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青空の下で青春を  作者: 中村竜野
1章 1年生編
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部活動と生徒会副会長

 鷺宮良太こと俺は、今日もいつもの日課として神社まで走っていた。

 神社に着くとまず昨日あったじゃじゃうま巫女さんこと春本智香を警戒していたが、何にもなかったのでお参りだけして家に帰った。

 家では、お袋の飯を食べて少し食後休憩していると7時30分ぐらいになっていたので、すぐに家を出た。

 勉強道具は学校に置いているので持ち物はほとんどないから楽だ。

 

 (なんか、最近時間が進むのが速いようなきがするのは俺だけか?)


 そんなことを考えているうちに俺の悪友こと澄川拓也に出会った。

 

 「良太、昨日俺いい物見つけたけど一緒に見ないか?」

 「朝の最初の朝のあいさつはそれかよ。たく」

 「いいじゃん。さびしいの一緒に見ようよ~」

 「そんなの興味あるか」

 「まぁ、良太はマザコンだからしょうがないか」

 「それ以上ゆうんじゃねぇ」

 「悪い悪い、冗談だって。それよりも」

 「なんだ?」

 「俺と一緒に部活作ろうぜ!ゲーム部とか作ってさ。暇だろ?」

 「俺、部活入ることにしたわ」

 「は?」

 「ん?」

 「うそだよな」

 「何で嘘つかなきゃなんねんだよ」

 「まじかよ。良太が入る部活とは一体・・・」

 「ひでぇな。お前」

 「それで何部?」

 「写真部だ」

 「なぜに?良太写真好きなのか?」

 「いや、生徒会長に無理やりさs」

 「ふざけんじゃねぇ。何でお前ばっか可愛い女子に誘われてんだよ。嫌味か?嫌味だよな!!」

 「俺だって好きで参加したわけじゃねぇよ。あと、お前は女子から離れろよ」

 「無理だな。あと、その部活俺も入る!!」

 「俺にゆうな!あと、言い忘れていたがまだ入ってねぇ。まだ、仮部員だよ。今日見に行くつもりだ」

 「なんだ、焦っちまったじゃないか良太君よ」

 「何に、焦ったんだよ!!」


 いつも道理くだらない会話をして学校に着き教室に入った瞬間、エリカ・スプライトが話しかけてきた。

 

 「ねぇねぇ、良太は部活入らないでしょう?だったら一緒に作らない?」

 「1つ聞いておく何部だ?」

 「ゲーム部よ。楽しそうでしょ。入るでしょ」

 「入らないし、同じこと言っているやつに2度も会うし何だよ今日は」

 「良太。いつものことじゃないか」


 さりげなく俺の肩に手を置いて耳元でささやいてきた。


 「うるせぇ!!俺は部活に入った。以上!!」


 そういって自分の席に先生が来るまで寝ることにした。

 エリカが『何部入るだの』うるさいがすべて聞き流した。

 休み時間に何度も聞いてきたが、聞き流して無視していた。

 そのようなことをしていたら学校も終わり帰る人や、俺と同じく部活の仮入部する人たちがいたがそれ以外にもいた。


 「なんだエリカ。俺は言わんぞ」

 「写真部に入るんでしょ。聞いてきた」

 「よ、良太一緒に写真部行こうぜ」

 「拓也、お前なぁ」

 「ちなみに私も参加するわ。写真部」

 「ほ、本気でいっているのか。」

 「えぇ。高校では何かしら部活に入っておいたほうがいいでしょ」

 「俺は良太が行くところならどこえでも行くぞ!」

 「・・・・しょうがねぇな。行くぞ」


 この時点で相当疲れていたが、すみれの部活に行かなくてはならないため遅い足取りで俺はエリカと拓也を部室へと連れて行った。

 この学校は4階建てで4階は1年生、3階は2年生、2階は3年生、1階は職員室や部室、事務所などがある。

 他にも別館に部室などがあるが写真部は本館の1階の一番右端にあった。

 何も変哲もない普通の扉に『写真部』と書かれている看板を見つけた。


 「ここか。すみれいるか?入るぞ」


 入った瞬間『パンッパンッ』とクラッカーが部屋中に鳴り響いた。


 「良太くんが初めての部員だからクラッカーを用意してみたんですけどどうですか?あ、あれう、後ろのひ、人たちは?」

 

 (拓也とエリカが後ろにいるからあがり症になっちまったか)


 「紹介する。写真部に入りたがっている拓也とエリカだ」

 「澄川拓也です。拓也と呼んでください。いや、たくぽんでもいいですよ。可愛い生徒会長に言われるとご飯5杯いけるね!!」

 「私はエリカ・スプライトです。すみれ先輩これからもよろしくおねがいしますね」

 「は、はいお、お願いします」

 「すみれ、しずくちゃんはどうした?」

 「しずくちゃんは、今私の後ろで椅子に座って紅茶飲んでます。」


 言われた通り後ろを見ると、優雅に紅茶を飲んでいる女の子がいた。

  

 (なんか可愛いというより凛々しいな)


 そう思っていると、


 「すみれ、その子たちが新しく入るの?」

 「う、うん。まだ、仮部員だけどね」

 「しずくさん。私くしめとデートしてもらえませんか?」

 「ごめんなさい。貴方に興味ないの」

 「ガ-ン」


 拓也が石のように固まってしまった。

 

 (これから直すのめんどうなんだよなぁ)


 「それで、良太君っていう子はどの子?もしかしてさっき振った男の子じゃないよね?」

 「そいつと一緒にすんな。そいつは拓也でこの銀髪娘がエリカで俺が良太だ!!」

 「な、なによそんな紹介しなくても」

 「あぁ。悪いな」

 「ふーん。私は生徒会副会長の多美雫よ」

 「あぁ。仮とはいえ写真部だ。よろしくな、雫副会長」

 「私は雫でいいわ。貴方に興味があってね」

 「すみれのあがり症の件だろ?それがなんだよ」

 「1年間しかも同じ部活で同じ役員なのに全然直ってないのになんで貴方はだいじょうぶなの?」

 「俺もわからねぇ。すみれはなんでだいじょうぶなんだ?」

 「私も分からないんですが良太君とはなぜか親近感みたいなものがわいて出てくるんです。たぶん、だと思います」

 「親近感か。私も良太君を見習わないといけないな」

 「ねぇ、何の話よ。全くついていけてないんだけど。私が」

 「知らなくていい話しだ。それよりもエリカ今何時だ?」

 「人使い荒いわね。えーと6時30ぐらいね」

 「助かる。それじゃあ、すみれと雫、俺は先に帰るわ。エリカ、お前はどうする?」

 「私も帰ろうかな。拓也君はどうするの?」

 

 (そうだな何か手は。あ、あれをやるか)


 「おい、拓也。俺の例の物やるから目を覚ませよ」

 「まじで!!あれくれんの?やふ~!!」

 「復活すんの、速すぎだろ」

 「拓也が復活したんで今度こそ帰るわ」

 「また明日ね。え、エリカさん、た、拓也君、良太君」

 「すみれが緊張しないで話せるとは、さすが良太君だな。それじゃあまた明日」

 「ありがとうございました。すみれ先輩、雫先輩」

 「私のことはすみれでいいのに」

 「私も雫でいいのに。遠慮はしなくていいぞ」

 「この拓也もそう呼ばせてもらってもいいですか?」

 「ダメだな」

 「ガ-ン」

 「拓也、エリカ行くぞ」

 

 写真部の部室を閉めて学校から出た。

 やはりまだ春なので夜の気温は少し寒かった。

 学校をでて15分ぐらいに拓也が、


 「俺んちこっちだからお別れだ」

 「あぁ。じゃあな」

 「拓也君気おつけて帰ってね」

 「ありがとうエリカさん。あと、良太忘れんなよ」

 「わかったからさっさといけよ」


 拓也は走っていったのですぐに背中が見えなくなっていた。

 エリカと一緒に並んだこと初めてだった。

 俺は少し緊張気味になっているときエリカが急に小さいけど一言だけ俺に話した。


 「私、こんな楽しいことは初めて」

 「え?」

 「なんでもない。私はこっちだからさよならだね」

 「あぁ。じゃあな」


 エリカの言葉がよく理解できないまま、家にたどり着いた。

 お袋に部活で遅くなったといったら大層喜んでいた。


 (ひでぇもんだな)


 俺は、風呂に入ったおかげで髪が少し湿っていたがそんなのお構いなしにベットに倒れこんだ。

 

 (今日は色々なことがありすぎて脳がついてげねぇや。)


 俺は、ずっと孤独だったのであんなに大勢で話すことはなかった。

 

 (また、明日か・・・)


 俺はそう思いながら深い眠りに付いた。




 


 




 


 



 

 すみません。明日続きを出す予定が今日になってしまいました。大変申しわけございません。

今回は生徒会副会長が出てきましたね。今度は男を出す予定になっていますが、いつ出すかはわかりません。楽しみに待ってくれたら嬉しいです。

誤字と脱字と直したほうがいいところやよかったところを書いてもらえると大変うれしいです。


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