プロローグにもならない小さな出会い
「はぁ…どっかに可愛い女の子いねぇかなー」
山田太郎58才…魔法使いだ
ゲームにアニメ、マンガなどを満喫しているスーパーニート平均な顔、特技があるわけでもなく体ががちむちとかでもない、そして、オタク…モテる要素がなさすぎる
しかも、山田太郎って!
それで一回告白断られたんだぞ…!
名前で告白断れたやつが他にいるか…!?
…はぁ…異世界転生ものみたいな展開ないかなぁ
「…その願い、叶えて差し上げましょう」
え?
…なんだ幻聴か、疲れてるのかな俺
「…その願い、叶えて差し上げましょう!」
くどいなぁ…同じことしか聞こえんのか俺の耳は
もーいいや、奇跡もなにもあるわきゃない
帰って貯まってるアニメみよーっと
「その!願い!叶えて!差し上げ!ましょう!」
「うっせーっな!黙ってろこの野郎!」
スパーン、そんな擬音が合いそうな見事な平手打ち
俺は密かに思う
決まったぁぁぁぁぁぁ!今年1決まったぁぁぁぁぁぁぁ!
そんな俺の思いを壊したのは、幻聴だと思っていた声の元凶…その姿は正に、死神!
「…っいったっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ふと気がつくと俺は町中で見つかった芸能人のように視線を浴びていた
そりゃそうだな、60近い大人が中学生ぐらいの可愛い子をぶっ叩いたんだから
初投稿です!いかがだったでしょうか?
ぐだぐだとやっていく予定なので、暇な時間にちょっと読んでくれると嬉しいです!