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青空の下で青春を  作者: 中村竜野
1章 1年生編
15/16

文化祭~後編~

文化祭当日俺は、お化けをやっていた。お化け屋敷でお化けやるなんて普通だと思うが、何か悲しくなってくるな。


 「ばあ!」

 「きゃー!怖い!」


 結構リアルに出来ているお化け屋敷で評判だったりする。因みに拓也は、午後に担当なので今はどっかで遊んでいる事だろう。今は10時半で9時からやっているため1時間半も経っている事になる。正直疲れた。そういえば女子たちは受付や列をそろえる仕事に取り掛かっている。メイド姿で。確かに男子と女子の意見を組み合わせるとそうなってしまう。苦労するよな。

 俺は、そんなこんなで12時までやって、やっと休憩に入ることが許された。休憩室に居たのは、エリカだけだった。


 「よお、元気か?」


 俺は、突っ伏しているエリカに聞いた。明らかに疲れている様子だ。


 「そんなわけ無いでしょ!文化祭だってのにこんなに疲れる作業して嫌になってくるわよ」

 「そうだよな。俺も疲れた」


 俺は、そう言いエリカの前の席に座った。ここで寝ようか考えていた。


 「た、試しに文化祭一緒に回って見ない?」

 「はあ?俺とお前がか?どっちでも良いが」


 俺の返事にいきなり顔を上げて嬉しそうな顔で喜んでいた。何で俺なんかと一緒に回れてこんなに嬉しそうなんだ?と思いながら俺たちは教室から出て行った。

 俺たちは、文化祭でいろいろな物を見て回った。一番印象深かったのは、動物研究部で飼っている犬を触らせてくれると言うイベントだ。シェパード、ブルドック、チワワ、プードルなどたくさん居た。俺はそれ程好きではないが、エリカは犬が好きらしくずっと触っていたそうな顔に途中からなっていたので、実力行使で離させてもらった。

 その後は、何も食っていなかったので、イカ焼きや焼きそば、カレーすいとんなどを食べて見て凄くおいしかった。

 その後は、途中ですみれや雫、お化け屋敷の担当をほっぽり出してきた拓也も参戦してきた。

 そして夕方になって俺たちは文化祭の後片付けをしていた。拓也はサボった罰として一人で教室の掃除をしてもらった。その間に俺たちはお化け屋敷で使った小道具や看板やらを撤去作業に入っていた。

 それが一通り終わり、皆帰りだしてきたので、俺も帰ることにした。


 「良太、俺も良いか?」

 「あぁ、良いぞ」


 俺と拓也は二人で帰ることにした。


 「もう、1年の文化祭も終わったのか。早いな」

 「何を突然言ってんだよ」


 突然の事でビックリしたじゃねぇかと思った。確かにもう10月も過ぎてしまった。時間てのは早いと思う時もある。

 

 「いや、何か言ってみたくてな。来年もこんな面白い事が続けば良いな」

 「何、きっと続くだろう。まあ来年は体育祭だけどな」

 「はははっ!そうだな。俺こっちの道だからな。じゃあな」

 「ああ、じゃあな」


 俺たちは軽くあいさつをして別れた。拓也の言ったとおりこんな毎日が何時まで続くんだろうと思いながら家に帰るのであった。


 


 ここまで読んでいただきありがとうございます。

 並列でやっている『俺は異世界で軍師になる』の方もやっているのでそっちも見ていただけたら幸いです。

 感想と誤字、脱字などがありましたら報告してもらえる嬉しいです。

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