」


「よっしゃ。」


そうして蓮華と思春の服装を決め、あとは下着を選ぶ段階になったので、琴音にバトンタッチする。


「んじゃ、琴音。大変だろうが皆の分頼むな。会計する時はスマホに連絡してくれ。」


「了解ー。それじゃあ…皆さん行きましょう。」


そうして、琴音と皆は下着コーナーへ…俺は何をしよう…せっかく来たし…俺も服見るか…


「おお、メンズも結構充実してる…シャツが安いな…えーっとコッチはジーンズ…」


そうして時間を潰していると、琴音から連絡が来たので下着コーナーへ向かう。


「決まったか?」


「うん…」


「なんか…お前疲れてないか?」


「そりゃ疲れるよ…10人以上の下着を数着選んだんだよ?」


「おう…お疲れ…んで、会計は?」


「選んだモノ全部合わせて貰ってる。そろそろかも。」


「OK。」


そうしてレジへ行くと…丁度、合計額が出たところだった。


「えーっと…?さ、30万!?」


「はい。」


「ここってお高いお店でしたっけ?」


「いえ…どちらかと言えば価格は抑えている方かと…」


「女性モノってやっぱり値段するんですね…」


渡されたレシートを見ると最低でも3000円~だ。メンズコーナーは1000円行かないモノとかあったぞ?


「女性モノはどうしても生地面積が増えたりしますから…」


「あー…なるほど…じゃあ、えーっと…ひい、ふう、みい…コレで。」


「はい、お預かり致します。」


そうして、会計を済ませ、皆の元へ…


「みんなー会計済ませたから荷物持ってくれー。」


「「はーい。」」


みんながそれぞれ自分の買った服を持ち、帰る為にバスに乗り込んで行く…


「えーっと…今回は貸し切り、ありがとうございました。」


「いえ…こちらは何もおもてなし出来ず…」


「いえいえ、大変お世話になりました。また、ご依頼するかとは想いますがその時はまたよろしくお願いします。」


「はい。三船様でしたらいつでも。」


「ありがとうございました。」


お店の方にお礼を言ってバスに乗り込む。


「玄助。何してたの?」


「特別に貸し切りにして貰ったからな、お店の方にお礼を言ってたんだよ。」


「お兄ちゃんしっかりしてるねー。」


「当然だろ…ってお前も買ったのか。」


「うん。欲しいモノがあったからついでに。」


「まさか…それも経費で落とした?」


「うん!」


「お前が使ってんじゃねえよ。」


「もう買っちゃったもんねー。」


「おのれ…自腹切った俺がアホみたいじゃねえか…」


「お兄ちゃんも買ったの?」


「おう。私服をいくつか…」


「皆さんも良い買い物出来ましたか?」


その問にみんなが返事をする。


「喜んでもらえたみたいだね?」


「今回は親父の手柄だな。皆、帰ったら親父に礼を言っとけよ?」


「「はーい。」」


そうして、孫呉一同と俺、琴音は帰りのバスの中で何を買ったのかお喋りするのであった。帰ったら、皆のファッションショーがあることも思ってはおらず、帰ってから後悔するのであった。

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