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第二話 実戦

 はるか遠い未来で人類はその活動を宇宙へと移して数千年経った今でも。人は粗を意をつ続けていた。

 

『戦艦ヴァロッサ!轟沈!!』


『左翼の防衛線の維持困難!』


「ヴィート大佐は?!」


『脱出したようですが、通信は途絶!』


「クラル中佐に指揮権を委譲し防衛網を構築させろ!!」


「避難は!!」


「現在7割が終わり残り31隻が上がってきています。」


『敵に増援!数2000!!』


「2万後退し防衛網を厚くしろ!」


 人の歴史は戦争の歴史だと、何かに書いてあったのを思い出す。

例えそれが宇宙という舞台に移っても変わらない。


「ヴォルフ提督!現在我が艦隊の損耗率は2割を切りました!このままでは陣形を維持できなくなります!!」


「だが、ここで引くわけにはいかない、上級市民共はさっさと逃げ出したが、あそこにはまだ人が残っているのだ。」


「ですがこのままでは避難した民間船が追撃を受ける可能性も出てきます。幾つかの分隊を護衛に離脱させてはいかがでしょうか?」


「今はまずい、味方艦が減っては防衛網の構築が難しくなる。貴族のおぼっちゃまが戦力を引き連れず一人で逃げていればそれも叶っただろうに、300も連れて行きやがってあのくそ共が!!」


「閣下、口調が崩れていますよ。」


「崩れたくもなる、、、、、、ベルク、いよいよの時は貴様だけでも脱出しろ。」


「いいえ、私は最後まで貴方に付いて行きますよ。」


「、、、そうか、すまない。」


 重くなった空気を吐き出すように深く息を入れる。

 現在我が帝国は、連灯篭共和国の侵略を受けていた。

 事の始まりは10日前、連灯篭共和国が宣戦を布告ご中央回廊で戦端が開かれる。

 共和国と帝国はここ数百年の間小競り合いを繰り返していた。回廊前に設置していた監視所及び検問所からの報告が遅れた帝国は後手に回ることになる。

 帝国艦艇3万隻に対し、共和国は30万の艦艇を帝国側回廊の入り口に戦力を集中、数刻で殲滅した。

 これを受け帝国は回廊入り口で待ち受け防衛線を構築し数で勝る共和国でも出口が狭く多くの艦艇を展開できずに現状は膠着状態が続いていた。

 だが共和国の本当の狙いは別にあったのだ。


「まさか、あれだけの数を囮に使うとは、今回の共和国は本気と見える。」


「ええ、遠征帰りの途中で寄った我々が居なければこの場は占領されていたでしょう。」


「ああ、だが戦力比は10対1今戦線を維持できているのは艦船の性の差が大きい、あの棺桶船と射程の短い砲では早々に負けるはずはないのだが。」


「ええ、やはり戦いの基本は数だと言うことを改めて思い知らされました。」


 共和国の戦法は数に物を言わせる物量戦で攻めてきている、帝国の艦は、堅牢主義ということもあり守りに重きを置き。長射程の砲塔型で敵のアウトレンジから次々に砲撃を加え敵船を落としていってはいるが如何せん数が圧倒的に足りず距離をつめら格闘戦を強いられることになった。


「民間船は残り2割を切りました。」


「だが、まだここは動けない、無事に全ての民間船を逃がせてもそこで我々の仕事は終わりではない。」


「撤退する民間船に追撃されないようにしなくてはなりませんからね。」


「だからここで死力を尽くさねばならない。せめてあと一日持たせなくては。」

 

 残り5000の艦艇で60000の敵船をを相手にどこまで行けるか、せめてもう敵の援軍は来ないでくれといのるしか、、、、最後は最後方で高みの見物を決めている敵機関に特攻でもしかけようかと思いふけっていると。


『重力震、、、いえ!次元震を観測!何者かがここにワープしてきます。』


「なんだと!ダートか!」


 ダートとは、正体不明の敵で艦船に取り付いてそのまま押しつぶすように取り込む様から名付けられ謎の多い宇宙生物で、船に取り付くとそのエネルギーを吸収してしまう。



『記録にある物と違います!未知です!!』


「く!出現予想ポイント算出全艦隊急速後退!!」


『来ます!!』


 宇宙が湧きたつ、何もない空間が軋む、まるで強く曲げらる多ガラスがその透明度を失い軋むよう変形し、そしてわれた。










「異空間を抜けて見ればそこは戦場だった件について。」


『目標の座標に到着しました。船内、船外共に損傷はありません。』

 

「アル、本当にここで会ってるんだよな??」


『現在、三万五千二百二十一隻の艦船に包囲される形になっています。どうやら撃ち合いのただなかにワープアウトしたようですね。』


「いやーマジですか。どうする?人にコンタクトは取ろうと思ったけどまさか何ですけどとりあえず通信、コンタクトは取れるか?、、、アル?」


『はい、双方飛び交っている通信の周波数は把握しました。どちらにお繋ぎしましょうか?』


 どっちに、右を見れば大艦隊緑の艦隊か、左を見れば灰色の艦隊か。まずはどちらが友好的かを確認して現在の状況を確かめてから、俺自身の境遇を話した後まずはこの世界の事を知らなくては生きてはいけないだろう、その辺の知識を要求して、、、、、まあ力でこの船を奪おうとする人間だったのなら、、、。


ビー!ビー!!


『エネルギー検知攻撃されています。』


「え!どっちから?」


『緑の艦隊からです。ちなみに彼等は連灯篭共和国所属の軍人だそうです。』


「、、、いつ調べたんだ?」


『貴方が考えてに耽っている間にです。ちなみにもう片方はシェラルレギオン帝国と言うそうです。』


「そうか。わかっただが次からは俺の許可を取ってくれ、ハッキングが攻撃と認識されたらこっちが危なくなるから。もしくは、やられたら自己判断でやってくれ。」


『了解しました。ちなみに今攻撃を受けていますが?』


「子揺るぎもしてないが?」


『この程度の砲撃でこの船は傷一つ付きません。』


 よく見ると攻撃のビームやミサイルといった物は船体の手前で全て防がれているのが見える。

この船のシールドには重力フィールドが搭載されており物理もビームもすべて弾くのだ。

勿論許容量を超えると貫通されてしまうが、この船は恒星並み以上のエネルギー出力がある。


『以下がしますか?』


「もちろん反撃だ!右舷砲撃戦用意!」


『了解しました、砲塔展開、主砲90度回頭、副砲及びレーザーレンズをを展開しす。』


 このアルバトリオンには三連装砲エーテルカノンが胴体部に12門設置され副砲として連装砲ビーム砲、船側面にはレーザー用のレンズが一列100門が合計100か所に配置されている。

そしてその半分の火力が今敵前へと向けられた。


『ターゲットをロックしました。』


「、、、撃て!!」


 かくして、敵船はビームの嵐に飲まれたのだった。

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