神社の巫女さん
俺は朝5時に起き、急いでパジャマから動きやすい服装に着替えた。
毎日、朝5時から朝6時までの1時間走ることが日課となっている。
家から山の方にある神社まで走って、そこでお参りする事が俺のいつもの日課だ。
(よし。行くか。)
いつもの俺なら面倒くさいや、やりたくないとか言うがいつもの日課はそんなことは思わず逆にやる気が出てくる。
「はぁっはぁ。」
やはり朝に運動するといいなと思いながら走っているともう神社についてしまった。
「お参りもしてしまったし、まぁこの辺りで少し散策でもしてやろうかな。」
(毎日来てはいるが神社のまわりはあまり気にしてなかったから新鮮な感じがするなぁ。)
そんな事を思いながらまわっていると行きなり神社の方からギシギシと音がしてきた。
(誰かいるのか?)
そう思って音がしてきた方向に足を向けた。
音の発信源まで来ると突然ほうきを持った巫女さんが襲いかかってきた。
「あぶねぇ。なんだよいきなり。」
「怪しいもの、成敗する。」
「だからって振り回すな」
「うるさい。成敗す、あれ。」
そこら辺の石ころにつまずいて転びそうになっていっていた。
「しょうがねぇな。」
転びそうになっていたところを間一髪抱き止めることに成功した。
よく見ると長い黒髪の綺麗な女の子だった。
「大丈夫か?怪我してねーか?」
そういい。巫女さんにいったが。
「な、なにさわってるのよー!!」
「がふ!?」
(なんだこいつ助けてやったのにおもいっきりなぐりやがった)
「ったく。貴方誰よ。どうしてここにいるのよ。」
「答える必要なし!!」
「きぃー。チカンの癖にー。」
「チカンじゃねー。さっきは助けてやったのになんだその態度は。」
「ふーん。怪しいけどまぁいいか。て言うか貴方誰よ。」
「聞いたそっちから言えよ。」
「私は春本智香よ。」
「マジで自己紹介すんのかよ。・・・俺は鷺宮良太だ。」
「良太はなんでいるの?」
「早速名前かよ。毎日神社にお参りしてんだよ。てっきり誰もいねーかと思ったわ。」
「へぇー。私も結構前からこの時間にいるけど神社の裏に居たから気づかなかったかも。」
「そうなのか。あ、智香今何時だ?」
「うーん。今は7時30だね。」
「やべぇ。もう帰んなきゃ。それじゃあな。」
「うん。じゃーねー。」
「・・・あ、この時計1時間30分ずれていたっけ。まぁいいや。掃除しよーと。」
(昨日と引き続き今日も、朝っぱらから変なやつとあったなー。そんなこと考えないで、早く家に帰えらねーと。)
急いで家に帰った時の時間は6時15分だった。
「あいつー!!覚えてろよ!!」
朝早くから家で大声をあげている良太であった。
青空の下で青春を読んでいただきありがとうございます。よくわからないところや駄目なところがありましたら感想のところでお願いします。今回は前回より少し短めになってしまい申し訳ありませんでした。