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月人の記録壱  追伸

 月人が美咲と別れ、家に着くと和人と美月は寝ており、居間で夜風が一人テレビを観ながら月人の帰りを待っていた。


「ただいま」

「月人!」


 月人の姿を確認すると夜風は飛びつき月人を力いっぱい抱きしめケガがないか月人の体を調べ始める。


「姉さん、別にケガはしてないっていうか俺らの体はすぐに再生するんだから、その心配事態必要ない……」


「何言っているの! 私達の体だって再生を遅延(ちえん)させる毒とか不治の攻撃とか銀の攻撃受けたら傷が残るんだから! でもよかった、月人になにもなくって、本当にお姉ちゃん心配したんだからね……」


「姉さん……」


 普段から月人になにかとかまっていたがいつもは普通の女子よりも気丈さがあったのに対して今は大袈裟すぎるほどに心配し、涙ながらに月人を抱きしめる姉に少し戸惑いながらも月人はそれを嬉しく感じ、夜風の頭を撫でた。


 するとやや視線を動かした月人の視界に和人の飾っている写真が目に入ったがそこには新たに自分が小学校に入学した時の物と和人と美月が大学に入学した時の物とで合計二枚の写真が追加されていた。


「増えてる!?」

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