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琴音の卒業式

随分とお待たせ致しました!

新作ですー!

「はあ…」


「ん?どうした?琴音。」


「今日、私の卒業式だよ?」


「おお、もうそんな時期か…」


「ん?卒業式とはなんだ?」


「ん?ああ、学業を学び終わったら、その終了の式が行われるんだよ。」


「なるほど…と、いうことは、琴音は無事に学業を修めたのだな。」


「そうなるね。」


「しかし、その式には間に合うのか?」


「うーん…私は平気なんだけど…保護者が…」


「ん?お袋は?」


「お母さんはお友達の結婚式だって…」


「マジかよ…」


「って、ことで、お兄ちゃん…お願い…。」


「だろうな…。んじゃ、ついでに、冥琳も来なよ?」


「む?私も?」


「うん。琴音の晴れ姿だし。どう?」


「ふむ…。まあ、琴音のためならば行っても良いだろう…しかし、私などで良いのか?」


「冥琳さんなら大歓迎だよ!」


「しかし…どのような服を着れば良いのだ?私には見当も付かんぞ?」


「あ…そうだった…礼服とか買ってないもんな…」


「ってことは、冥琳さんは来れない?」


「うーん…保護者だしフォーマルな場だしなぁ…。あ、そうだ…まだ手はあるぞ!」


パチン!と指を鳴らす


「なになに?」


「琴音の卒業式に向かう前に、冥琳の礼服を買って、そのまま琴音の式に出席すればいい。」


「あー…なるほど。そうすれば、買ってから着替えて、そのまま行けると…」


「そうそう。どうよ、冥琳。」


「いや、私にはさっぱりなのだが…それが可能なのか?」


「まぁ…お店によるけど…高すぎないお店だったら可能かと…」


「でもさ…問題もあるよね?」


「ん?何が問題なんだ?」


「冥琳さんのサイズ。多分、スーツとかになると思うけど…そうなったら、サイズとか…」


「ちょっと調べよう…。あ、こういうのは?」


「ふむふむ…礼服とは黒を基調としているのだな。」


「そうそう。多分、他の保護者もこんな感じだろ。」


「でも、意外と高いんだね…」


「今更、値段のことを言っても仕方ないし、俺だって稼いでるし…大丈夫だ。」


「じゃあ、冥琳さんとお兄ちゃんにお願いするね?」


「おう。任せろ。」


そう言って琴音は学校に行ってしまった。さて、俺と冥琳は…


「冥琳、俺は着替えて来るから少し待っててくれ。」


「分かった。ゆっくりで良いぞ。」


「ん。ありがとう。」


そうして、俺はスーツに着替えてそのまま冥琳と出かける


「しかし、礼服でもすぐに買えるのだな。」


「んー…そうだね。いきなり結婚式とかお葬式とか呼ばれることもあるからねー…」


「ふむ…なるほどな…」


そうして、俺たちはスーツ等を取り扱っている店で、冥琳の礼服を買った。店員さんが、冥琳のスタイルを見てアレコレとオススメしてくるので少し困ってしまったが…まぁ、琴音の式に間に合えば問題無いので色々とアドバイスも貰いながら購入した。


あ、今回は冥琳のだけ買ったけど…これから孫呉のメンバー全員分必要になりそうだな…考えておこう…


「さて、着いたな。」


「ここが琴音の通っている学び舎か。大きいな。」


「まぁ…それなりに生徒数も居るからね。てか…保護者の受付けはどこですれば良いんだ…」


「お前が知らんのに私は知らんぞ?」


「まぁ…多分、受け付けがあるだろうから…そこ探そう。」


そうして俺と冥琳は無事に受け付けを済まし、会場となる体育館へと向かった


「ふむ…ここが会場なのか?」


「そうそう。ここで式があるんだよ。色々あるけど…まぁ…冥琳だからヒマになる。って言い方は失礼だけど、そんなこともなさそうだし、大丈夫かな。」


「当たり前だ。それに琴音の祝うべき門出の行事なのだろう?ならば余計にな。」


「だな。」


そうして、琴音の卒業式はつつがなく進行して行き…

約1時間くらいで終了した。


「んー…終わったぁ…」


「我々は終始座っているままだったな。」


「まぁ、保護者ってそんなモンだし?」


「それで、これからはどうするのだ?」


「んー…まぁ、写真撮ったり…ほとんど自由かな?」


「そうか。ならば琴音を待っておくのだな?」


「そうなるね。」


そうして数十分後…


「お兄ちゃんー。冥琳さーん。」


「お?琴音、お疲れさん。」


「うむ。苦労だったな。」


「えへへ~。やっと解放されたよー…」


「解放って…もっと言い方があるだろ…」


「えー?式とか凄く眠くて…」


「お前…良いも悪いも含めていつも通りだな。」


「え?うん。」


「もし、炎蓮様がいらっしゃれば、何と仰ったのだろうな…」


「多分笑ってると思う…」


「だろうな…」


高笑いしている炎蓮さんが脳内に思い浮かぶのが容易い…


「そんなに孫堅様って豪快な人なの…?」


「まぁ…酒は水のように飲むし、タバコも鬼みたいに吸うからな…」


「絵に描いたような豪傑じゃん…」


「だからこそ、兵も将も、等しく炎蓮様に忠誠を誓っていたのだ。」


「会ってみたかったなー…」


「まぁ…豪快な人だったしなぁ…てか、お前だったら多分ビビるか、そのままのノリで行くかの何方か…だなぁ…」


そんな思い出話しや、琴音の3年間の学校生活を振り返りながら帰宅する「家族」の姿があるのであった。






えー…季節外れですが…今回は「琴音の卒業式」でした。

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