六章 虚数備録 キャラ
――新キャラ――
☆ルイ
ノインたちの兄。寝室にあった写真の姿そのままの子。
両親同様妹(無自覚)に処刑されていたが、彼女が処刑人になるにあたって、面白いからとペオルに生かされ保存されていた。
製造番号は2。意味するのは、心の声に従ってください。
どのような状況になっても、彼自身が折れなければ望む通りの行動を実行することができる。ペオルによって蘇らされるが、それでも妹を恨んでいないと心が叫んだ。
☆ペオル
肉の巨木に下半身を埋めていた、小綺麗なスーツを着た男。
顔立ち自体はそこそこ良いが、血まみれの体、恍惚とした表情、骨がないかのようにぐわんぐわんと揺れ動く体など、彼を構成するすべての要素が人に嫌悪感を抱かせる。
その上、普通の生物では殺すことのできない大自然そのものである存在――神秘。人々に醜悪さを振りまく魔人として、セイラムに配置され実験の基盤となっていた。
製造番号は0。意味するのは、宇宙とつながっています。
――追記キャラ――
☆ジル・ド・レェ
元死体の回収人。享年51歳。身長216センチ。
白衣を着ている。身長の割りに細く、柳のよう。
殺人鬼であり、死体を改造して遊ぶ改造鬼。
1章のボスであり、既にシャルルによって殺されていたが、ペオルの力によって蘇生された。
相変わらず何を言っているのか意味がわからない。
復活後はシャルルに襲いかかろうとしたが、他の面々同様、雷閃に吹き飛ばされて殺された。
製造番号は3。意味するのは、拡大していきます。
☆アルバート・フィッシュ
村でも有数の屋敷の主人だった。享年67歳。173センチ。
死後もやはり若々しく、パッと見20代。
手甲など軽装の鎧に黒いマントを羽織った紳士。
幼い頃から知っているシャルル相手でもオロオロするくらいに臆病で、とんでもなく気弱な紳士だったが、蘇生された後は常に狂気的な言動をしている。
ジル同様、雷閃に吹き飛ばされて殺された。
製造番号は8。意味するのは、豊かさが訪れます。
☆マシュー・ホプキンス
元村長兼処刑人。処刑人協会――ウィッチハントの元会長。
享年157歳。身長172センチ。
シルクハットにマント、レザーソールと、キチっとした正装をしている人物。見た目年齢だけで言うのなら、5〜60歳。
激しい運動はあまりしないが、無理をすれば可能。
製造番号は4。意味するのは、現実になります。
☆ヨハン・ライヒハート
元村一番の処刑人。マシューが育てた処刑人の中で最高傑作とされていた。享年58歳。身長185センチ。
黒い上着に白いシャツ、白い手袋に黒い蝶ネクタイという、ある種伝統的な死刑執行人の服装を着る。
ぶっきらぼうな喋り方。機械のように規則正しく処刑を執行する。だが、蘇生後はマシューへの尊敬を強めているのか、彼の死で大いに取り乱した。覚醒するも、雷閃によって軽くあしらわれて処分される。
刃物全般を手足のように動かすが、主武器は妙に丸い大剣。
製造番号は5。意味するのは、変化が訪れます。
☆フランツ・シュミット
元プロの処刑人、自らを社会秩序の回復者と称していた。
スーツの上に白衣を纏う。享年41歳。身長170センチ。
丁寧な口調で、性格もどちらかというと弱気。
特に強い4人の処刑人の中で最も紳士的な人物。
しかし、処刑の際には容赦がなく穏やかなサイコパスと化している。スナイパーライフルを武器にし、罪が軽ければ脳天を撃ち、重ければ手足を延々と貫き続ける。
製造番号は6。意味するのは、あなたは輝いている。
★エリザベート・バートリー
元組織の一員。殺し屋。享年17歳。158センチ。
未成年ながら、村でも有数の淑女だった。
赤や黒を基調としたどこか禍々しいワンピース。ゴスロリ。
ぬいぐるみなどを操り拷問、処刑をする(威厳があるからとフリだけしてる)。お気に入りはアイアン・メイデン。
どんな時でも、自らがルールであるかのような、傲岸不遜な態度を取る(中身はただのポンコツ、アホ)。
協会に生殺与奪の権を握られていることに憤慨していたため、今回の蘇生で自由を得てもう満足していた。
ペオルに反逆するルイ――ノイン側に立つ必要はないのだが、虐殺など美しくないため再び仲間になる。
製造番号は7。意味するのは、霊的な成長をしています。
★マリー・アントワネット
村で最も清く正しいとされていた少女。享年16歳。
154センチ。生前は地味な格好をしていたが、死後は女王らしく毒々しくて派手な黒いドレスを身にまとっている。
名も、ただのマリーから復讐を誓う王妃のものを継承した。
これまで戦ったことなどなかったはずだが、鎌を片手に優雅な死を振りまく。
製造番号は9。意味するのは、一つのサイクルが終わります。
☆ジャック・ザ・リッパー
一度はシャルル達を殺そうとしたくせに、負けて処刑される立場となれば素直に従い、結局最後まで味方をした。
製造番号は11。意味するのは、人生の目的と魂の使命を知る。




