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和人の記録壱 追伸

 炊事遠足の日の夜、美月は自室のベッドの上に枕を抱え座り、恥ずかしそうに下を向きながら今日あったことを思い出す。


 和人の彼女になった、未だに信じられないが美月は何度も何度も和人が自分を好きだと言ってくれた事を思い出していた。


 このまま寝て次の日起きたら全部夢でした。なんてことはないだろうか、もしそうなら寝るのが恐いなどと考えながらうれしそうにはにかみ、パタンと後ろに倒れ白い天井を見る。


「……和人君……」


 だがそこで美月はある重大なことに気付く。


「あれっ? そういえばあたし、トイレから飛び出して和人君にしがみついたとき……」


 蛇口は外についている、手を洗っているわけがない。


「っっ!?」


 途端に美月の顔が首元まで赤くなり枕を天井も跳ね飛ばし叫ぶ。


「お願い和人君、気付かないでぇー!」


 下の階で両親が美月は何を叫んでるんだと言っている頃、和人は。


「あっ、そういえばトイレであいつ……」


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