表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
探偵気取りのコリドラス  作者: まるみ
2/9

探偵?コリドラス爆誕!

私、コリドラス。

毎日水槽の中を、泳いでいます。


個体の識別としては、オスかメスかは、人間では、分かりづらい人もいるかと思います。


私は、どちらなのかは、えー、その事については、発言を控えさせてもらいます。


コリドラスという魚は、ソイルと呼ばれる土の上を這うように、泳ぎますが、たまに上に上がるように泳いでみたり、激しく泳ぐ場合もあります。


理由についても、発言は控えさせてもらいます。


えっ?本当はなにも知らないのでは?って?

まさか!

私はコリドラスですよ?

ちゃんと、私自信の事は、分かっておりますが?


そうそう、ミナミさん達も結構、泳いでいるのを見かけます。

この間の話をしますと、ミナミさんはぶつからないよう、泳いでいたのですが、何かにぶつかった者がいまして。


さて、私の出番です!


私がソイルの上を這うように泳いでいた頃、エビさんがぴょーんと、飛びました。

良くある事ではあるので、私もビックリしませんでした。

その時です。

どこから、婦人の「キャッ!」という声が。


エビさんでした。

エビさんは、個体の識別する「名前」が難しいので、全てエビさんですが、私はなんとなく誰だかわかります。


私はゆっくり近づいて「どうしました?」と聞くと、「誰かにぶつかったのよ、もぅビックリ!」との事。


皆さん、事件発生です。

私はこの婦人が誰とぶつかったか、検証します。

「奥さん、できればもう少し詳しく」

「はぁ?だからぁー、今誰かとぶつかったの!」

「奥さんは、どちらに居たのですか?」

「なぁに?さっきから!私はここに居たわよ!」

「そうですか」

「あなたねぇ、さっきからなんなのよ!」

「いえ、あの、探偵…」

「なんだか知らないけど、邪魔よ!全く!」

婦人は、ぴょーんと飛んで、どこかへ行ってしまいました。

私はこの場に残り、検証を始めます。


婦人はこの場に居たら、誰かとぶつかって声を出した。

この近くに誰が居たのでしょうか。


先ほど、私はソイルの上を這うように泳いでいました。

そんな私が泳いでいいた頃、一匹のエビさんが、ぴょーんと飛びました。

私は彼が犯人だと思います。

なぜなら、ぶつかったのを、私が見ていたからです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ