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和人の記録弐 追伸
奏蓮との戦いが終わった夜、美月はまたベッドの上で枕を抱えながら和人の事を考える。
傷だらけになり、死にそうになってまで自分を守ろうとしてくれた彼氏、やはり和人を好きで、和人の彼女でよかったと喜ぶがまたも重大なことに気付く。
「あれっ? そういえば和人君、協会の人呼ぶのに携帯使ってたけど……」
和人はあの時全身に銀の弾丸と、銀の剣による攻撃を受けていた。
だが和人の携帯は使えるだけでなく無傷の状態だった。美月は再び枕を跳ね飛ばし叫ぶ。
「あの携帯何でできてるの!?」




