探偵?コリドラス爆誕!
私、コリドラス。
毎日水槽の中を、泳いでいます。
個体の識別としては、オスかメスかは、人間では、分かりづらい人もいるかと思います。
私は、どちらなのかは、えー、その事については、発言を控えさせてもらいます。
コリドラスという魚は、ソイルと呼ばれる土の上を這うように、泳ぎますが、たまに上に上がるように泳いでみたり、激しく泳ぐ場合もあります。
理由についても、発言は控えさせてもらいます。
えっ?本当はなにも知らないのでは?って?
まさか!
私はコリドラスですよ?
ちゃんと、私自信の事は、分かっておりますが?
そうそう、ミナミさん達も結構、泳いでいるのを見かけます。
この間の話をしますと、ミナミさんはぶつからないよう、泳いでいたのですが、何かにぶつかった者がいまして。
さて、私の出番です!
私がソイルの上を這うように泳いでいた頃、エビさんがぴょーんと、飛びました。
良くある事ではあるので、私もビックリしませんでした。
その時です。
どこから、婦人の「キャッ!」という声が。
エビさんでした。
エビさんは、個体の識別する「名前」が難しいので、全てエビさんですが、私はなんとなく誰だかわかります。
私はゆっくり近づいて「どうしました?」と聞くと、「誰かにぶつかったのよ、もぅビックリ!」との事。
皆さん、事件発生です。
私はこの婦人が誰とぶつかったか、検証します。
「奥さん、できればもう少し詳しく」
「はぁ?だからぁー、今誰かとぶつかったの!」
「奥さんは、どちらに居たのですか?」
「なぁに?さっきから!私はここに居たわよ!」
「そうですか」
「あなたねぇ、さっきからなんなのよ!」
「いえ、あの、探偵…」
「なんだか知らないけど、邪魔よ!全く!」
婦人は、ぴょーんと飛んで、どこかへ行ってしまいました。
私はこの場に残り、検証を始めます。
婦人はこの場に居たら、誰かとぶつかって声を出した。
この近くに誰が居たのでしょうか。
先ほど、私はソイルの上を這うように泳いでいました。
そんな私が泳いでいいた頃、一匹のエビさんが、ぴょーんと飛びました。
私は彼が犯人だと思います。
なぜなら、ぶつかったのを、私が見ていたからです。