3-虚ろな天秤は死を背負う
セイラムを囲っていた醜悪な肉の壁は、ペオルの死亡と共に消滅した。パッと見だと、もう人々はこの國から逃げることができるだろう。
だが、実際にはそんな事できやしない。
なぜなら、この國を包み込んでいたのは肉の壁だけでなく、不確かで概念的な夢幻の境界もあるからだ。
ジャックすら知らない協力者の手によって、この國はいくら外に向かって歩いても進めない夢幻のなかにいる。
そのせいで、人々はどんな恐ろしいことがあってもセイラムから逃げ出すことが出来なかった。
逃げ場はない。正気もない。殺す以外にすることもない。
そんな人々を、最後の処刑人である裁断者は、次々と手にかけていく。
この國に、正義なんて残っていないのだから。
この國で生まれ、根付いたすべてが悪なのだから。
この國に生きる、すべての人間が罪人なのだから。
この國は、存在している事自体が間違いだったから。
完全に殺人鬼と化した人々を、嬉々として殺人をする人々を、少年少女は作業のように無言で殺す。
どれだけ悲鳴を上げられても、どれだけ血と死と罪に塗れても。
それが、罪人である少女にできる唯一の贖罪だったから。
あらゆる罪を背負い、裁く、彼女達なりの死との向き合い方で、責任の取り方だったから。
シャルルの時は、処刑人として避けられていてろくな交流がなかったが……シャルロットの時やノインの時は、時々挨拶をしていた人、店で顔見知りになっていた人、アルバートに近い立ち位置で心配してくれていた人。
そんな風に、少しは関わりのある人もいたが。
どんな人でも、特別扱いすることはない。どうせもう、本当に大切だった人達は死んでしまっているのだから。
彼女達はセイラムという歪んだ國を徹底的に裁き、皆殺しにする。最後の、1人まで……
「……」
セイラムから感じる人の気配が、一部の例外を除いてすべて消失した後。虚ろな表情をした少女は、飛び散った血肉の海の中で立ち尽くしていた。
コートを着ているため、体はほとんど汚れていない。
しかし、その手は確実に血で染まり、あらゆる汚れは彼女の心に蓄積されていることだろう。
再び天秤になっていたフランソワを棺桶にして背負い、雷閃の刀を腰に差し、少女はグチャグチャっ、ピチャピチャっと地獄の海を歩いていく。
目的地は、この惨状の中にあっても血が飛び散っているだけで、まだ綺麗に形を保っている立派な塔だ。
処刑の余波によって、それ以外の建物は全面的に本部跡地と同じような廃墟になっているが、血肉すら踏み潰すのだから、今さら彼女の邪魔にはならない。
裁断者たる少女は、最後の審判を下すべくゆっくり塔の階段を登っていった。小さく赤い軌跡を残しながら向かった先で、古めかしい扉は開かれる。
その先にいたのは当然、彼女の友人であり、同時にセイラムの狂気を暴走させた実験の基盤にいる神秘でもある魔人――モーツァルトだ。
足元に、泣きながらうずくまるアビゲイル・ウィリアムズを控えさせている彼は、相変わらず演奏しながら口を開く。
「やぁ、ノインちゃん。いよいよ僕の裁判の時間かな?
ふふふ……どちらと会えるのか、楽しみだね」
「……うん。虚の天秤は罪人を見逃さない。
あなたは、ギルティ、オア、イノセンス……」
彼女達の間には、もう余計な言葉は必要ない。
ノインはアビゲイルを無視して天秤を掲げると、厳しい表情で傾くそれを見つめる。
「当然、有罪だ。最後に話そうぜ、モーツァルト」
「いいとも、サンソン」
下される判決はもちろん有罪。すぐさま人を殺すための人格――シャルルに切り替わった彼は、ドシンと近くの椅子に腰を下ろすと、足を組みながら強気に言い放つ。
なおも演奏をやめないモーツァルトは、判決にはもちろん、すぐに処刑されないことにも驚かずに対話に応じていた。
「お前は、本当にセイラムを暴走させた元凶なのか?」
「ふふ、既にジャック・ザ・リッパーに聞いているだろう?
もちろん、そうさ。私はそのために配置されたのだからね」
「何のために? お前は演奏のために生きてんじゃねぇのかよ。何でそんな、ただの舞台装置みたいなことしてんだ」
「ふふ……たしかに、私は演奏を食事や呼吸にしている。
以前湖でも、そんなことを君に語ったね」
「そうだ。なのにこうなってる理由を話せ」
シャルルの視線は、いつになく真っ直ぐだ。
今は殺しの時間ではないからか、やや口調は荒いながらも丁寧にモーツァルトという存在を測ろうとしている。
自分という存在に触れられようとしている奏者は、弱々しく微笑みながら言葉を紡ぐ。
「うん、演奏こそが私の生きる意味で、命をつなぐものだ。
私個人にとっては、もちろん何よりも大切だとも。
しかし、それは私にとっての意味でしかない。
周りの誰にも価値がないんだよ」
「……は? 他人にとって意味がある必要があんのか?
お前が大切だと思うなら、他人の価値とかいらねぇだろ。
お前はそういう人間……魔人だったはずだ」
ちゃんと以前の話を覚えており、その在り方も理解していたシャルルの言葉は揺るぎなく。迷わず強い言葉を投げかけられたモーツァルトは、困ったように微笑んでいた。
「もちろん、それでも問題なく生きられはするけど……
前にも言った通り、どんなに楽しいことでも、苦にならないことでも、決して楽という訳ではないんだ。楽しいと思っていても、長く続けるのは苦行になる。君も、人を殺し続け、今も罪と向き合い続けているんだから、わかるだろう?
慣れていて簡単だとしても、辛い。演奏や他のことでも同じさ。殺しの場合は、さらに自分を削るのだろうけどね。
ただの趣味にしたって、続けるには自分の熱を燃やすんだ。
1人で抱えて進むには辛すぎる、過酷な道なんだよ。
おまけに、自分だけの価値を追い求めるということは、周りの人々が他者にまで意味を見出されているのに、私は自分だけが意味を見出さなければならないということだ。
虚空に響く音ほど、虚しいものはないからね。
他人にとって意味がない存在のままなら、いずれ自分自身が見出す価値すら揺らいでしまう。人は、否応なく周りの……つまりは世界の影響を受けるのだから。燃え尽き、見失い……そうして、世界にとって私は無価値になるんだよ」
「それを気にしないってのが、自分を貫くってことだろ?
燃えていても、俺達にはまだ熱があるんだから。他人を気にせず進んだ先に、誰もの記憶に焼き付く軌跡が残るんだ。
仮に残らなくたって、救われるものは、ある。
俺がお兄ちゃんに助けられ、ここに立っているように」
「……その果てに、人は壊れてしまうんだろうね。
ルイは2度死んだし、私は今ここにいる。どちらにしても、自分だけが証明し続けるなんてのはほぼ不可能に近いよ。
結局、ルイは君に観測された。私も、ね」
外や下などを向いて話を聞いていたシャルルだったが、兄について言及されると堪らずキッと視線を上げる。
だが、広義で言えばたしかにルイは壊れてしまった。
自己よりも他者を優先した精神も、最終的に犠牲にした体も。そして、2度死んだのも事実でしかない。
一度は目線を強めた彼は、日常の落ち着いた状態だったこともあり、すぐにまた目を逸らして話を聞く体勢に戻った。
特に目を向けず、気配だけで動きを察していたモーツァルトは、曲をより穏やかなものに変えて話を続ける。
「人は、他の生物よりもよっぽど環境の影響を受ける。
繊細な心が、それを正確に伝えてしまう言葉が。それぞれの思想、ポテンシャル、立場にまで価値を与えてしまう。
君がルイや私を観測したように、心に意味を与えている時点で価値からは逃げられない。そして、高い社会性を持つ人間にとって、その値踏みする視線は何よりも辛い苦痛になるんだよ。君は、無価値のままそれに耐えられると思うかい?
我々はこの世界の創造主ではなく、最初からあるこの世界に生まれ落ちた。その時点で、世界は君のすべてに影響を与える。いわば、世界が君を形作っている。
もちろん、君から世界への影響もなくはないだろうけど……それはつまり、君は世界にとって意味や価値のある存在になることができたということだ。
そう考えるならば、この世界で快適に生きるならば、やはり他者へ与えられる価値と意味は必要だろう?
私は音楽家ではなく、演奏家だから。元からある音色を奏でるしか出来ない私には、やはり意味がない。
だから、私はこうして舞台装置に成り果てた。
こうすることで、ようやく世界に対する意味を持ち、他者からの価値を得られたんだよ」
演奏は終わり、同時にモーツァルトの話も終わった。
すべてをやり切った奏者は、鍵盤に手を添えたままで瞑目し、天を仰いでいる。
同じように、シャルルも目を閉じて黙り込んで動かない。
たっぷり5分は経ったかと思われた頃。
彼はようやく椅子から立ち上がり、傾いた天秤をギロチンに変えて、コツコツと歩み寄っていく。
「そうか。お前が核になった理由は、理解した。
理解したから……もう、処刑の時間だ」
「オーケー。だけど、このままでいいかな?
私は死ぬ瞬間まで演奏をしていたい」
「問題ねぇ。今の俺は、直接でも死を与えられる」
再び演奏を始めた奏者に、処刑人は異議を唱えない。
ギロチンを棺桶に変えて背負うと、腰から雷を帯びた刀を抜いてその背に向ける。
だが、決して突き立てはしないし、すぐに死を与えることもなかった。感情の読み取りにくい表情をしている彼は、暗い雰囲気を和らげるように言葉を紡ぐ。
「だが、最後にこれだけは言っていくぞ、モーツァルト」
「なんだい、サンソン?」
「……お前がどんな場所にいたのかは知らねぇ。
もしも件の科学者の施設にいたのなら、たしかに誰も見向きはしなかったかもしれねぇ。けど、それだけ上手い演奏が、無価値な訳ねぇだろうが。まともな感性を持つ人間が聞けば、それは間違いなく心を震わせられる演奏だ。
意味も価値も、最初からあったに決まってる。
もし、普通の場所でも無意味に思えちまったなら。
そりゃお前、演奏に没頭してるお前が愛されてたんだよ。
声をかけて中断させたくないくらい、お前自身が」
自分を見つめる芸術家だからこそ、思い込んでしまっていたこと。他者が客観的に見たからこそ、気づけたこと。
シャルルの言葉を聞いたモーツァルトは、ここまで来てようやく己が間違っていた可能性に思い当たり、目を見開く。
再開された演奏は軽やかで、表情も救われたように柔らかな微笑みになっていた。
「……そう、か。私は、自分を見つめすぎていたんだね。
あまりにも音楽を、演奏を、愛してしまっていたんだ……
ありがとう、シャルル・アンリ・サンソン。
私はようやく、自分の生まれた意味に気がつけたよ。
神秘は超常のもの。きっと、またいつか会おう」
「おう、あばよ。大切な友人」
次第に壮厳になっていく演奏の、最高潮で。奏者の命は狩り取られ、バァン……という音と共に突っ伏し絶えた。
血など一滴も流れていない。文化人らしく、穏やかな死。
その最後を見届けてから、音が完全に絶えてから、シャルルは刀を差して一歩下がる。ゆっくりと視線を向けた先にいるのは、当然泣きながらうずくまる少女だ。
「……さて。あとはお前だけだな、腹黒。いや、自分すらも騙す最悪の狂言師――アビゲイル・ウィリアムズ」
明確に声をかけられても、自分のフルネームを呼ばれても、彼女は一向に顔を上げようとしない。
泣いているということは、國の現状については理解しているのだろうが……モーツァルトが死んだことには気が付いていないのか、まったくの無反応だ。
それを見たシャルルは、呆れたようにため息を付くと、長い髪をワシャワシャっとしながらさらに近づいてく。
「顔を上げろ、アビゲイル。お前の嘘は、別に空想に逃げるためのもんじゃねぇだろ。たとえ歪ませたとしても、それでもどうにか現実を見るための……」
「……たに」
「あ? なんだ?」
「あなたに、何がわかるのっ!?」
説得を試みるシャルルの言葉を遮るように、アビゲイルは涙ながらに叫ぶ。彼はうるさそうに顔をしかめ、感情を逆撫でしない程度に耳を塞いでいた。
「ハッ、テメェのことなんざ俺にわかるか。
俺にわかるのは、俺達は責任を取らないといけねぇことだけだ。もう、生き残ってんのは俺ら2人だけだぜ?」
「あたしはっ、みんなに幸せになってほしかった!!
何をしても、悪い方にしか向かわなかったけど……
それでもっ……あた、しはぁ……!!」
「アビゲイル」
「何でこんなことになっちゃったの!?
ずっと、少しでも不安が和らげばって思ってただけなのに!!
そのために、団結しただけなのに……!!
なんで、マリーみたいにできなかったのっ……!?
生き残ってほしくて、戦う力を与えて。
みんなが殺し合って、罪人としてあなたに処刑されて。
全部、全部だめになっちゃったぁッ……!!」
「アビゲイル!!」
さらに悪化して泣きじゃくるアビゲイルを、シャルルは強く叱りつけて黙らせる。肉体年齢としては同い年であるはずの少女は、父親に怒鳴られたかのようにビクリと体を震わせて彼を見上げていた。
「俺達は罪と向き合わないといけねぇ。
俺は直接的に、お前は間接的にセイラムで死と殺しを振りまいたんだからな。この責任は、取らないといけないんだ。
自分に嘘をついて誤魔化すのも終わりだ。もう、目を逸らすな。俺達なりの正義があったとしても、決して善じゃない。
俺達はどこまでも悪で、許されちゃいけない罪人なんだ」
「だから、殺したの……? この國を」
「あぁ、そうだ。この國はあっちゃいけなかった。
もし外に出られても、地獄を広げるだけだから」
「あたしは、どうしたらいいの……?」
ゆっくりと現実を受け止め、アビゲイルは問いかける。
意識的に自分に嘘をつくのはやめたようだが、その代わりなのか、やや依存的な雰囲気だった。
しかし、この歪んだ國に生まれた一般の人々ですら、最終的に殺し合う結果になったのだ。彼女はマシューの元で実験の最前線にいたのだから、まともでじゃないのも無理はない。
シャルルは特に何かを言うことはなく、背負っていた棺桶を再び天秤にすると、それを揺らしながら言葉を紡ぐ。
「俺はセイラムを殺した罪人だ。この罪を投げ出すことなく、苦しんで、苦しんで、苦しんで、苦しんで……
苦しみ続けて生き続ける。それが俺にできる唯一の償いだ。
お前もセイラムを腐らせた元凶だが……お前は殺したことはないんだろ? まさか、本当に善意から悪意と変わりないもんを振りまいていたとは思わなかったが……
誰にも迷惑をかけねぇと誓えるのなら、俺はお前を殺さない。この罪を背負って、悠久を苦悩し生き続けろ。
その果てに、もしも誰の手も汚さずに自らを殺す術を見出したのなら、その時は好きにすればいい。
この辛く苦しい世界の中で、死は唯一の救いだから」
「……そうね。わかったわ。あたしは……あたしも、目を逸らさずに生きる。でも、死ぬ方法ってどういうこと?」
「俺は蠱毒を生き抜いて神秘になった。手段は違うが、結果としてお前も生き残ってる。なら、成ってるだろ。
神秘的なオーラを感じるぜ」
シャルルに指摘されると、最初は戸惑ってたアビゲイルも段々と現状を自覚したようだ。涙は相変わらずだが、次第に表情を険しくし、両腕で体を抱く。
神秘に成るということの意味を理解して。
大自然そのものであるということは、もう自然な死は迎えられず、山が自分で崩れられないように自殺もできないという残酷な現実を直視して。
とはいえ、シャルルからすれば他人事で、彼自身のことならもうとっくに覚悟はできている。やはり特に口を挟まずに、さっさと階段に向かいながら確認を取っていた。
「自覚したなら問題ねぇな。
神秘に成るってことの意味、なんとなくわかるだろ?」
「……えぇ。あたしは、もう死ねないのね……」
「安心しろ、俺もだ。じゃあな、また気が向けば会おう」
「待って! ……あたしは、死ぬ方法を探すけれど。
あなたはこの先、どうやって生きるの?」
「俺は……この世界の、死を見続けるよ。
それが私の、生き残った意味だと思うから」
目の前に広がる階段の、どこまでも下に続く闇を見つめながら、ノインは寂しげに答えを返す。
その姿を見ると、アビゲイルも少しは落ち着きを取り戻したようだ。いつかのような微笑みを浮かべ、別れを告げる。
「……そう。また、いつか会いましょう、虚の天秤」
「うん。またね、蠱毒の嘘」
彼女達は、人が自然に打ち勝てる程に強い心を持ったモノ。
地球に宿った神秘の器となり、超常の存在と成った者。
大自然そのものである、人の神秘――そのうち、負の感情を以て成った魔人。
その名は、悠久を生きることでいずれ擦り切れる心を、その方向性を定める指針となることだろう。
寿命がなくなり、他の神秘によってしか死ねない彼女達は、この初心によって自分を保つだろう。
セイラムにて、あらゆる死を蓄積し、その後も向き合い続ける虚ろな天秤と。セイラムにて、あらゆる死を扇動するも、そのすべてがネジ曲がっただけの嘘。
これが、彼女達の2つ目の名前。これが、最後に生き残ったお互いへの最初で最後のプレゼント。自己を保つための希望であり、自分の苦痛を示す絶望でもある呪いの名。
決して、自分から好き好んで成るようなものではないが……
同時に、自分の意思で拒否できるものでもない。
負の感情とは、否応なく内側から溢れ出るものなのだから。
それに、塔から出た彼女の視線の先には、その呪いを甘んじて受け入れるだけの景色が広がっている。
血肉の海、赤く染まって崩れる廃墟。空を見上げれば、柔らかな木漏れ日すらも遮るような暗い空が。
この先の未来に、どんな出会いが待っているとしても。
今この瞬間には、すべてを背負う責任を負った少女の目には、果てしない絶望だけが渦巻いていた。
「……うん。私達は、この世界の、死を見続けよう。
ずっと、ずっと――」
この國の罪と向き合い、責任を持って償うために。
あぁ、辛い……辛いよぉ……
救いなんてどこにもない、とことん向き合う物語。
もうこういう作品書けないんじゃないかってくらい心を削られました……
もっと一般住民との描写も書いた方がいいかとも思ったんですけど、精神的にキツすぎるんですなくてよかったなと今思ってます、本当に。
とりあえず、これで虚の天秤は完結です。
次話にキャラのページは書きますが、本編の更新は多分もうありません。
シャルルがセイラム國民を虐殺するシーンとか、後から書いてもいいかなと思ったんですけど、ただただ痛々しいし地味なんで、まぁ要望ない限りいいかな。
ただし、正統続編的なものは書く予定です。
そもそも虚の天秤も、化心のスピンオフである蜜柑の対策の後始末的な物語なんですけど……笑
まぁ、シリーズ本編にこういう肉付けをしていく感じに切り替えたので、いいかなと。
シリーズ内での立ち位置がどうあれ、それぞれの作品で独立した物語にはなってますしね。
ということで、正統続編です。
実習や資格試験、就活もあるので、少なくとも本編である化心が完結するまでは書かないとは思うんですけど……
タイトルは「蠱毒な魔女と虚偽の騎士」です。
誰の物語かは、まぁタイトルでわかりますかね笑
生き残った2人は、どちらも出る予定です。
投稿を始めたらここで連載開始のアナウンスをしてもいいんですけど、忘れるかもしれません。
(完結後もまた連載中にして投稿できますよね?
現時点では完結作がないのでわからないんですけど)
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